埼玉に来てからでずっと行きたかった、鉄道博物館に行ってきました~!
最後の最後にやっと行けたよ! 夏休み前だけどそんなに混んでもいなくて、
割とじっくりゆっくり見れました。
ではレポートします♪
■鉄道博物館
最初に出迎えてくれたのが、クラシカルなボディを魅せる「富士」。
米原や下関へ行く特別急行。
この車両の特筆ポイントは、客室の豪華さ。
まるでどこかのお屋敷のようなインテリアなの。
1等客室というのかな、貴族くらいの立場の人たちが乗る車両なんだろうね。
パーティでも出来そうな広さだもの。
この時代の身分制度みたいなものを垣間見ることが出来るよね。一般人は入れない、みたいな。
入ってみたかったけど、残念ながら見るだけでした。
これは今で言う「新橋」の看板。
ご存知の方も多いと思いますが、日本初の鉄道が開通したときに、この駅が起点となった
のです。
実際は現在の「汐留」が当時の「新橋」駅であり、「烏森」駅というのが現在の「新橋」駅の場所に
なったようですが。
汐留&新橋に勤めていた時期があるので、ちょっと地元話みたいで嬉しいかったりする(笑)
続いて蒸気機関車。カッコイイね~☆
デザインもさることながら、ずっしりとした存在感と歴史を感じます。
まだ一度も動いているSLに乗ったことはないけど、静岡の大井川鉄道には
未だに蒸気機関車が走行しているんだって。
静岡に行ったら、絶対に乗りに行こうっと!
お次は、「弁慶号」と呼ばれている列車。
これね、北海道を開拓するために設立された官庁「開拓使」用に、アメリカから輸入されたもの
なんだって。
雪を避けながら走行できるように、前に雪避けが付いています。
ちなみに「義経号」というのもあって、北海道のどこかにあるとか。
「弁慶」と「義経」が列車の名前になっているなんて知らなかったな。
左は特急「とき」。聞いた話によると、特急は必ずクリーム色と赤色のツートンなんだって。
「とき」の奥にある列車もそうでしょ?これは鉄道が発達する前から最初に決まっていた
色の意味だったそうな。
右は寝台特急「あさかぜ」。世に言う「ブルートレイン」ですね。
子供の頃、弟がプラレールで部屋全部を使って走らせていたのを覚えてます。
だから最初に知った列車が「ブルートレイン」だったの(笑)
列車の中は、2段ベッドのタイプと3段ベッドのタイプとあります。
が、正直なところ、ここで眠るのは私にはちょっと難しいだろうな。
高い位置のベッドは怖いもん。
カシオペアだったら乗ってみたかったけどね☆
ここでウンチク。
よく電車の車体で「モハ」「キハ」「クモハ」という語句を見るけど、これは何なのか。
「モ」はモーター付き、「キ」は「気動車(エンジン)」付き。「ク」は運転台が付いている車両。
「ハ」は客室の等級を表していて、「イ」→1等客室 「ロ」→2等客室 「ハ」→3等客室。
1等客室は戦争で日本が敗れてから廃止させられ、2等客室は今で言うグリーン車。
3等客室は一般的な普通車を言います。
だから、「モハ」はモーター付きの普通車、「キハ」は気動車付き普通車、
「クモハ」は運転台付き・モーター付きの普通車という訳です。
さてさて。
これは0系新幹線。ちょうど記念展示をしていたの。
う~ん、他の電車と違って可愛い顔してるよね~♪
こだまとひかりが開通したとき、きっと彼は得意気だったでしょうね。
当時の写真や記録ビデオが設置してあったけど、そのときの賑わいは
相当なものだったみたい。
だって新幹線は日本の英知の結晶、夢の乗り物だったんでしょう♪
富士山とその前を疾走する新幹線のショットって日本らしくて素敵だよね☆
お昼は駅弁!
ちゃんと売ってるんだよ、駅弁が(笑)
それでね、ランチ用列車があって、その中で食べられるの。
まるで旅行へ行くみたいでしょ?(笑)
食べたのは牛肉弁当。さすがに冷えてるけど、窓から見える景色は雲一つない青空。
そんな空と町を見ながら食べる駅弁は格別。 旅行気分満喫で美味しい~♪
・・・まあ、いくら時間が経っても景色が動かないのがちょっと切ないけど(笑)
ご飯を食べたあとは、庭にある遊具を見に行ってみました。
そこには、我らが京浜東北線のジャングルジムが! 大宮行きなんだね(笑)
他にも子供向けの遊具が。全部列車で出来ております!
でもね。連日の猛暑のため、やけどする恐れがあるようで使用禁止。立ち入りも禁止。
可哀想ね、せっかくあるのに。もっと涼しくなるまでは無理だろうな。
最後は、ジオラマ。
目の前に広がる仮想空間。
ここを舞台にして電車達の1日が始まるの。
新幹線の始発は朝6時。ここから最初の列車が発車し、つぎつぎと駅を発って地方へ向かいます。
昼が過ぎて夜が来ると、出て行った列車達が中央駅に戻ってきて、ひとときの急速。
その間に線路や車両のメンテナンスをしてるんだって。
子供達が真剣に見ていたけど、大人が見てたって面白いよ~。
こうやってたくさんの列車を見ていたら、とてもノスタルジックなロマンを感じました。
私は車好きだけど、列車はそんなに興味がなかったの。
今回の鉄道博物館も、埼玉の観光名所だから行ってみたかったというぐらいだったんだけど。
考え方が変わりました。
車には車の魅力があるけど、列車には列車の魅力があるよね。
人々の生活に根付いていて、たくさんの人と荷物と夢を運んでいるんだ。
遠くに行く列車も近くを走る列車も、それぞれが重要な役割を果たしていて、歴史がある。
戦後の日本の発展を大きく支えてきたんだもんね。
夏休みは混むと思いますが、ぜひ一度足を運ばれると面白いと思います☆
・・・さ、今日は荷造り頑張るぞっと!(笑)