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ダックスが来てから2ヶ月弱、数回ツーリングへ行きました。最初は友人のハンターカブ、タイカブと富士山周辺をツーリング。バイクで登れる３箇所の五合目を全て登ったのですが、これがとんでもなく楽しかった。バイクは遅い。登らない。4速ミッションだけど、須走口五合目への登りなんて勾配がきつくて1速まで落ちるシーンすらある。そうなるとミニバンとか軽にすら抜かれます。失速すると回復するのが大変なので、コーナリングだけは頑張る。でもその速度で全伏せで全開バトルをしながら・・・高校生か！みたいな、そんなツーリング。下道だけで400kmほど走ったので早朝に出て帰ったのは夜だったし、とても疲れたけど実に楽しかったです。



そして先日は久しぶりに妻と2台でツーリング。ADV150を手放してしまったので（そしてADV160の納車がまだなので）、モンキーをレンタル。さらにハイエースもレンタルして2台を積み、妻の実家へ。そこからバイクを降ろして2台でのんびりと里山の紅葉を眺めながら半日ほどツーリングをしました。



普段のツーリングでは寄らないようなちょっとしたスポットに寄ってみたり、古民家カフェでお茶したり。これこそお散歩ツーリング。



普段のかっ飛び超長距離ツーリングとは真逆の癒し的なツーリングで、妻と2人で楽しめたというのもあってこれはこれで本当に良かった。そしてホンダの125のエンジンがまた良い。ブルルル〜、という音は完全に新聞配達なんですがｗ、案外トルク型で良く粘り、振動や音がとても少ない。なのでとても穏やかな気持ちで楽しく走れるのです。うちのダックスも良いのですが、レンタルしたモンキーも実に良かった。

原付２種は高速道路やほとんどの有料道路に乗れないので遠出をするのはとても大変。特に都内やその周辺からだと気持ち良いところまで行くこと自体がもう苦行ですｗ。しかし一旦郊外まで出てしまえば実に楽しい。動力性能はもちろん大したことないけど、平地や下りならファミリーカーより速いくらいには全然走れるし、何しろ小さく軽いことで気軽に停まって景色を見たり脇道に逸れてみたり、Uターンしたり・・・とにかく気軽です。そしてそもそもこの小さく遅い乗り物を走らせるライディングプレジャーがある。この楽しさというのはクルマで一番近いのはMTの軽トラですね。あれも仕事で乗るのでなければ思わず笑顔になる楽しさがあると思うんですが、同じ感じがあります。昔ツインリンクもてぎでインディカーレースが行われていた時、オーバルトラックからパドックまで少し距離があるので移動用（マシンの牽引）などに主催者側が近隣から軽トラを借りてチームに用意していました。それをアメリカ人のメカ達が大喜びで楽しんで乗っていました。


＜懐かしい写真・・・良くこんなの撮ってたなｗ＞

中にはこれを譲ってくれ、とかCARTマシンのホイールセットと交換してくれ、とかもあったみたいですｗ。軽トラにも原付２種にもそういう乗り物としての根源的な楽しさがあります。今はアメリカで軽トラがカルト的な人気があるらしいですが、そういうことなんだと思います。まぁこういう根源的な楽しさの話は昔からあって、だからこそ日本では軽トラのレースなんかもあるわけなんですが、そういうことまで原付２種のツーリングであらためて感じたな、と。

もっと郊外に住んでいたらなぁ〜・・・（そこで仕事が出来ればなぁ）