それでも、桜は咲く。

ご無沙汰しております。

震災のあと、何度も、何度も、みなさんにメッセージを発信しようと思いましたが、
この管理画面に向かうと決まって身体が固まってしまい、それができずにいました。

自分自身は直接的な被害に遭っていないのに、編集者なのに、皆さんを元気づける文章のひとつも書けないなんて何やっているんだろう。心底情けなく、悔しくて仕方がありません。

今年は皆さんと直接語り合える何か──「高旧進車ファン感謝デー」のようなことをやりたい。
その輪を大切にしてVol.03号に繋げたい。
そういう思いを持ち、動き始めていた矢先にあの地震・津波が起きました。

日々放映されるショッキングな画像や文字を見て、
すごく落ち込み、そして体調が悪化しました。
実は今年に入ってから津波や大地震の夢を見るようになり、
激しい頭痛にも悩まされていました。
もちろん自分は預言者ではないし超能力などもありません。
偶然に見てしまった夢や体調のことを今回の地震と結びつけても仕方がありません。

自分にできることはひとつ。
高旧進車の輪を大切にして、みなさんに喜んで見てもらえる本を作ること。
それだけです。
体調もずいぶん良くなりつつあります。
いろいろアイデアも浮かぶようになってきました。

気がつけば東京の桜は満開です。
私ももう少しでフルパワー充電できそうです。
次号の発売は当初の予定より少し遅れてしまいますが、
遠からずお会いできることと思います。精一杯頑張ります。
大棚クンのY31グロリアもオートメッセの時からさらに進化しているそうなので、
その姿を見るのも楽しみです。

長らくのご無沙汰をお許し下さい。

高旧進車　木原