Withdrawal／関西への脱出路（みち）

現在もどこくらいの被害状況か，皆目見当もつかない
ほどの大規模災害となった東日本巨大地震。
まだ行方知れずの方も いらっしゃる中で，恐縮では
ありますが，福島県に赴任していた身内については
全員無事が確認されましたが，現地から陸路での
移動が困難ということで，定期航空路線のある関西
（伊丹）へ臨時便が飛ぶことになり，幸運にも席を
確保できたとの一報に，自身の予定を急遽変更し
長駆して出迎えに行くことを即時決定♪
早速，大阪へ向かいました・・・

【　本来なら，一番速いマシンで(^o^)  ブッ飛んでいきたかったのですが
　　205・ゴルフ共に事実上，自分専用になっているので，ドライバー交代が
　　難しいことや，避難してくる家族たちの荷物が結構あるとのことで
　　Payload の問題などなど・・・総合的に勘案して，今回はカローラアクシオに
　　その大役が回ってきました ♪　　】



【　中央道をひたすら南下していく途中，隊列をなして『災害派遣』を掲げた
　  主に中部方面隊隷下の第3師団（伊丹）・第10師団（名古屋）の車両を
　  道中で何度も目撃。この大惨事を前に，持ちうる兵站能力を十二分に
　　発揮して頂きたいものです。　ガンバレ！

　　・・・その一方，同じく南下していくクルマの中に，スペックC並みに
　　目立つ車両を発見。
　　車高が低く，平べったい上に鮮やかな黄色だけに，かなり後方から
　　視認することができました (^_^)



　　データにない機体だったので，後日調べてみたら・・・

　　　　Ferrari 458 Italia  と判明！

　　3000万円近くもするマシンを操るのは，どうも名古屋周辺のオーナーさん
　　のようですが，（無用に）燃料不足気味になっている関東だったら
　　すぐにタンクが空になり，走行不能になってしまいそうです(笑)

　　・・・まあ，それは余計なお世話ということで，先を急ぎました。　　】


【　途中，家族に運転を代わってもらい，その間はアイマスクを使ってしっかり仮眠♪
　　小1時間ほどでも疲労は軽減され，しかもクルマは100kmほど進んでいるため
　　こういう時はとても助かります。
　　パッと見た目は，何の変哲のない ありふれたクルマですが
　　実はハイスペックなマシンであることは，ちょっとした自慢です (^_-)-☆
　　　（ホント，レーダークルーズは こんな場面で役に立ちますネ。）

　　移動すること，数百キロ。ほとんどノンストップで（！）夕刻，車は伊丹空港へ
　　到着しました・・・　】


【　最近は関空を使う機会があったので，こうやって伊丹に来るのは久々。
　　昼過ぎに出発したこともあり，空港へ到着した頃は夕闇に包まれていました。　】



【　地方空港の中でも，あまり存在感のなかった（失礼！）福島空港。
　　今回は仙台空港・松島基地共に甚大な被災をしたこともあり
　　当面の間，空路の要になりそうな予感。

　　到着予定時刻は遅れましたが，無事に姿を見ることができて
　　一同安堵しました。遠路はるばる駆けつけた甲斐がありました。　】


ｔ
【　この段階で，まだ大阪をはじめ西日本では，東北・北関東の現状と比べると
　  実感に乏しいせいか，空港内の雰囲気はかなり和らいだもので驚きましたが
　  かつて大規模な被害に襲われた，神戸の新聞社が避難してきた人々に
　  声をかけていました。

　 ウチの義弟も，まだ小さい姪っ子を抱え，当面の避難生活に備え
　 抱えるほどの荷物を持って到着ロビーに現れたこともあるのか
　 到着早々に取材を受けておりました (^.^)　】



【　今回の”避難民”には，身内の他に 被災直後に身を寄せさせて頂いた方など
　 モロモロ合わせて10人以上にもなり，その中で体調を崩しかけている人間も
　 いたので，とりあえず自身の縁者がいる中国地方へその足で帰るという
　 子連れの妊婦さんを新大阪駅までエスコートした後で，義弟の実家のある
　 兵庫へ向けて，再度西へ向かいました。　】



【　気がつけば，夜も遅くなっており。昼食もままならない状態だったこともあり
　　かなり遅めの夕食を取り，当人たちは被災地から逃れてきた安堵感で
　　脱力と疲労感が出てきたことも考慮して，自分たちも宿舎へ直行することに。

　　この日，オドメーターは1日で700km近く移動したことを記録していました・・・　　】