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「赤絵屋 画傅記」
釉の上に赤を主にして緑・青・黄等の上絵具で彩色する多彩にして複雑華麗な錦、これを総称して赤絵と呼びます。赤絵はまず中国で発達しました。宋の時代すでに赤絵があり、明の時代には技術も急速な進歩を見て万歴・天啓の赤絵となり、清朝の康熙年代(1662~1722)には最も上品にして華麗な赤絵が発明されこれを康熙赤絵と云います。わが国では有名な柿右衛門の赤絵が最初とされております。
平戸赤絵は文化十年頃(1828年)より当地三川内で焼成され天保元年には金蘭手の薄手兜形茶碗(コーヒー碗)等の秀品が長崎より輸出されております。又明治の初期には有田香蘭社発売の金蘭手絵付の品々は殆んど三川内で焼成されておりましす。
現泰山は祖々父丈三郎・祖父金次郎・父膳寿と代々の志を受けつぎ昔日のまま手画にて一筆一絵精魂を傾け傅統を守り職人としての誇りを保ち「人々に喜ばれるものを作る」このことのみ専心しております。
赤絵屋 平戸泰山 敬白
栞をみて、香蘭社の作品が三川内だったと初めて知りました。そういうことも楽しみのひとつです。
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