毒が回ると大変なイタリアン - 156

過去所有

毒が回ると大変なイタリアン

もっちα
アルファロメオ / 156
2.5-V6_RHD(MT_2.5) (1998年)
- レビュー日：2017年2月16日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：スポーツ走行

おすすめ度： 4

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: とにかくエンジン。
アルファロメオ最後の純血V6エンジン。

マフラーとフロントパイプを変えることで本領発揮。
甲高いアルファサウンドが、不満点を全て払拭してくれる（はず）。

ただ、気持ちがいいのはドライバーだけなので、同乗者がいる場合は要注意w

エクステリアは眠たそうな「たれ目」の顔つきと、セダンなのにクーペっぽいリヤドア、短いトランクがお気に入りでした。

インテリアはシンプルでちょいレトロな雰囲気がなんとなく落ち着く。
リヤシートは狭いようで、実はそこそこ広い（気がする）
不満な点: ・最小回転半径がやけにデカい
・クーラーが効くまでに時間がかかる（効かないわけではない）
・車幅の割には前席は狭く感じる（包まれ感？）
・シフトストロークが長く、節度感も皆無
総評: 見た目とエンジンに惚れてしまったら最後、多少のリスクは無視できる車。

手間は掛かるけど、その分の見返りはある（はず）。

過度におしゃれして乗り込む必要もないし、手ごろな中古価格で、気兼ねなく乗れるイタリアンとしてはおすすめです。

た・だ・し、故障を楽しめる精神的・金銭的な余裕は必要です。

さすがに程度の良さそうな個体が減ってきているのが残念。

状況が許すなら、まだまだ乗り続けたかった。。

走行性能: 無評価; V6 2.5L NAということで、パワー感はそこまであるように感じませんが、逆に言えば「回して乗れる、程好いバランス」なんじゃないかなと思います。

回転域によって表情を変え、ドラマティックに吹けあがる官能的なエンジンですので、是が非でもMTで乗ってほしい。

ただフロントヘビーですので、少しクイックなアライメントに変えると、より楽しめる車になると思います。
乗り心地: 無評価; ボディの剛性感は期待できませんので、その辺を許容できない人は手を出したらダメｗ

足回りは純正を味わっていないので評価が難しいですが、手をかけてやらないと路面の追従性は良くないと思います。
タワーバーは付けましょう。

遮音性も悪いので、マフラーを変えてしまったりすると、高速走行時に車内の会話に難儀します。

古かったせいもありますが、ステアリング周りはコツコツと不安になるような振動も出やすかったですね。

本革シートが硬めなので、硬い足回りにすると同乗者からの不満が強まる可能性が高いかとw
積載性: 無評価; トランク開口部が狭いのがネック。
大き目のベビーカーなどは入れるのがちょっと大変。

トランク内部は奥行きがあって、外見から想像するよりは広いんですが、タイヤハウスの張り出しが大きめかと。

リヤシートの中央に「かわいいトランクスルー」がありますが、私は一回も使いませんでしたｗｗ
燃費: 無評価; 街乗りだと5～6km/Lくらいですかね。
高速でも10km/Lは出ない。

当然ハイオクですよ。
満タンで400km走れば、「おお走ったなぁ」と思うｗ

回したくなるので、その辺も燃費には悪影響ｗ
気にしたら負けですね。
故障経験: 定番のガソリンポンプのひび割れとサーモスタットの固着はDIYで直しました。

クラッチレリーズからのフルード漏れも・・・

オイル漏れはしょっちゅうですけど、そういうものですｗ

8年乗って車齢が17歳でしたので、経年劣化的なものは仕方ないですね。