![祖母 祖母](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/023/973/431/23973431/p1m.jpg?ct=d81228ea8ec8)
突然、夕方に祖母から電話。(祖母といっても実祖父の妹なんですが)
とても珍しいことなので何かあったのかと不安に思った。
電話にでると今にも泣きそうな声でしゃべりだした。
私の名前を呼ぶなり、
「元気か?」
と祖母。
「元気やで!どないしたん?」
と聞くと
「もぅ私アカンねん。。。」
とても悲しそうな声で祖母は答えた。
いろいろと話を聞くと、夜もあまり眠れていないようで自分が何をしたらよいのか混乱しているとのことだった。
30年以上、うどん屋をきりもりしてきた祖母だが諸事情で最近閉店することにして今は施設に入る準備をしているので何もすることがなく家に一人でいると精神的にもつらいらしい。
長年、始発の電車でお店に行き、一人でダシ作りなどの仕込みを全てやってひと段落つくと祖父(実兄)とお店を空ける。
しかしこのところ、すぐにさっきやったばかりのことを忘れてしまって、祖父に怒られてばかりなのだそうだ。自分が店に行った時は確かにそういう感じではあったが祖父に話を聞くと普段かなり我慢をしているとのこと。
しかし痴呆がすすんだ祖母には、被害妄想や自分を責める精神状態が四六時中グルグルと頭をかけめぐり自分の平静を保つのもやっとのようだった。
閉店が決まってからもお店に通って仕込みをしたりしているので祖父も仕方なくお店を空けている状態。
過去何度も雑誌に載ったりしているお店だが、お店を維持していけるような売り上げはもうない。
親族である自分としても何とかしてあげたい気持ちはあるけど何がお互いにとって、また家族にとってベストな選択なのかを考えた上での施設入居という苦渋の選択をした。
いくら近しい間柄であっても冷たいと言われるかもしれないが、距離感を大事にすることが大切だと思う。
○○してあげたい。
という気持ちが必ずしも相手の為になるとは思わないからだ。
多くの場合、それはエゴ。
それをして自分を満たしたいだけ。
何がベストかはわからないが、今起きていることは紛れもない現実。今自分ができることをやっていこうと思う。
また祖母が自慢のダシでつくったうどん、丼、出し巻きたまごをお腹いっぱい食べたいなぁ
Posted at 2011/09/27 19:17:10 | |
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