車SNSのブログで「クルマネタ」やるのが久々っていう(笑)
先日お披露目したエッセですが、早いもので手元に来てから
1ヶ月が経ちました。
とりあえず車内外の清掃や、「お下がり」パーツの移植等々の
「第一次工事」がひとまず完了しただけでなく、ここに来てようやく「養育費」の目処も立ちました。
実を言うと、エッセの購入前からリサーチがてら、みんカラの先輩エッセ乗り諸氏の「整備手帳」とか「パーツレビューを拝見しまして、かなり参考にさせていただいてます。
と同時に、
物欲が止めどなく溢れてますがw
そこで、この一ヶ月の間共にしてきた中で気づいたことを、あれこれ書いてみます。
まずは、車体関係。
おそらくですが、この車に使われてる鋼板って、
随分と薄いのかなって気がしてます。
これまでトレードオフの関係であった「重量と剛性」の関係が、高張力鋼板の使用とか工法の工夫等々により、高い剛性や安全性を確保しつつ軽い車体が作れるようになりました。
人間がダイエットすると、体が軽くなったことで動きやすくなったり、食事量も少なく抑えられるわけですが、これと同じで、軽いほどクルマの運動性能や燃費に影響を及ぼすのが車重。
最近の軽自動車だと、軒並みコンパクトカーと見紛うぐらいの車体重量(大体1t前後)だったりするのが、うちのエッセだと、車検証上での車両重量が
700Kgと、かなり軽量に作られてます。
ただ、軽く作られてる分、
割を食ってるのがパネル類に使われてる鋼板の厚みではないかと。
その影響なのか、実際、ドアを閉めた時や、それこそドア解錠の際に、キーシリンダーに鍵を差し込んだ時点で、
鉄板のはねる音が結構響きますし、
パネルが震えるのを目視で確認できたりしてますね。
「パネルの音」は、初めて買った軽自動車であるミラバン(L710V)を所有して以降、軽自動車に乗るたび気にはなっていたんですが、
軽自動車だし、こんなもんでしょ
と思っていたんですけど、エッセの場合、
鉄板の跳ねる音が車体全体に響くんですね。
音に関して付け加えると、所謂「遮音・制音材」の類が結構省かれているようで、走行中、結構
色んな「音」が入ってきます。
エンジン音はもとより、タイヤのパタンノイズとか、雨なんて降ってこようものならたちどころにわかる上に、
雨量の増減もわかるぐらい(笑)
尤も、余り静かすぎるってのもアレですし、「静けさ」を軽自動車には求めてません(笑)
それに、降雨時の音が気になるなんて言ってたら、
とか、
辺りに乗ってる方に
といわれそうな気がして怖い(^^ゞ
ただ、エッセ乗りの方で、
ドアやルーフパネルをデッドニングしたり、
吸音材を仕込む方が多いようなのも頷けますな。
それに、うちのエッセが最下級グレードの「ECO」であり、ガラスが所謂「素ガラス」って事もあるんですが、この時期、日当たりの良いところや炎天下に車を置いておくと、エアコンが効き始めるまで
車内が暑い暑い(^^;
あと、結構
錆が目立ちます。現にうちのエッセも、
左右のフロントフェンダーと同ドアに見事に発生していますし、画像にはないのですがボンネットにも数カ所発錆を確認済み。
加えて、前のオーナーが購入時、下回りとタイヤハウス内にノックスドールを吹いたようですが、10年も経つと下回りに吹いた分が飛び石等ではがれてしまったのか、結構な勢いで錆が発生していますし、フロントのディスクローターも錆でパッドの当たり面が狭くなりつつあります。
幸い、DIYレベルでの対応がやっかいで、むしろプロにお願いした方が早い
リアクォーターやサイドシルなどは無事ですし、
パーツ単位で交換すれば元通りになるところばかり。
幸い、
新品・中古部品も思っていたより安いのはありがたい限りです。
それに、寒冷地在住のユーザーにとって、融雪剤の影響による錆なんてのは出て当たり前。
個人的な印象ですが、軽自動車の錆に関しては、まだ自社生産していた頃のスバル車がダントツに錆びない以外は、どこのメーカーも似たり寄ったり。
その中にあって、ダイハツはナンボかマシってレベルです(^^;
まずは、車検に関係してくるブレーキから手を入れていき、デットニング関係は錆びたパネル類を取り替えてからぼちぼちかかるつもりですから、下手すると来春ですかねぇ。
機構関係ですが、目下、油脂類をはじめとする消耗品の交換から手をつけようと思ってますが、中でもハイゼットカーゴの時に体験した、
・IGコイル不良(1本死亡)伴う失火
・サーモスタット不良(開かなかった)によるオーバーヒート
に関しては、ある程度しっかり手を入れたいと考えてます。
具体的には、IGコイルとプラグを全交換し、水回りに関しても、今のところ正常稼働してますがサーモスタットとホース類を取り替えた上で、クーラントを交換しようかと。
加えて、「くせ者」らしいウォータポンプと、ラジエーターも変えれば万全ですかね。
あと、最近の車の例に漏れず、エッセも水温計が付いてないんで追加したいところ。
これがあれば、オーバーヒートの前兆がつかみやすいですし。
それに、KF-VEって、エンジンオイルの粘度が「0W-20」ですが、軽自動車ってどうしてもエンジンを回しがちになってしまう事を考えると、もう少し固めのオイルにした方がいいのかな、とも。
むろん、エンジンをぶっ壊さないためにも、タコメータは追加します。
このほか、足回りにも手を入れていきたいですね。
現状だと結構柔らかめのセッティングですが、
余りガチガチにしちゃうとつまらなくなりそうな気がしてるんで、
ある程度ロールとストロークさせる事を意識した足作りが出来ればベストかな、と。
このブログでも以前書いた記憶がありますが、私にとってエッセはかなり気になる存在でした。
今時の軽自動車にしては
潔いぐらいにシンプルな造形・デザインに、
様々な安全性を確保した上で軽く作られた車体にくみ合わされるのが
、(発売当初としては)同クラスではハイパワーなエンジン。
んで、実際に乗ってみたり、触っていく過程で感じたのは、
車体の軽さから来る身のこなしの良さとか、
シンプルで手を出しやすい構造。
確かに、今時
鉄板剥き出しな内装なんて、それこそ以前所有していたミラバンやサンバー、ハイゼットカーゴのような商用車ばかりで、いくら軽自動車とは言え乗用車登録としてはあり得ないぐらいの「貧素」さ。
「軽乗用車」も総額で240万と、ほぼコンパクトクラスに匹敵する価格の車が馬鹿売れしていているという昨今、所謂「登録車」から乗り換えたとしたら、間違いなく「貧乏くさい」ととらえられても仕方ない部分はあります。
だけど、
余計な物が付いてない分軽量に作れて、かつ、
ユーザーサイドで手を加える余地が有り余るほどある。
しかも、
アフターパーツは豊富に揃っていて選択肢が多い上に、
割安感がある。
そう考えたとき、なんか聞いたこと、感じた事があるな、と思っていたら、この車に行き着きました。
ご存じ
AE86です。
AE86にしても、構造はシンプルでDIYでもなんとかなっちゃう位に手を出しやすいですし、パーツ類が豊富にあって、ユーザー好みの仕様に作りやすいってのが人気の秘訣。
そりゃま、細かい部分を見ていけば違いはごまんとありますし、私自身AE86を所有したことがなければ、弟に乗せてたのもAE92前期だったり、抑もエッセを手に入れてからまだ日が浅い事もあり、たぶん、今後養っていく中で「しっぺ返し」や「どんでん返し」がある可能性は否定できませんが、
クルマ作りと走りの楽しみの両立
って部分において、共通項がたくさんあるような気がしてます。
この車を買う前、たぶん、このクルマって「素材としての魅力」にあふれているんではないか、と考えていたんですが、どうもその考え方は
間違っていなかったようです。