5.5Lツインターボ。
585馬力。
最大トルク81.6kgm/1750-5000rpm。
33:67のトルク配分の4輪駆動。
0-100km/h加速3.6秒。
ちなみに、RS6は3.9秒。
パナメーラターボSが3.8秒。
AMGの最高峰、SLS AMGファイナルエディションが3.7秒。
下剋上も甚だしい。
ということで、E63AMG S 4MATICです。
下の写真見れば分かりますが、ガッツリイカせて頂きました。
いや、とんでもない。
これが、3秒台の世界。
R35や458も乗ったことがあるが、試乗程度。正直、全然本領発揮できてない。こんなに凄いんだ。
M3やボクスターがフツーに思える。
それでいて、圧倒的なボディ剛性で全然怖くない。
怖くないことが怖い。
このAMGのSと通常のAMGの一番の違いはLSDがあるかないか。
これのおかげかどうかわかりませんが、コーナーもとにかく速い。とても、2010kgある車体と思えない。ただ、ロールはそれなりにするので、気持ちよくはない。それでも、ステアリングを切ると、切った分だけ曲がるのが気持ち悪い。ロールしてるのに、アンダーが少ない。うひゃー。
ブレーキはオプションのカーボンセラミック。
フロント6ピストン、リヤ4ピストンなんだが、フロントローターはなんとSLSと同じ402mmの超大径。
上の写真見ても、19インチホイールにパツパツ。リヤは360mm。通常のAMGブレーキより全体で20kg軽くなります。ちなみにタイヤはフロントが255/35R19、リヤは285/30R19。30偏平が純正タイヤって初めて見たぞ。
当然、ガッツリ効きます。本気で踏んだらムチ打ちになりそう。
が、初期制動が強すぎて、コントロールしずらい。同じブレンボなのにポルシェのセラミックブレーキと味付けが全然違う。私はポルシェみたいに、奥でコントロールする特性の方が好きです。ただ、AMGのセラミックも低温時でも初期からしっかり効くのは良い。しかも、オプション価格100万とポルシェより良心的(なのか?)。
一番の欠点はミッション。
AMGスピードシフトMCT。ようはATなんだが、トルクコンバーターを無くして、代わりに湿式多板クラッチを押し込んでいる。が、変速ショックはあいからず大きいし、4→2と2段落としをするような場合、落ちてくれない。何とももどかしいミッションである。ギクシャクはしないが、もう少しポンポン変速できないものか。
乗り心地はあいかわらず素晴らしい。脚は可変式なので、コンフォートなら首都高の段差も気にならず。固くするとそれなりにコツコツしますが、それでも、M3並み。でも、マイナー前のE63の方が乗り心地はフラットライドだったような気がする。少し固くなりました。
全長4900mm、全幅1870mmあるのですが、最少回転半径が5.2mなのでとても運転しやすい。また、リヤサイドのガラス面積が大きく、車線変更や合流も楽。
又、この車にはもう一つのEクラスの目玉オプション、サウンドスイートも装着。
ソニックデザインが実車に1台1台、セッティング。個人的には車の中であまりイイ音は追及してもしょうがないと思ってますが、とんでもない透明感のある音を繰り出します。
スピーカー数は6個しかない。オーディオ好きの方ならご存知かと思いますが、スピーカー数が多いから音が広がるわけではない。それを実証しているようなシステムですね。お値段はとんでもないですが。詳細は
コチラ。
やっぱり、ベンツはこういう車を作らせたら本当に凄い。なんだかんだ、世界一だと思います。問題はあいかわらずセダン系の4MATICは左ハンドルしか設定が無いということである。A45の4MATICとは違うからのー。
しかし、この車で体感した圧倒的パワー。
今まではボクスターSぐらいのパワーが自分としては一番気持ちよく、あまりハイパワーの車は興味はあっても、買おうとは思ってませんでした。しかし、手の内の余りあるパワーをこれほど安全に楽しめるのなら、これはこれで有りだなと。
ということで、今日はウラカン情報をゲットしに。
エンジンボンネットのガラスがオプションって初めて知った。ちなみに、63万のお代。
ガルウイングじゃないのがイイ。
しかも、右ハンドル設定あり。
458よりオプションが全然安い。
メタリックカラーならオプション料かからない。ポルシェより良心的だ。
でも、マットカラーは126万のオプションかー。
いやーいい夢見たー。
最近、狂ってるな・・・今年は大厄、気を付けよう。
Posted at 2014/01/20 00:35:32 |
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試乗 | クルマ