東京大 安田講堂

只今東大の安田講堂が大規模改修工事中です。










実は現在、自分も応援ではありますが、自分も携わっております。


安田講堂といえば、一応歴史的建造物といわれ、学生運動や三島由紀夫等数々の歴史の舞台となった建物。






ある意味、平成の大改修ですかね。

外壁の補修、内部に関してはオリジナルを活かして新しい建材を使用です。

と言いましても基本も造りが古く
特に階段は段が低くて登り辛く狭くで改めて1世紀近く古い建物だと思いました。









自分の仕事は外壁工事。


仕事の合間ではありますが、写真を(^^;;

「仕事しろよ！」





目の前に時計台が。





真っ正面に時計台。




遠くで見ていても結構大きいですが、実際は約2M位ですか。


時計台の辺りは建物の7階に当たります。




時計台のさらにてっぺん、屋上部分はこんな感じ。





写真では見辛いと思いますが、このてっぺん、凄い手間暇掛けています。

いびつに湾曲したR部分にタイルを貼っています。

今時の造りでは絶対あり得ません。

何故？

それはお金と時間が物凄ーーーーーーく掛かるからで
今時の建物の様にあっという間に出来上がるのとは訳が違います！


当時の職人は素晴らしい技術を持っていたのですね！



といってもタイルの貼り方はそんなに上手くはなかったですが…



この平成の大規模改修、今年いっぱいまで掛かるそう。

足場がバレれば(解体されれば)次に時計台や、この素晴らしい湾曲した外壁を目の前で見ることが出来るのは
きっと数十年後でありましょうか。


この歴史的瞬間に立ち会えたこと、工事に携えられた事に誇りに思います。
と言いますか、どの建物も後世に残る、地図に残る仕事ですから今までの仕事も誇りに思うんですけどね(^^;;




来年には足場がバレれた後の勇姿を是非ご覧下さいませ^o^