フロントバンパー飛び石傷補修

なにかと失敗しやすいタッチアップペンによる補修ですが、クオリティーをより上げられるような考え方でチャレンジしてみました。

まず、この写真はフロントバンパーに受けた飛び石傷です。
既に下地処理が終わっている状態ですが、飛び石が当たって凹んでいる部分がよく分かります。
実際に当たっていない部分まで塗装が剥がれている感じですが、これはひびが入っていたらしく、傷部分を爪でゴリゴリやったことでさらに塗装が剥げてしまったみたいorz

このアウトバックのパールホワイトの場合、カラーベースとマイカベースの2つが必要になります。

以降の作業内容は、関連情報URLの情報を参考にしながらトライしました。

先にカラーベースを1回、その後マイカベースを数回塗っていきます。
傷の端部を爪楊枝で埋めるように塗って乾燥させたら、今度は真ん中部分を綿棒で突っつくように塗っていきました。
このほうが薄く綺麗に塗れるようです。

なお、凹んだ部分はマイカベースを数回塗れる深さがありましたが、凹みじゃない部分は単に塗装が剥がれただけなので厚塗りが難しく、仕方なくカラーベースのみの塗布1回としました。

十分乾燥させたら、いよいよ磨き上げ。
まずは粗磨きということで、サンドペーパーは2000番台の耐水のものを使って粗磨きしていきますが、あえて水はつけずにやっていきます。

つまり空磨きで少しずつ擦っていく感じですが、水研ぎにしなかったのは水をつけることで、研磨力が強くなる傾向があるため。

粗磨き途中で裏地が見えてきた場合はもう一度、爪楊枝で突っつくようにカラーベースを塗ります。

もう一度2000番台のサンドペーパーで空磨きして、塗装面をならします。

ポリッシャーを使って最終的な磨き上げ作業を行います。

ポリッシャーを使うことで磨きに熱が入り、タッチアップペンの塗料を周りに溶かして同化させられるため。

粗磨きによってくすんでしまった塗装は、極細のコンパウンドを使って磨きあげることでくすみがとれます。

そして完成。

完全に元に戻せたわけではないものの、目立たなくさせるようなできあがりとしては十分な出来映えと思います。