4月12日早朝、本格的な再起動となったss tomoさんに誘われ二泊三日の北陸の旅へ、エスのリフレッシュ後、最初のロングドライブに出掛けました。
いつもどおりセットした目覚まし時刻より早く起きて、これまたいつもどおりコンビニで暖気しながらの早朝のコーヒーとタバコでコンセントレーションを整えます。
この日は、夕方富山市内のホテルで合流する予定。
北関道・太田桐生ICから入線、高崎JCT~藤岡JCTで上信越道へ。
いつになく大型貨物車も少なく順調に走行。高速の単調な運転に「忍」の一文字でノンストップで
かっ飛ばしました。
午前4時過ぎ、予定どおり東部湯の丸ICを下りて、R143で松本へ。
真っ暗の中の峠越えは、局部的に路面凍結箇所もあり慎重な運転が続き、正直堪えましたワ。
午前5時過ぎ、松本IC直近のいつものコンビニでブレイク。やっと一息、ホッと出来ました。
エスにハイオク満タン給油済ませ、R158を梓湖からK26で奥木曽湖へ向かうべく
ルーフを開けエスにムチ入れました。
この日のルートは、奥木曽湖~御岳湖~自然湖~御岳高原・御岳スカイライン~濁川温泉~鈴蘭高原~高山~白川郷~富山・・・と目論んでおりました。
前日、季節外れの降雪があったので、事前に周辺の気温予想・降水確率・路面状況等調べまくり
リスクは無いこと確認していましが、陽射しも無く気温は上がらず・・・。
しかぁ~し、おっさんのハートは熱い!!
奈川渡ダム(ながわどダム)からは、黒く濡れた路面と路肩の雪がずっと続くK26へスイッチ。
ひゅんひゅん登って行きます。
奈川渡ダムを望みながら一服。静けさの中、聴こえるのは風の音だけ。
吹き抜ける風に震えながら暖房全開のエスのシートに再び滑り込みました。
時刻は午前6時過ぎ。平日にもかかわらず対向車が一向に来ない。
よく見りゃあ~これから越える境峠(標高1486.6m)も白く霞んでいる・・・っと一抹の不安もありましたが、ま♪行くべ♪と、再スタート。
しかし、10分も走らぬうち雪が降り始めます。それも、サラサラの粉雪が高密度で降って来た!!
すでに前方の峠は見えません。
雪の降る勢いはどんどん増してきます。ここはいったん奈川渡ダムまで引き返し、R158から安房トンネルで高山へ抜けるルートに変更します。
ダム付近ではまだ雪は降り始めておらず
こりゃあ~行けるかぁ!!??・・・っと、ここではそう思っていました。
しかし、トンネル抜け「前川渡」から先は雪!! 気温もいつの間にかマイナス表示。
中の湯IC~安房トンネル抜けた所で路面はシャーベット状の積雪。本降りの降雪‼
即座にギブアップ!! 松本へ下ることとしました。
午前7時過ぎ、白骨温泉入り口でブレイク。やっと一息。
さて、ここからどぉーすっかなぁ~と地図広げ試案、といっているうちにここにも雪が降り始めます。松本方面へ30km下り、K48で大町へ向かうこととします。
思わぬルート変更を強いられましたが、お天道様には敵いません‼
時刻は午前8時、昼頃には糸魚川付近・親不知辺りに進出し、夕方5時には富山のホテルに
チェックイン・・・と想定。
再度地図でルートを検討、マーカーペンマークし「北アルプス山麓、北に進路を取れ‼」とばかりに、K306山麓線~高瀬川を渡りK326槍ヶ岳線へターン。K45大町アルペンラインへと疾走します。
4月というのに周りの景色は冬。
人っ子ひとりいない初めての道を、耳元でうなる風の音と頭上を飛び越えていく冷たい空気に包まれて、「だぁ~あっ!!」と歓声挙げながらカッ飛んで行くおっさんドライバー‼
当然、立山黒部アルペンルートの長野県側の出発点・扇沢へは途中通行止めとなっていることは承知していました。
途中まで引き返しK326~高瀬ダム方面へターン。当然ここも、蔦温泉でストップ。
しかし、この日午前10時に通行止めが解除されたことを知り、残念無念‼
あと30分遅く着いていればこの先へ行けました。
深山のダムへ通じる道路ですから、路面も荒れており塩カルまみれ。大町ダムへ下ります。
高瀬川の両岸は切り立つ崖、その左岸に張り付くように旧道が見えます。
大町ダム・竜神湖
槍ヶ岳を水源とする高瀬川に作られた高さ107mの重力式コンクリートダムです。
この高瀬川、「信濃川水系の1級河川、この水系は源は埼玉山梨の県境にある甲武信ケ岳(2,483m)に発し、千曲川の名で佐久平を流下し、長野市で犀川と合流して、新潟県で信濃川と名を変えて日本海に注ぐ、流路延長367kmのわが国有数の大河川・・・」とありました。
正面奥の雲がかかったあたりに野口五郎岳が見えるのかな⁉
さて、時刻は午前10時前。
ここから妙高へ回ろうかとも考えましたが予定どおり糸魚川へ再スタート。
仁科三湖の湖畔をぐるぐるぴゅーと走り抜け、リエゾン区間のR148を素直に北上します。
すっかり暖かくなって、快適なクルージングが続き、白馬から先は姫川とJR大糸線と並んで走ります。
この地域は豪雪地帯、それも「豪雪地帯対策特別措置法により指定された豪雪地帯のうち、積雪の度が特に高く、自動車の交通が長期間途絶することなどから、住民の生活に著しい支障が生じている地域」として国が指定する「特別豪雪地域」。
ですから、克雪(こくせつ)事業として設置されたスノーシェルターが多く、トンネルよりも遙かに多くのスノーシェッドが、「洞門」の名前で連なる独特の光景が続きます。
昼前、上刈で姫川を渡りR8へ。
6年前の秋、走行距離が今の半分くらいの時以来の親不知。
春の景色の中を走ります。
正午、道の駅・親不知ピアパークで休憩。
朝からロクに飲み食いしていなかったもので腹ペコ!!
場内のお食事処・漁火で昼食~平日500円ランチ・カジキマグロ丼頂きました。 これが値段の割には超ぉ~旨かった!! 大盛りにしときゃあ~よかった!!
日本海の風に吹かれ、旨い海鮮食って、コーヒー飲んでタバコ吸って元気回復!! さて、次の目標ポイントは・・・宇奈月温泉へ行ってみようと定めます。
黒部へは以前から行ってみたいと、ずっと考えていました。
しかし、今日ではありません。
このまま、宇奈月ダムへ廻ってみることに。みどり色の湖面に赤い湖面橋
残念ながら橋を渡って「とちの湯」までの道はまたもや通行止め・・・
さて、時刻は午後2時過ぎ。ここから今夜の宿泊地の富山市街地まで50km。1時間半。
チェックインする前にドロドロのエスを洗車せねば、とボチボチ富山へ向かいます。
昼から400km飛ばしてやってきたロドスタ乗りのお二人と予定どおり合流。
地元の魚と酒で、富山の夜を楽しみました。
思わぬ雪で予定変更とはなりましたが、それでも走り回ること出来て満足な一日でした。
翌日は能登半島を廻ります。 ありがとうございました。
続く・・・