10連休も終わり令和元年。昭和生まれのオジやんが綴る、もうひと月経ってしまった能登半島TRGのレポ後編であります。
Sの画像はtomoさんから借りました(^_^;)
走ってきたK38・輪島浦上線と間垣の風景を後にして輪島~白米千枚田へ向かいます。
前後を行く2台のロドスタは、初夏のような空と左手に広がる日本海の美しい青い景色の中、海岸伝いの縁を走る急峻な高い崖がセリ出す高低差がある道を、ヒラヒラ走り抜けていく様のカッコよさ♪
あぁ~我エスが走る姿が見られぬのが残念‼
輪島市街地
正午に白米千枚田に到着。
「道の駅 千枚田ポケットパーク」で棚田米のおにぎり~全5種類の中から、
「いわのり」と「あごだしそば」を頂きました。
朝ご飯がまだ効いていましたので腹いっぱいになりました。
腹も満たし休養十分。
次のレグはR249を辿り珠洲市~K28・奥能登絶景街道~木ノ浦海域公園~狼煙漁港までの36km。
こん時は、仁江(にえ)海岸~奥能登塩田村をぴゅーっと通過。
実は、今回のブログアップで知りましたが、この「揚げ浜式製塩」の奥能登塩田村!!
江戸時代以前より続く製塩法~汲み揚げた海水を砂浜の「塩田」に何度もまき、太陽と風の力で蒸発させ、その塩がついた砂に海水を注ぎ、塩分濃度の高い水を作り、それを釜で炊いて水分を蒸発させて塩を作るという「揚げ浜式製塩」。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている能登の伝統文化で、白米千枚田などと共に「世界農業遺産」に認定されている・・・不覚にも知りませんでした‼
海水を撒いた砂を乾燥させた後、集めて入れる木製の箱~垂舟(たれふね)。
午前中の半島東内海沿岸とは対照的に、断崖迫る地形が続く外浦。
真昼のドライブは爽快そのものでしたが、日の出早朝や日没時はまた違った雰囲気でありましょう。
仮に、自宅から上信越道~北陸自動車道で高岡ICまで500km。羽咋(はくい)郡志賀町「ヤセの断崖」辺りから午前4時半に走り始めるとすれば、高岡ICからここまで90km。
途中写真撮りながらで・・・2時間で午前6時半。トータル7時間・・・となりゃあ~家出るのが前の日の夜11時‼??
でも、まぁ、行って行けねぇ~こたぁ~ナイな!!(爆)
閑話休題。
午後1時。木ノ浦海域公園到着。
「海域公園」初めて聞く言葉です。国立公園,国定公園内に設けられる特別な海域。指定条件は,潮流や波が穏やかで,海岸線や海中の眺めに変化があり,海洋動植物の種類と数も多く,海水の透明度が高くて,汚染のおそれが少ないことなど・・・従来の名称は海中公園とな。
因みに、ここは能登半島国定公園内の海域公園という位置づけでした。
確かに、海の透明度は抜群‼
そして、ここには地元で有名な「二三味珈琲」が2016年春に開設した「Cafe Cove」がある・・・ということで、一度行ってみたかったトコロ。しかし、この時はまだ今季オープン前でした・・・残念‼
Cafe画像は借り物です。
さて、陽はまだ高いものの、ぼちぼち最終レグ~
今夜の宿泊地~金沢までの150km~へ走り出します。
狼煙漁港を廻り
K28・奥能登絶景道路~K287・粟津正院線へ、海沿いのルートを走り続けます。
珠洲市街地からR249へ。そして珠洲広域農道へとターン。
tomoさんから先頭を譲り受け、さらには「道の駅・桜峠までの30km、単独先行どうぞ♡」とのお言葉を頂き、小躍りしながらイカせてもらいました。
全線、白いセンターラインの2車線道路。アップダウン中高速コーナーで構成された超快速セクション‼
先行車、後続車の気配一切なしのロードコースか??っちゅう感じでエスにムチ入ります。
次々と現れるアップダウンとコーナーの連続を
スパッ‼スパッ‼とクリアーしていく我愛車エスは絶好調‼
直前に施したリフレッシュの効果で何時にも増して軽やかな身のこなしの挙動を実感しながらの快速走行♪
ここまで辿ってきた時間と距離を忘れ、ひたすら目の前の道を、四肢五体でステアリングにシフトレバーと、クラッチ・ブレーキ・アクセルの3ペダルを屈指してエスを操る喜び‼
この快感は、五感を通じて全身で感じるもの。
クルマ任せにせず、自分自身の全身機能をフルに活用してこそ得られること。
瞬間瞬間に見て、聞いて、感じる状況の変化に適応すべく、己の判断を微妙なコントロールによってクルマに伝え、その反応を感じることこそがそれだっ‼
うひょ~っと歓声あげずにはいられませんでした。
幾つまでこうしてクラッチ踏みながら、硬い足回りの車に乗って走り回っていられるか!!??・・・死ぬまでさっ!!!
やっぱり、走れるうちに走らにゃあ
残り100kmは、「のと里山海道」を、今日の終わりの余韻に浸りながらの
まったりゆらりクルージング。
予定通り、夕刻にはホテルにチェックイン‼
能登TRGのシメ~金沢の夜は、tomoさんアデンドのこの店。
地元の旨い肴と酒で、相も変わらず楽しいひと時。
独りよがりでありますが・・・
クルマを通じて出逢った大人になってからの友人は、子供の頃の幼馴染や学生時代の友人とは違う良さがあると思います。
今まで違う環境の中で暮らしてきたライフスタイル、価値観が出来上がった大人でありながら、ただ一点、クルマ好き・走り好きで知り合った者同士ですから、波長が合わなければ付き合えないと思います。
こうして傍目では何の話や? みたいな単語を飛び交せ、互いのこだわりを披露させながら感心したり、呆れたり、激しく同意したりとクルマ談義が続く至福のひとときでありました。
今回の2泊3日の旅で走った距離は1450km。給油4回。
歳相応に・・・なんて考えちゃいません。
自分なりの充実した人生は、ガソリンや高速代、大人の事情をチョットだけ無視してでも手に入れるべきものじゃない⁉ なんて思いながら日常へ帰る道でありました。
駄文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました。