新車から10年間乗った感想 - アテンザワゴン

マイカー

新車から10年間乗った感想

たくT
マツダ / アテンザワゴン
25SLP (2013年)
- レビュー日：2024年1月6日
- 乗車人数：４人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 4

デザイン：5
走行性能：3
乗り心地：5
積載性：5
燃費：5
価格：3

満足している点: （１）10年経っても未だに色褪せないデザイン。
新型のマツダ車と並べると見劣りしますが、単体で眺めるとまだまだイケてるデザインです。
（２）意外と実用的な室内空間。
この車で子供を８歳と６歳まで育てましたが、サイズの大きさ以外で不満に思うことはありませんでした。フロアが低く子供は乗り降りしやすいようで、その点はＳＵＶに勝るポイントだと思います。
（３）地面を這うような安定した走り
スカイラインやシビックには劣りますが、目線と重心が低くて安定した走りはこの車の長所。室内がまぁまぁ広いのにこの安定感があるのは大型ＦＦセダン／ワゴンの良さですね。
この安定感のおかげか、子供が車酔いしたことはほとんどありません。
不満な点: （１）リアシートがリクライニングしない。
家族からの唯一の不満がこれ。荷室は広いので、リクライニングできる空間はあるのですが・・・
（２）低速トルクの不足感がある。
これがドライバーの一番の不満。エンジンの絶対的なトルクはそこそこあるはずなのですが、ロックアップ多用のミッションとの相性が悪いのか、中間加速や再加速でエンジンが粘らず、すぐキックダウンしてしまう。しかもその時の変速ショックがそこそこあるので、滑らかに走ろうとするとかなり気を遣います。
あと、発進加速時に3000回転くらいまでは普通に使う制御になっているので、静粛性に欠けます（速度が乗れば十分静か）。
総評: 2014年1月6日に登録されたちょうど10年後に、愛車アテンザワゴン25SLパッケージのレビューを書いてみました。
不満点はぽつぽつありますし、ディーゼルを選べば良かったかなという後悔もありますが、
何と言ってもデザインの素晴らしさ、そして実用性を確保しつつ、安定感・高級感・スポーティーさを兼ね備えた走りをするこの車は、10年経った今でもとても魅力的です。

デザイン: 5; 文句なし。10年経っても色褪せません。内装デザインも個人的には好き。前期型にしかないスライドタイプのアームレストは、中期・後期よりも使いやすいと思います。
走行性能: 3; 「不満な点」に書いた低速トルクの不足感と、高速道路での直進性がイマイチな点以外は満足です。マニュアルモードを使いながら4500回転くらいまで引っ張って走ると十分以上に速く、気持ちいい走りをします。
あと車体が大きい割にはハンドリングがかなり良いと思います。
乗り心地: 5; 硬めですが、不快ではありません。この硬さが、車の安定感・乗員の酔いにくさにつながっていると思います。
積載性: 5; 中型犬が入るサイズのケージも積めます。全く問題ありません。
燃費: 5; 通勤片道10キロでの使用で、11～13km/l程度。高速では16㎞/l程度。チョイ乗りしても10㎞/lを割ったことは一度もありません。この車格の2.5NA車の中では十分低燃費だと思います。
価格: 3; エンジンスターターやグリルのイルミネーション、コーティングなどのオプションまで付けまくって総額350万円の新車価格は、今では考えられないコスパの良さでした。
ただ、10年経った下取り価格は・・・
リセールまでのトータルのコスパを考えると、ミニバンやSUVが選ばれるのは納得です。
故障経験: 一番致命的だったのは、エアフロセンサーが故障しエンジンが掛からなかったこと。
その他軽微なリコール（リアゲートダンパーやi-Eloop関係）が数回。
GJアテンザが発売されて１年以上経っての購入でしたが、フィットやラパンと比べ、トラブル対応は多かったです。