電子制御の男

我が家のバイクの方のメインマシンである’92TZR250RS。
ヤフオクで購入したときから始動不良でキックを十数回繰り返して
疲れて休憩を4セット位やって初めて初爆が来て更に10回くらいキックして
やっとエンジン始動…した後は全く無問題(^^;)

この症状から最初に疑ったのは燃料コック!!



YAMAHAの燃料コックは負圧コック。
ガソリンが入っている状態だとコックレバーはオンの位置に。
ガソリン残量が少なくなるとリザーブの位置にします。
昔のバイクだとオフっていうコックレバーの位置が有りましたね(古)

83年頃からYAMAHAではオフ位置が無くなってクランクケースに負圧が生じたら
燃料コック内の燃料通路を塞いでいるダイアフラムが開いて燃料が流れます。

このシステムだと暫くエンジンを掛けていない状態だと
キャブのミキシングチャンバ内にガソリンを送り込むために
かなりキックをし続ける必要が出てきます。
それを防ぐために有るのがプライマリー位置。
コックレバーをこの位置にするとダイアフラムがキャンセルされて
キャブのミキシングチャンバ内に燃料が流れます。


という事から燃料コックを疑って部品を手配。
症状から考えるとキャブのミキシングチャンバにガソリンが溜まって無くて
キックをする度に徐々にガソリンが送られてやっと始動してると思ってた。

ガソリンタンク内の劣化したガソリンを出そうとダメ元でコックレバーを
プライマリー位置にしたらじゃんじゃん出る腐ったガソリン(^^;)

1991年、TZR250Rの試乗会に行った時の事を思い出してみるも
エンストからの再始動に苦労した記憶が無い…


ここで立ち止まって検索エンジン様にすがって
【TZR250R 始動不良】で検索してみるも結果は芳しくない。

色々やっているウチにTZR250RじゃなくてTZR250で検索すると出るわ出るわ♪
ひとつ前のモデル後方排気のTZR250(3MA)から採用された
キャブのソレノイドバルブにまつわる始動不良(笑)

慌ててサービスマニュアルを見てみるも始動不良に関するトラブルシューティングには
ソレノイドバルブの記述はナッシング!!
しかし作動範囲の記述は有りました。


低速側のエアジェットが塞がれていて…いや違う。
コンペンセーターがまともに動いてなくて偶々作動した時にエンジン始動してたのか((T_T))

これだから最近の電子制御の乗り物は嫌なんだよなぁ…