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ヒョンデ

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日本の脅威になり得る - その他

試乗

日本の脅威になり得る

おすすめ度: 4

満足している点
・圧倒的な質感

内装も走りも質感がかなり高いです。

内装は、BEV専用プラットフォームを最大限に活かして、フラットで広いスペースに明るいトリムで、北欧のリビングのような雰囲気です。

イルミネーションやガラスルーフも用意されており、さらにオットマンまであるので、本当にリビングのようです。

NEXOでは、運転席のみオート機能が付いたパワーウインドウやワイパー、ウインカーレバーの質感の低さが目立ちましたが、IONIQ5ではそれらのネガも潰されています。

外装もヘッドライトにしっかりコストがかかっていたり、充電リッドの開閉が電動式だったりと、価格を考えるとなかなか競争力が高いです。

走りも静かで力強く、しかも滑らかというBEVの特徴を当然ながら備えていて、室内のデザインや雰囲気はこの車だからこそ違和感がないとも言えると思います。

・全席の快適性の高さ

前席は両席ともにオットマンが装備されていて、後席は電動スライドと手動でリクライニング付き。

当然のように後席のエアコン吹き出し口やリヤドアのシェードも用意されていて、後席も快適そうです。

・V2Lの装備

V2Lは、日本のみ需要のある装備のようで、外国産のBEVには設定がないのですが、この車はしっかり対応しています。
不満な点
・ブランドと韓国の政策

はっきり言って、プロダクトとしてはかなり良い物だと思いますが、その足を引っ張るのは前回進出時のブランドイメージと、韓国の日本敵視政策です。

極端な話ですが、この車に乗っていたら、ご近所にどういう目で見られるか…

ということが1番のウィークポイントだと思います。
総評
試乗するまでは全く期待をしていませんでしたが、2時間試乗した結果、かなり欲しくなった自分に驚いています。

これほど良く出来ていて質感も高いとなると、単純に製品だけの比較なら、bZ4Xもアリアもかなり厳しいと思わざるを得ない完成度です。

ブランドこそ韓国産ですが、欧州で開発され、欧州で売れている、事実上欧州で鍛えられた車であるということをひしひしと感じさせられます。

これがもし、「Galaxy Car」や「Apple Car」として日本に導入されていたらどうなっていたか…。

xEVに不可欠な電池が中国や韓国に差を付けられつつある日本で、世界的に太刀打ちできるBEVが生産できるのかと、やや不安になる、そんな出来の車でした。

車がかつての液晶テレビや半導体のようにならないことを祈るばかりです。
デザイン
4
写真では、ゴルフサイズのハッチバックに見えていたのですが、実物を目にするとかなり大きいフットプリントに驚きます。

シンプルなデザインですが、フロントリヤともにかなり凝ったデザインのランプが装備されていて、ディテールを見るとコストがかかっています。
走行性能
5
不満はありません。

乗り心地
4
タイヤのサイズや、BEVの低重心といった先入観からすると意外とロールを許す感じがありますが、しっかり舵も効くので不安や不満はありません。

ただし、タイヤとホイールが大きすぎるのか、首都高のジョイント部分の入力は、思ったより鋭いです。

せっかくミシュランを履いているのに、残念です。

それから、ブレーキの効き具合(ペダルの踏み具合?)を2段階にセッティングできるのですが、ノーマルモードでは踏力とペダルストロークが高速走行時にはアンマッチで、やや不安に感じました。
積載性
4
絶対的にも不満はないサイズですが、ボディサイズを考えると当然とも思います。

フロントフード下にも収納ボックスがあります。
価格
4
補助金まで考慮すると、ライバルも含めてかなり競争力がありそうです。

ただし、リセールがまったくの未知数なので、残価設定型ローンを使うなど何か手を打っておいた方が良さそうです。
故障経験
バッテリーの信頼性は高いと思いますが、ドアノブや充電リッドなど、電気仕掛けの部分が多いので、その部分の耐久性はやや気になります。

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