BEVの尺度では評価しないで - ソルテラ

マイカー

BEVの尺度では評価しないで

randonner.shin
スバル / ソルテラ
ET-SS_AWD (2022年)
- レビュー日：2023年11月23日
- 乗車人数：４人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：3
走行性能：5
乗り心地：5
積載性：4
燃費：4
価格：2

満足している点: 1. 安定性＆走破性
2. 乗り心地
3. 運転楽しい：とくにパドルで減速度調整できる点
4. リニアな加速
5. 車での待ち時間も快適：BEVならでは
6. ニューモデルならではの自由なデザイン
7. 航続距離
8. シンプルなメーター表示
9. トヨタ車ならではの便利／快適機能
　・透ける360度ビューモニター　・明るいライト　・エアコン制御　等々
不満な点: 1. スバルではあり得ないけどトヨタだと許されちゃう？こと
　・左後ろ視界（側窓も小さい）　・リヤワイパー無し　・見かけだけのルーフレール　・ワイパー払拭範囲　・ステアリングホイールのACCスイッチ操作性　等々
2. 床が高い
3. 内装色が地味。外装色でアースカラーが無い：アウトドアに合う色やカジュアル感が欲しい
4. ブレーキはリニアではない：減速時4km/h付近で効き具合が変わる
5. 表示される航続可能距離はアテにならない
総評: ・BEVの尺度で評価すると点数は低くなるかもしれませんが、クルマとして評価すると良いクルマだと思います。
・スバル車が行けるところはどこでも走れる。雨／雪／未舗装路等々、条件悪くなるほどウキウキ走れる“スバルあるある”は健在
・コストパフォーマンスだけではペイしないのは事実。BEVならではの部分をメリットと捉えないと、金額だけでは当面HEVを超えられないのでは。
・本当に乗りたいのはクーペSUVではなくe-アウトバック（BEVのアウトバック）です。移動する／運ぶ“道具”としての実用性をもう少し欲しいです。

デザイン: 3; 外装はオリジナリティがあって良いと思います。大きな樹脂フェンダーアーチは、ボディ同色にすると窓の小ささが目立ってしまうかと。
内装は見やすいメーター／インパネ周りはじめ、デザインは良いのですが、ET-SSグレードはほぼ黒／グレーで暗くつまらない。もっとカジュアルな色が欲しいです
走行性能: 5; 全く不足は感じません。
ランカスターでMT、アウトバックでCVTに乗っていたのは「ちゃんとエンジンブレーキが使える」ためでした。同じことがソルテラでも回生ブレーキでできることに満足しています。
モーターのトルクのおかげで、車庫入れ時に段差を乗り越えるのがラクなのが小さなうれしさ。
上にも書いた、4km/h付近でのブレーキ効きの変化だけ違和感あります
乗り心地: 5; 納車された最初からしっかり足も動いて乗り心地が良いことに驚きました。柔らかすぎずシッカリ感があります。
“電車”好きとしては、ただ静かなだけでなくモーターやインバータの音がもっとして欲しいです。耳を澄ますとごく低速時にインバータの変調音が聴こえる
積載性: 4; リヤゲートが寝ているので積載量は“それなり”。しかし車長があるので思っていたよりは積める印象です。
良いと思ったのは、リヤゲートを開けた時にバンパー上部が無塗装なこと。キズを気にせず積み下ろしができます
燃費: 4; まだ冬を体験してないのでなんとも言えませんが、夏の電費は想像していたよりは良くて6km/kWhくらい？
価格: 2; アウトバック＋100万なら10万kmで金額的に同等になる計算をしてました。しかし予想していたより70〜80万円ほど高かった（笑）　金額で“元”を取ろうとしたらダメなクルマです、たぶん。
あと、車ではないですが、自宅の充電設備工事が6kWh対応だと金額が跳ね上がるため3kWhにしました。今のところこれで充分。これ、充電設備の工事業者さんしか教えてくれませんでした。
故障経験: 故障の経験は無いですが将来の話。
10年乗ろうとしたときに、“バッテリーの耐久性”よりも“インフォテやコネクトの耐久性”のほうを心配しています。10年前のスマホやデジカメが今や使えないことを考えると、10年後「車としては乗れるのに、スマホにつなげなくて乗りつづけられない」なんてことが起きそう