後ろ足回りとシートベルトが弱いケンとメリーみたいな車・・・ - バイオレット

過去所有

後ろ足回りとシートベルトが弱いケンとメリーみたいな車・・・

オートモービル
日産 / バイオレット
1400 デラックス (1973年)
- レビュー日：2018年7月7日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 3

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: フェンダーミラーでハンドルに比較的遊びがないので、前方の車両感覚はつかみやすかった。学生時代に城下町の迷路のような、タクシーも寄ってこないお茶屋街のクランク細道を普通の徐行で通り抜けていったとき、助手席に乗せてた後輩が「いま、電信柱にぶつかる、ワーッ！ギリギリですよ！」と絶叫してた。５ｃｍくらいの余裕。
不満な点: エンジンが１４００で、車体が重くて、ファストバックで後ろが見えなくてバックの電柱や壁までの距離感はつかめない。斜め後方も上位車種ブルーバードと同じ格好でＣピラーがカバーになって死角が広い。タイヤがバイアスタイヤでよくパンクした。カーブでお尻が揺れてサスペンションの足回りがフワフワしたし、バイアスタイヤだったからスピードはそんなに出せない。
総評: 覚えてない学生時代、家で買って自分が使ってた、元々すっごい中古車に良い点、悪い点、なんて書けないけれど、ボディは重いです。後ろの足回りが踏ん張れず少しフラフラします。前方と斜め前は見えやすくはないけれど車両感覚はつかみやすいです。後ろと斜め後ろの道路は設計上見えない感じなので自転車を巻き込まないように耳もつかって十分慎重な用心が必要でした。このあと→大昔のトヨタマーク２の中古、だったかな。

走行性能: 無評価; 後ろの腰がくだける感じ。直進性は悪くふらつく。バイアスタイヤだから。高速道路では進路が左右にブレを感じ疲れる・・・バイアスタイヤで照明に輝く半円形のトンネル内に突っ込んで、男女４人乗りで時速１００キロ超えて走ってゆくのは宇宙船にのってタイムワープして危険性にシビれるほどの未来冒険。英語クラブの女の子の後輩は後席からフロント越しに風景をみて、おぉ～っと。で、高速でも一般道でも追い越しされるとき、追い越してくる車が見えにくい。低速旋回ではハンドル切って思い通りに動かせる。
乗り心地: 無評価; ニッサン車って、シートの背中の下部分クッション厚み足らなかったから、長距離走ってていつも背骨の下側が「骨の髄の芯から」死ぬほど病めて、痛くなってきて辛かった。ニッサン車って、どの車を運転させてもらっても背中のシートは似た感じだったから、ニッサンのデザイナーとニッサンの車両開発ドライバーか、最終デザイン決める重役さんの体つきが背中の下がぶくっと太ってたんだと思う。当時はだれも言わなかったんだね。
積載性: 無評価; 大昔の２ドアハードトップで後部座席は見晴らしがない。それなり。たぶんムスタングのデザインを部分的に真似た、小柄で胴が太く前後丈の短いファストバック
燃費: 無評価; 排気量が１４００ｃｃだったので燃費は良かったです。飛ばせないから。
故障経験: １．道に落ちてたクギや異物を踏んで数度パンクし道端でジャッキでタイヤ交換しました。
２．エンジンはプラグの点火コードを高性能に取り換えたりしてたから調子よかったです。
３．シートベルトの性能が悪かった。雪が降って視界が５ｍくらいの帰宅道路に大きな石が丘の崖の上から落ちて道の真ん中にあって、見えずにそれにぶつかってラジエターが破れシャシーが曲がって停車、廃車を経験。　シートベルトしていたのに徐行の時速２０ｋｍ／ｈではシートベルトが効かず夜で前方が見えない雪の道路、突然に上半身が前に浮き飛びあがって額がフロントガラスに激突して、足は浮き上り何も踏めず一体何が起きたのかわからなかった。大きなタンコブができたが首の骨は大丈夫。
ここは大昔の明治時代までは丘の麓に神様のお堂でお地蔵さま祠があった場所、明治時代に大工事の地元経済都合で移転した後に丘を削って崖に作った国道（今は県道）の坂道上り口、ちょうどその場所に丘から数トンの大岩。１トンの乗用車がぶつかったのに全然びくともしない、動いた形跡がなかった。国道道路管理者の県土木事務所は、うちも被害者だと言って補償してくれなかったが、その事故のあと緊急でこの坂道全体にわたる崖部分を保護して岩が落ちてこない厚さ数ｍ高さ５ｍのコンクリート壁建設が行われた。　で、運転者にとっては視界の効かない夜の雪道は最徐行してても岩が道の真ん中に落ちているかもしれなくて危ない、徐行で衝突したらシートベルトしてても危ない、という教訓。