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腰がある柔軟な乗り心地、静寂性がめっちゃ好印象 - MIRAI
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Super City
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トヨタ / MIRAI
Z“エグゼクティブパッケージ アドバンストドライブ” (2021年) -
- レビュー日:2022年3月15日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 3
- 満足している点
-
このモデルに試乗して良かったと印象に強く残った点は2つ。
まず、このシート。
座ってみてとても身体になじみます。クルマを走らせてみて、シートがしっかりしてて背中のラインをきちんと包む感じ。シート、シートレールのボディへの取付けがしっかりしてるという印象です。
因みに我が家の200系クラハイだと、シートはそれなりの包み込まれ感は一応あるけどガッシリホールドっていう訳では全然無いし、シートとボディの取付はこのMIRAIに比べると走ってる最中のギャップ越えで、バタバタしている感じ。
もうひとつは、スムーズさと静寂性。
路面ギャップのいなし、これが相当なレベルだというのはボディそのものの剛性もしっかり向上させられていて、ガチっとしている印象でした。室内に侵入してくる走行音は凄く抑えられていて、実に静かでした。
- 不満な点
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トランクは狭いですね。
このクルマは、長物をリヤシート倒して運ぶ部類の車種ではないと思います。
あと、不満でいう訳ではないですが、水素タンクは15年を経過すると継続使用は出来ない旨、注意書きに記載されているので、その後はどうするのかなって思いました。
- 総評
-
MIRAIは、水素と酸素からスタックで電力をつくり、その電力でモーターを回すという駆動方式ですから、まず個人が購入するにあたっては住まいの近所に水素ステーションが有るかどうかが問題になります。
クルマ単体の価格、としては新開発水素カーということで、まだプリウスのように大衆一般に普及が可能なレベルではありませんが、水素の製造・流通・供給価格に加え、こういうステーションが例えば国策としてのインフラ推進によって広く建設されれば、どんどんこういったクルマが売れる環境が整うんじゃないかと思います。
このモデルには本皮革張りと合成皮革張りがある?
まあでも、このシートは、座ってみてとても身体になじみます。
というか、走らせてみて、シートがしっかりしてて背中のラインをきちんと包む感じ、ボディへの取付けがしっかりしてるという印象です。MIRAI、良いですね。
次には当然、インストゥルーメントパネル、というかメーターを見ます。
ちょっとスマホの画像なんで色味が褪せた感じだから参考に、実際のものはもっと鮮明で綺麗なので実車をぜひ見て確認してくださいね、と一応言い訳しますが、最新のベンツのまでとは行かなくても、液晶パネルとしてこの平面且つ面白みの無いデザイン、これは無いでしょう。これだったら、レクサスのアナログを主体としたレーシーな「計器」という言葉の響きが似合うようなあのメーターのほうが断然良いです。
NAVIは、そうですねこれくらい大きい画面が嬉しいですね。
- デザイン
- 4
-
主に最近の独車に流行りの6ライトクーペ型セダン。実車をショールームでじっくり拝見すると、3BOXをつないだ全体のバランスがなかなか落ち着いたまとまりに見えて、私は結構気に入りました。このモデル、自分の好き嫌いだけの判断ですが、良いデザインです。
- 走行性能
- 5
-
15分~30分程度の街中試乗ということで、すうっと走り出してみますと、室内に侵入して来る車外騒音の小ささは、特筆。
これは、我が家の200系クラハイはもう、太刀打ちできない。ホントに静かです。遮音にも制震にもコストをしっかり掛けて来たな、という感じ。きっとサイドウィンドウなんかのガラスの厚みもしっかり取ってあるんじゃないでしょうか。少なくとも2008年モデルのクラウンとは、全然違いました。
ボディですが、これはチープなメーターパネルデザインとは一転、ホントにしっかりしてて、実に良い。BMWの5尻を試乗したときのあの剛性の高いボディの乗り味に似てて、サイドシルも高さがあるしセンタートンネルの幅も(水素タンクがあるからかも知れませんが)広く、Aピラーも太くてがっしりしてる。
このクルマ、新型15代目クラウンと同様、フロントサスペンションダンパーを受ける上部の板金はアルミ一体成型のごっつい塊で、フロントタワーバーは純正では付いてないけどBMWみたくエンジン前後にクロスメンバーがめぐらされていて、がっしりどっしりした走行感は、200系クラハイとは段違いでした。
それこそ、レクサス系までとはいかなくても、最新のボディはこう、という売りを僅かな試乗の時間のなかでだけでも体感出来ます。脚周りも、リヤスイングアームなどはアルミ製で、太くてがっしりしています。
加速性能。
このクルマは、車両重量1,950kg、車両総重量2,250kg。
因みに全長4,975mm、全幅1,885mm、全高1,470mmと、もう車格的にはクラウンクラスは遥かに超えて、LS級。
その割には、加速は結構、元気です。
SPORT MODE で逝きましたが、騒音はなんかね、疑似的に作られた擬音?
が低いレベルでひゅーんって言ってて、段無しで加速していきます。
でも200系クラウンハイブリッドの加速と比べると、加速は遅い。伸びが無い。
きっと、テスラじゃないけど、でもローンチモードかなんか設定してその時だけ目の覚めるような加速が出来るようにしようと思えば、幾らでも出来るクルマなんじゃないかと思うのですが、このクルマはそうじゃない走らせ方をオーナーにして欲しい設定でしか売らないのでしょう。
サスペンションの強さ。
これは、ノーズダイブはTEIN脚のうちのクラハイがほとんどしない停止行程でも最後に「ゆるん」ってなるので、ラグジュアリー脚ですね。
街中でももっとコーナーを速めに走らせたかったけど、ステアリングインフォメーションが全く掴めないもんで、怖いのでやりませんでした。
ロールもどんな具合かは、ちょっと分らなかったです。
ボディ剛性なんですけど、相当高い剛性を与えられているようですが、バーっと加速してってブレーキをすーっと踏んでったところでちょっとボディ下がブルルルンって揺れました。高速道路でもない街中だから、100km/h以下の速度帯でですよ。何回か、これ感じました。
この挙動は、逆に200系クラハイでは体感したことが無いので、どうなんでしょうね。ホイールベースは2,920mmと結構長いので、なんだろう、まだ剛性を上げないとベンツとかには追いつかないのかしら。
まあでも、シートがボディとガッチリ取り付けられてて、しっかり身体を捕まえててくれる感じは、200系クラウンと比べても羨ましいなあ。
ブレーキ。
これは、回生があんまり効いて無いのかも知れませんが、カックンブレーキには全くならないので、非常に綺麗にスムーズに停止まで進みます。
でも、停止最後のところでクラハイは綺麗に止まりますが、このMIRAIは最後の瞬間まで後輪から押す、押すが続くので、少し慣れが必要と感じました。
ちょっとニュートラルにして、自然に止まるに任せようとするけど、プリウスと同じような位置に小さなシフターが付いているので、どうやったらニュートラルになるのかわかりませんでした。これも慣れないといけませんね。 - 乗り心地
- 4
-
街中を50~70km/h程度までの速度帯で流して走る際の路面段差、荒れからの振動は、相当減衰しちゃってる。ちょっと飛び出てるかのようなマンホールの上にわざと乗りあげても、ぬるっといなして走る。
街中や高速道路をジェントルに飛ばすシチュエーションなら、このクルマはとっても良いです。
んで、スポーティに走りたい向きの人がハンドルやシートに伝わって来て欲しいと思うような、いわゆるステアリングインフォメーションは、
・・・実は、これは電動パワステの200系クラウンよりも希薄、というか、無いです。
路面の状態とか、わかんない。
エコ、ノーマル、スポーツモードとあって、切り替えても、どれもあんま変わった気がしません。 - 積載性
- 1
-
せまい、狭い。
左右はゴルフバッグ横積みほどの幅は確保されているようですが、奥行きが無いので、これだとうちの200系クラハイより更に狭い。
ゴルフバッグ2セット。3セットは、逝けるかどうか難しそうです。無理やり入れられたとしたら、でも手提げバッグは多分押し込めないかも知れません。 - 燃費
- 無評価
-
燃費に関しては、短い試乗の間だけだったのでわかりませんでした。
- 価格
- 3
-
2つあるグレードのうち高いほうのZ-エグゼクティブパッケージというタイプでお見積りを作って頂きましたが、8,900,000円でした。
おそらく新車で同じ価格帯の国産車・輸入車を購入したら、動力性能的にはそこまで届かず、静寂性能・路面ギャップや振動をいなして走るスムーズさではミライが間違いなく勝る。
でも、内装の上質さというかコストに比較すると、独車MB様とかのほうが実際コスパ的にも優れているように感じます。AUDIもAモデルがSモデルになると一気に内装も豪華になるでしょ。
するとミライは、ちょっと商品価値弱いかしら。この価格帯のクラスで100諭吉の差は、買う側にとってあんまり関係ないと思います。
なので、評価はちょっと判断に迷うので、真ん中に取り敢えずしておきます。
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