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ゼロヨン兄の愛車 [マツダ ベリーサ]

整備手帳

作業日:2022年4月6日

車検(9万4200km時)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以上
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ベリーサを中古購入してから4年目、購入時の車検を含めると3回目の時期になりました。いつもならMメカのところへ任せていたものの、同月にもユーノス500の車検が控えていたため節約!? で今回は久々に自分で通す事にしました。

さて、自分で車検を通すにあたって始めにやるべき事は検査の予約をする事。かつては電話で音声ガイダンスに従って予約したものですが、今ではネットになったので便利になりました。

検査場や時期によっては混雑する(特に年度末の3月や月末に集中しがち)ので、予約は最低でも1週間くらい前には余裕を持って取っておきたいところです。検査は午前と午後と分かれていて、それぞれ2ラウンドずつ、合計4ラウンドがあります。

朝一発目の1ラウンドはプロの方、いわゆる業者さんが集中しがちです。慣れてないユーザー車検の人はアタフタしがち(特に検査ライン)なので、余裕を持ちたいのであれば、第二ラウンドあたりが良いかもしれません。もし検査に落ちても午後のラウンドに間に合うかもしれないというメリットもありますし。

なお、車検の持ち込みだけであれば全国どこの検査場で受けてもOK。ただし、書類上の変更など(名義変更等など)ある場合はその限りではありませんので、ご注意ください。

■自動車検査インターネット予約システム
https://www.reserve.naltec.go.jp/web/ap- entry?slinky___page=forward:A1001_01
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自動車検査インターネット予約システムサイトには「次回重量税額 照会サービス」のリンクが貼られており、車検の際に必要な自動車重量税の金額が予め確認できます(9〜21時)。

ベリーサ(13年経過車)は3万4200円となります(高い!)。

■次回重量税額 照会サービス【登録車】
https://www.nextmvtt.mlit.go.jp/nextmvtt- web/
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ネット予約が完了したところで整備をします。

車検というと大げさに感じる部分があるかもしれませんが、要点を押さえれば案外難しくありません。

チェック項目を大まかに書き出すと…

●各部灯火類(ヘッドライト、スモール、ブレーキランプ、ハイマウントストップランプ、バックランプ、ウインカー、補助ランプなど)の球切れや破損がないこと

●フロントウインドウは傷や割れヒビがないこと。フロントおよびサイドの3面の窓に車検/点検ステッカー以外の貼り付け物がないこと

●ホーンが鳴ること
●ウオッシャー液が入っていること
●ドライブシャフトブーツの破れがないこと
●タイヤの溝が1.6mm以上であること。かつ傷や亀裂、変形がないこと。規定空気圧が入っていること。

●ホイールナットが緩んでいないこと
●排気系に漏れや腐食がなどないこと
●エンジンやミッションなど各部オイル漏れがないこと

などなど。

これらの事は定期的にディーラーなどに点検を入れていればチェックしている項目ばかりなので、ほとんど黙視確認だけでいいと思います。それでも何か問題がある可能性がなくはないので、これらの項目のチェックはできれば持ち込む1週間前までには済ませておきたいところです。

ブレーキフルードは前回の車検の時に交換していましたが、ご覧のように汚れています。しかし、汚れ自体はそれほど問われなく、タンク内のフルードの量と漏れの方が重要なので、その辺りをよくチェックして問題なし。
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数ヶ月前にフロントブレーキパッドを交換していたので残量は問題なし。とはいえ、これも残量自体のチェックはされません。制動チェックで基準値に達していれば仮に残量が少なくても通ってしまいます。

さてブレーキ関連のチェックが済んではいますが、ブレーキフルードが汚れたままもナンなので点検ついでに交換することにします。

これがまたちょいちょいと終わらせるつもりが…まさかまたかよ! な事が判明…。
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ブレーキキャリパーのブリーダプラグのサイズが一般的な国産車では偶数であるのに対し、7mmという事が判明。

数ヶ月前にやったブレーキパッドを交換する時にキャリパーのボルトを外そうにも、同様の事が起きていたわけで、またしても工具を買いに行くハメになりました。やれやれ…。

ブレーキ関連ではほかにサイドブレーキのストロークを少し詰める調整をして終了。

あとはこの日の点検および調整項目を基に24ヶ月点検記録簿へ記入したら事前の準備は完了です。まぁ、これも記録簿なし、もっと言うと何も見ないで持ち込んで“後整備です!”と言っても検査を受け付けてくれるので大丈夫は大丈夫なんですけどね、、、。
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さて車検当日。まだ最後の調整が残っています。

ユーザー車検では基準値に達しておらず、もっとも落とされがちな項目をチェックするために検査場近くの予備検査場へと持ち込むことにしています。

ここではヘッドライトの光軸とサイドスリップの測定および調整をやってもらいます。
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サイドスリップについては基準値内に収まっていたので測定のみで終了。

ヘッドライトの光軸は案の定ズレていたので調整が必要でしたが、それよりもちょい問題があることが発覚。

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測定してみると明るさは問題なかったものの、光軸が基準範囲内に一定に定まらず時折ブレてはみ出てしまう事が判明。原因はヘッドライト表面の紫外線焼けによる曇りの乱反射でした。

ヘッドライトを磨くのはまた今度やればいいだろう…なんて先延ばしにしていたのが甘かった。とはいえ、予備検屋さんが言うにはこの程度であれば何とか通ると思うので、問題があったらまた来てくださいという事で、このまま持ち込むことにしました。

まぁ、検査に落ちたら落ちたでカー用品店などで研磨剤を買ってきて磨けばよいだけのことですから、その時はその時と割り切る事にしました。

さて、これで事前の整備関連は全て終わりです。
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お次は車検に必要な書類を揃えます。

書類は全部で3枚で検査場内の窓口近くに置いてあります。この書類に必要事項を記入していく必要があります。

私の場合は検査場に行く前に寄った予備検屋さんが必要な書類を揃えている所だったので、ここで教えてもらいながら作成しました。書類の記入は自分でやれば無料で済みます。

記入項目は特に難しい事はありませんが、それが面倒という人は検査場近くにある代書屋さんなどで有料で作ってもらうという手もあります。

重量税の印紙(3万4200円)は検査場に行ってから窓口で購入して下の欄に貼り付けます。
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こちらは窓口に提出する継続検査申請書です。印紙などは特になく、登録ナンバーや車体番号、申請者の項目を鉛筆で記入するだけでOK。
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自動車検査票は検査ラインで必要になる記録
紙です。

この書類には検査の予約の時に発行された暗証番号(右側2段目)の記入が必要となるので忘れずに。

この書類には検査手数料の印紙2枚が必要となります。

自動車検査登録印紙400円(国の印紙)」と、自動車審査証紙 【小型自動車】1700円(独立行政法人自動車技術総合機構の証紙)」を右上に貼り付けます。これも陸運支局内の窓口で購入します。

ちなみに検査ラインで×がついて落とされても、当日中の再検査であればこの費用は再度払う必要はありません。逆に言えば後日再度検査をする場合には改めて支払う必要があります。


これらの書類の他に忘れてならないのが自賠責保険(強制保険)の加入です。私の場合は事前に寄った予備検屋さんが保険代理店だったので、その時に済ませておきました。他にも陸運支局の近くにある代書屋さんでも手続きができます。

■自賠責保険【自家用乗用車 2021年4月以降】
24ヶ月 2万10円
12
検査場に着いたらまず印紙を購入してから書類に貼り付け、ユーザー車検用の窓口に必要書類と24ヶ月点検記録簿を提出。記入漏れなどのチェックをした後に問題なければ、いよいよ検査ラインへと入ります。

ますは検査官による外観検査と車体番号、エンジンナンバーなどの同一性をチェック。

この時、各部の灯火類やウオッシャー液の噴霧、警笛などチェックされますが問題なく合格。

次はテスターを使って検査が始まり
排気ガス、サイドスリップ、前/後ブレーキ、サイドブレーキ、スピードメーターなど測定し無事合格。

お次は懸案のヘッドライトの測定です(画像)。測定中は静かに測定器を見守っているだけですが、事前に言われていた不安要素があっただけにちょい緊張します。しかし、心配された乱反射はセーフだったらしく? 電光掲示板は左右とも「◯」と表示され、なんとか無事合格してヨカッタヨカッタ。

あとはもう検査ラインは終わったようなもので、検査官による下回りをチェックを受け、ここも問題なく無事合格。
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検査ラインの最後は管制ボックスへ車検証などと一緒にすべての書類持っていき、総合判定でハンコをもらうと終了です。

こうやって文章で書くと長く感じますが、検査ラインは実質15分程度で終わってしまいます。
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各部検査を終えた検査票がこれ。

終わってみれば各項目特に問題になるような所はなく、これで無事お国による保安基準に適合しているというお墨付きがついたという事になります。

あとはすべての書類を持って検査事務所の窓口に提出。10分程度待っていると新しい車検証と車検標章が交付され、ようやく車検の全てが終了しました。
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これが新しい車検証と車検標章です。

4月始めの頃で検査場が空いている時期でしたし、時間帯のタイミンが良かった事もあってか、トータルでも正味2時間程度で終了しました。

最後に車検にかかった費用をおさらいすると以下の通りでした。

■車検諸費用
自賠責保険 2万10円
自動車重量税 3万4200円※1
検査登録印紙 400円
審査証紙 1700円

■予備検屋費用
ヘッドライト測定+調整費用 1000円
サイドスリップ測定+調整費用 1000円

■事前整備
メガネレンチ7×9mm 539円
ブレーキフルード 1L 1262円
ブレーキクリーナー 417円

トータル合計 6万528円

※1 製造年から13年超のため自動車重量税は 9600円増(39%増)となっています。
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