最初のステージ、長いコンサントラシオンの終盤になって、最初のスペシャル・ステージがありました。
ヒストリック・モンテの場合、正式にはSpecial Stageとは呼ばれず、Zone Regularite、略してZRと呼ばれます。”走りのレギュラリティさ”を競うゾーンという意味です。つまり、スタートから「ヨ~イ・ドン」でかかったタイムがそのまま減点となる、スペシャル・ステージ式ではなく、同区間を走る指示速度が与えられ、いかに”どこでもその速度で走れるか”を競うステージとなります。
スタートとフィニッシュだけで計測するスペシャル・ステージと違って、ZRでは、その間の数か所でも計測されます。それも、どこで計測されるかはシークレットになっています。車載のGPSからの信号で計測されるので、通過しても、ほとんどの場合は計測されたことすら認識できません。
指示速度は、だいたい50km/hで、ただの、ドライののんびりした山道なら楽勝。でも、きついコーナーとか続けば遅れますよね。でもその直後で計測されるかもしれないので、遅れないように全開になります。もちろん、雪があったら全開です。
さて、最初のSSは、Burzetという小村から高原を上り、右回りにぐるっと回って、またビュルゼに戻って来るコース。最初から45kmという長さです。
じつはここ、私が1997年に、当時のワークス・ミニでWRCに出たときの第5SSだったところで、突然にフロント・サスペンションが分解して、クラッシュ、リタイアした因縁の場所なんです。
例年は、雪が深いコースですが、今回は一部に少しあっただけ。
当然、あとでわかった結果ですが、ここでは途中6か所で計測されていて、われわれ32番ミニの誤差は、始めのほうから順番に、2.2秒、10.5秒、4.0秒、4.0秒、2.9秒、0.2秒で、トータル23.8秒となりました。238点の減点ということになり、ここを走った282台中97位でした。10.5秒遅れたところは、ちょっときつい登りで、ヘアピンがいくつかあった区間でした。もちろん、遅れたらすぐに取り戻しておかないと、次の計測でまた遅れで取られちゃいます。
ちなみに、ここまでで既に30台以上がリタイアしたことになります。
続いて、SS-2があり、Antraigues村からLe Moulinon村までの44kmのコース。路面はドライだったのですが路面は荒れた舗装で、アントレーグを出てから、狭くてきついコーナーの連続でふたつの峠を越え、それから下ってル・ムーリノンでフィニッシュします。
パワーの無いミニにはいやなキツいコースで、途中からずっと全開だったのですが、やはりかなり遅れてしまい、トータルで292.9秒の遅れ。順位も240位と大きく沈んでしまいました。
さあ、ミニにはキツいほんとのモンテの始まり始まり~
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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