お待たせしていた読者のかた、たいへん失礼しました。
今年1月末から遠征したラリー・モンテカルロ・イストリークの詳報をようやく始めますのでお付き合いください。いつものように他のニュースの回も混ざりますのでゆっくり進みます。
前回イストリークを走ったのは2020年。それ以降は例のコロナ禍で行けませんでした。2021年は直前にイストリーク自体が中止になりましたが、我がチームはドライバーがお医者さまいうことで、それ以降もちゃんと自粛していたからです。
前回までのイストリークと大きく変わったのは、第1ステージ Etape de Concentration の前半が”フリー・ルート”という指示になったこと。通過タイムが計測されるCH(Controle Horaire)とショーットカット防止のための通過チェックのみされるCP(Controle de Passage)以外はいわば”勝手に走れ”ということになります。
そしてもうひとつ私にとって大きかったのはスペシャル・ステージ中はGPSデバイスの使用が禁止されたこと。これはWRCのスペシャル・ステージと違ってイストリークでは指示速度に従って走るように言われるのをデバイス上でGPS使用アプリを使ってアベレージ走行をするチームが出てきたので、それをさせないようにとのレギュレーション変更です。私は元々そういうアプリは使っておらず、ミスコースを防ぐためにマップアプリにコースをインプットして使っていましたが、結果的にそれもできなくなってしまったのです。
我がチームは前回まではデンマークの友人にラリー中のサービス作業を頼んでいたのですが、ご家族の事情で来れなくなり、急遽フランス人のサービスクルーに変更。ラリーサービスの経験が乏しそうだったのでそれ用の
指示書類などなどもこれまでより詳細なものを用意することに。
そんなこともあり旅の荷物は重い書類満載。
結果、スーツケースはコロナ中に買っておいた大型ゼロ・ハリバートンの初登板。めっちゃ重量級を携えての出発となってしまいました。
そして例の忌々しいプーチンのせいで遠回りをしなくてはならないこともありエアチケットは酷く高く、今回用意したのは初めて乗る SWISS AIR での成田発チューリッヒ経由パリ行き。
成田でのラウンジは同じスター・アライアンスのANAを使用。
初めてのスイス・エアのシートは思っていたのとは違い至極快適。私のシートは列にシートがひとつだけで、さらにフルフラットでしっかり睡眠がとることができました。
スイス・エアお勧めです。(スイス・エアの回し者ではありませんよ。)
時々ルートをチェックしていたら、これまでとは全く違うルート。ロシアの上を飛べないので成田からどんどん北へ飛び、カムチャツカ半島の東側の洋上を越え、ぐるっと北極の近くを飛んでいました。
こりゃ遠回りですね。
で、チューリッヒでトランジットし、そこからは Helvetic Airways というこれまた聞いたことがないキャリアでのパリはシャルル・ド・ゴール着となりました。
遠回りでパリ着も遅い時間となり、空港のホテルで1泊。
そこでわかったのが欧州ではみんカラが使えないという事実でした。これまでのように現地から速報をお伝えしながら、と思っっていたのに・・・ガーンでした。
Posted at 2024/05/04 15:55:07 | |
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