ステアリングギアボックス交換 その2

ようやくパワーステアリングフルードのエア抜きです。
電子技術マニュアルによると以下の手順でエア抜きを行うのだそうです。
１．リザーバタンクにコールド側のアッパーレベルから10〜15mmまでフルードを入れる
２．エンジンを始動し、ハンドルのロック トゥ ロックを2〜3回繰り返す。これをオイルレベルの変化がなくなるまで繰り返す。ロック トゥ ロックはいっぱいに切った状態で2〜3秒保持し、切り返しは素早く行う。
３．据え切りロックで5〜6秒保持する作業を2〜3秒間隔で3〜4回行う。
４．リザーバタンクに細かいエアがないことを確認し、ハンドルを操作した時に引っ掛かり、異常および振動がないことを確認する。
５．オイルレベルを点検する

とはいえ調べた限りではフルードがほぼ無い状態でエンジンをかけると最悪ポンプが壊れることもあるそうなので、とりあえずはエンジンをかけずにロック トゥ ロックを実施します。
コールドのマックスから10〜15mmなのでホットのマックスまで入れてみました。
エアを噛んでいると吹き返すこともあるそうなので、蓋を閉めてからエンジンをかけずにステアリングを左右に切ります。

2往復ほどするとこんなに減ってます。
私はこれを3回繰り返したらフルードが大幅に減ることはなくなりました。
が、一応4回目も実施してフルードが大幅に減らないことを確認しました。

今度はエンジンをかけてロックを5〜6秒保持する作業を3〜4回実施します。
3〜4回は目安で、気泡が出なくなるまで実施します。。
何度も回していると少し古いフルードがタンクの方に戻っていらっしゃいました。
そのうちポンプも換えるので、希釈法でできるだけ綺麗にしてやろうと思います。
と思っていたのですが、これ多分下側は壁があって少ないから色が薄く見えるだけみたいです。。

ホイールを取り付ける前にタイロッドの位置を確認したらビックリするくらい間違ってました。
ナニヤッテタンダ…
ぐりぐりと回して調整したらラックブーツが大変なことに…

わかりにくいですが、滑りやすいようにシリコングリスを塗ってやりました。
ブーツが引っかかるところがあるので抜けたりはしないと思いますが、時々確認しようと思います。

ホイールを規定トルクで締め付け。

ここでトー調整といきたいところですが、リビルドのステアリングギアボックスなのでコアを返却せねばなりません。
外れた状態なら力もかけやすかろうと再度炙って外すことにトライしてみました。

真っ赤になるまで炙っては少し回しを繰り返していましたが、あまりに進捗が悪すぎるので諦めました。。

某作業場に行ってディスクグラインダーでカット‼︎
表裏に切れ込みを入れてやります。

最後にネジ山がない部分をカットしたらあっさり外すことができました。
あと3山くらい回せたら外せてたっぽいですが、遠い3山でした。
ていうかこれだけの固着でビックリするくらい回らなくなるんですね。。

最後にとりあえずトー調整したら一旦完了です。