リアフォグインジケータ -純正部品の活用-(その1)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
部品の共通化によるコストカットのため,本来ならばRVRの輸出仕様車 (ASX) だけの装備であるリアフォグ用のインジケーターが,国内仕様車のインパネにも,そのままでは点灯できないが,存在しています.今回の整備手帳では,この埋もれた資産を利用するため行った作業の過程を報告します.使用した主な機材は以下の通りです.(1) LED砲弾3mmアンバー (田中商会) [10本入 \450] (2) 定電流ダイオード 15mA (石塚電子・E-153) [@30] (3) カプラー2極 (エーモン・2810) [@200] (4) 汎用整流用ダイオード (PANJIT・1N4007) [20本100円,秋月電子] (5) 1/4 W, 1kΩ の抵抗 [100本100円,秋月電子]
メーターユニットを覆っている黒灰色のフードを先ず外します.黄色い楕円で示す箇所に両手の指先を引っ掛けて,フードを手前に引っ張ります.
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クリップだけでとめられているので,案外簡単に抜き取れます.INFOボタンにつながっているカプラー (黄色い楕円) を外します.Gグレードの場合,エンジンスタートボタンのカプラーも外すことになるでしょう.
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メーターフードを背面から撮影した写真です.赤丸で示した箇所に錐のような突起があります.ステアリング根元の上半分を覆っている布をこの突起で引っ掛けています.
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黄色い丸で示した箇所に開いている穴が,写真3で示した突起が布を貫く位置です.
赤丸で示す3本のとめネジを外します.
5
3本のとめネジを外した後,メータユニットを上方にすこし移動します.写真はこのときの様子をフロントガラス越しに撮影したものです.黄色い四角で示したカプラーを外し,メータユニットを車外へと持ち運びます.
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メターユニットの背面カバーは,黄色い楕円で示す箇所にあるツメで固定されています.このツメを緩めて,カバー全体をなるべく均等に少しずつ外していきます.
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背面カバーを外すと,メーターユニットの中から基板が現れます.この基板と前面カバーの間の隙間を矢印の方向に眺めてみると...
8
前面カバー内に小さな仕切り部屋が多数作りこまれていることが分かります.この仕切り部屋のそれぞれが,バッテリー,ウインカー,フロントフォグ,リアフォグ etc のインジケータに対応しており,この仕切りのおかげでLEDの光が所望のインジケータ以外には当たらないようになっています.国内仕様のRVRの場合,基板にリアフォグ用のLED(SMD)が実装されていません.
黄矢印で示す小部屋に3mmの砲弾LED (アンバー) を仕込むことで,埋もれ資産(リアフォグインジケータ)を活用できるようにします.基板と前面カバーの僅かな隙間にエーモンの厚ぼったいLEDライトを差し込むことは避け,砲弾LED単品を買い求め,これに自分でコードを半田付けした,可能な限り細身のLEDライトを用意しました.
以下,「その2」に続く
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