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• ５７歳の誕生日

  まさきshogo 2009/12/29 17:46:00

  今日は、人生の師浜田省吾さんの５７回目の誕生日ですね。
  
  ５７歳にしてあの若さ、日本一かっこいい５７歳のロックアーティスト！
  
  憧れです。俺はロックはできませんが若さを保つ為にフリーライドスキーには拘って行きたいです。
  
  ５７歳になってもゲレンデでグラトリしてたいですね。（自爆
  
  
  
  で、今日は浜田省吾さんのある曲について語りたいと思います。
  
  
  
  
  ♪この星が何処へ行こうとしてるのか
  ♪もう誰にもわからない。
  ♪力と力のシーソーゲームからおりる事さえできない。
  ♪人は一瞬の刹那に生きる。
  
  
  『僕と彼女と週末に』のワンフレーズです。
  アルバム『プロミストランド～約束の地』のラストに収録された名曲中の名曲です。
  
  この曲に影響されたアーティストのひとり桜井和寿は自分のライブでもカバーしてました。
  
  
  今から２７年前に発売されたアルバムです。
  
  ２７年前、この曲は反核のメッセージソングとして唄われました。
  
  
  核兵器と核兵器のバランスから下りることができない西と東。
  地球は核の脅威に晒されてるのに人々は快楽を得るために色々な取引をしている。
  
  そんな解釈をしてました。
  
  
  ♪恐れを知らぬ自惚れた人は宇宙の力を悪魔に変えた。
  
  宇宙の力とはまさしく『核』の事で、悪魔とは核兵器の事。『変えた』と過去形なのはヒロシマ・ナガサキを連想させます。この詩が反核のメッセージを持ってることを感じさせるフレーズです。
  
  
  そして歌詞カードには載ってない朗読に入ります。
  
  以下記憶のままに書込みます。
  
  
  週末に僕は彼女とドライブに出かけた。
  
  遠く街を逃れて、浜辺に寝転んで彼女の作ったサンドイッチを食べ、ビールを飲み、
  
  水平線や夜空を眺めて、僕らはいろんな話をした。
  
  彼女は、彼女の勤めてる会社の嫌な上役のことや先週読んだサリンジャーの短編小説のことを話し、
  
  僕は、今度買おうと思ってる新車のことや二人の将来のことを話した。
  
  そして、誰もいない静かな海を二人で泳いだ。
  
  あくる日、僕は吐き気がして目が覚めた。
  
  彼女も気分が悪いと言い始めた。
  
  それで僕らは朝食を取らず、浜辺を歩くことにした。
  
  そして、そこでとても奇妙な情景に出会った。数え切れないほどの魚が、波打ち際に打ち上げられてた。
  
  以上朗読
  
  
  汚染された海と知らずに泳いだアベックの二人。
  
  翌日吐き気をおぼえた二人の周りには無数の魚の死骸。
  
  汚染されたのは公害ででしょうか？この詩の根底は「核」です。
  
  僕が思うには核実験あるいは原子力発電所によって汚染された海ではないでしょうか？
  
  吐き気とは被爆を遠まわしで表現してるような気がします。
  
  
  
  そして２７年経った現在・・・・・・・・・
  
  
  オバマ大統領の提唱で核の脅威は薄らぎつつあります。でも「北」の核開発問題があり未だ核の脅威は続いております。
  
  改めてこの曲を聴くとちがう解釈ができます。核兵器以上の脅威の存在・・・・・・・
  
  
  
  地球温暖化
  
  
  
  もう一度最初のフレーズを書き込みます。
  
  ♪この星が何処へ行こうとしてるのか
  ♪もう誰にもわからない。
  ♪力と力のシーソーゲームからおりる事さえできない。
  ♪人は一瞬の刹那に生きる。
  
  
  
  地球温暖化によってこの星がどうなっていくのかもう誰にもわかりません。
  ＣＯＰ１５（国連気候変動枠組み条約第１５回締約国会議）の迷走。
  各国は具体的削減目標のシーソーゲームからおりる事さえできない。
  相も変わらず人々は快楽を得るために色々な取引をしている。
  
  
  そして詩のサビのフレーズ。
  
  ♪君を守りたい　ただひとつの　
  ♪君を守りたい　この手で
  ♪愛を信じたい　人の心の
  ♪愛を信じたい　今こそ
  
  
  「君」とは恋人であり家族であり捉え方は人によってちがうでしょう。
  
  「守りたい」という気持は誰も変わりません。
  
  今こそ人の「愛」を信じる時代ではないでしょうか。
  
  
  
  

• 2
  rls 2009/12/29 22:58:49

  ザ・ゲイト・オブ・プロミストランド
  
  私が２７年前（もうそんなに経つんですね）、二枚目に買った省吾のアルバムです。ちにみに一枚目は初のライブアルバム武道館の「オン・ザ・ロード」でした。
  
  当時はアルバム２曲目の「ひとりきり～映画を見たあと～」が好きでしたが。（曲名忘れました）
  
  時は流れて現在、我々は、「自惚れず・驕らず・怠らず」に生きて行くべきなのでしょう。
  
  「ザ・ゲイト・オブ・プロミストランド」現代にマッチした良い詩ばかりでしたね。私にとっては今でも新鮮な曲ばかりです。

  0人

• 3
  夏がだ～い好き 2009/12/30 20:49:03

  熱く語ってくれましたね。
  浜田省吾。
  ・悲しみは雪のように
  ・片想い
  ・もうひとつの土曜日
  
  が人気ですが私はこれらは勿論ですが
  反戦、反核、反政治路線も大好きです。
  １９７９年からのファンです。
  
  ・アルバム｢君が人生の時・・・(1979)｣
  　あの娘は米軍キャンプの．．．．．
  ・アルバム｢Ｈome　Ｂound(1980)｣
  　１５の時．．．．
  　明日なき世代、家路．．．．
  　だけど９月の雨の夜君は．．．．．　
  
  そして完全に虜になった｢愛の世代の前に｣
  当時の私の同世代が聞いていたヒット曲群とは
  一味違う（ほとんど周りは浜田省吾は聴いていませんでしたが）
  この名曲は今でも色あせません。
  （同タイトルのアルバムの中に｢悲しみは雪のように｣が入っていたんです。
  　当時は大好きでしたが、周りで知っている人は誰もいないって感じでした。）
  
  その後はそう｢PROMISED LAND｣ 、
  　→｢Home Bound｣｢愛の世代の前に｣から続く3部作の完結作
  ｢マイホームタウン｣から
  ｢パーキング・メーターに気をつけろ!｣
  あたりもきちんと｢僕と彼女と週末に｣
  とつながっている。
  
  次作｢DOWN BY THE MAINSTREET｣は１０代の少年を
  主人公に展開し、
  ｢J.BOY｣で完全に市民権を得ました。
  
  とにかく各アルバムが1冊の小説のようです。
  最近のアーティストのアルバムは
  短編小説集ですが。
  
  さて｢僕と彼女と週末に｣の他には
  
  　地下から地下へ運ばれた爆発物
  　国家に養われたテロリスト
  　成層圏に軍事衛星
  
  　飽食の北を支えている
  　飢えた南の痩せた土地
  　払うべき代償は高く
  
  　貧困は差別へと
  　怒りは暴力へと
  
  　ひび割れた原子力
  　雨に溶け風に乗って
  
  　受け止めるか
  　立ち止まるか
  　どこへも隠れる場所は無い
  
  　愛は時にあまりに脆く
  　自由はシステムに組み込まれ
  　正義はバランスで計られ
  
  　－A NEW STYLE WAR－(J.BOY)
  
  　八月になるたびに
  　「広島」の名のもとに
  　平和を唱えるこの国
  　アジアに何を償ってきた
  　俺達が組み立てた車が
  　アジアのどこかの街角で
  　焼かれるニュースを見た
  
  　ＴＶじゃこの国豊かだと悩んでる
  　だけど俺の暮らしは何も変わらない
  　－八月の歌－（J.BOY)
  
  　基地のフェンスの向こうに揺れる星条旗
  　見上げてた１７歳
  　黒く巨大な爆撃機
  　後者の窓を震わせた１９６９年
  
  　犯されてＳince　１９４５　生まれて
  　詰め込んだ大量の
  　ジャンクフードとアメリカンパイ
  　－BLOOD　LINE－（FATHER'SUN）
  
  　焼跡の灰の中から強く高く飛び立った
  　落ちてゆく　夕日めがけ　西の空を見上げて
  　飢えを枕に　敗北を発条に
  　風向きを　道しるべに　駆け抜けて来た
  　過ぎ去った昔の事と
  　子供達に　何ひとつ伝えずに
  　この国　何を学んできたのだろう
  　－RISING　SUN－（FATHER'SUN）　
  　
  　特にこの歌は、コンサートでは
  　バックに原爆投下の映像（きのこ雲）
  　の映像が。
  　こんな映像がバックに流れるアーティストは
  　いないでしょう。
  
  しかし１９８６年に歌っています。
  
  　頼りなく豊かなこの国に
  　何を賭け何を夢見よう　
  
  本当にそうなってしまった現在の日本です。

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• 4
  2009/12/31 00:22:52

  スゴイスレが立ってたので参加させて下さい。
  省吾のような年の重ね方…。
  見習いたいですわ～。
  通学でウォークマンで省吾を聴いていた少年が…。
  今も通勤でi-podで省吾聴いてます(^^♪
  
  >まさきshogoさん
  深いファンですね。敬服します。
  私自身もあのアルバムの帯にある
  「いつか子供たちにこの時代を伝えたい…」
  って言葉が学生時代胸に突き刺さっていました。
  アルバム自体は、大作と言われたり茶化されたりで…。
  省吾が政治優先の気配を察し居心地が悪かったとか言ってたようです。
  そんな中、「核」という言葉はどこにも出てこないのにソレとわかる。
  その壮大さに町支さんも震えてたそうです。
  私は、子供に何を教えるべきか…。
  迷えば必ずこのアルバムに戻ります。
  
  ＞ｒｌｓさん
  大先輩お疲れ様です。
  発売当時は、まだ中学になった時でした。
  
  その曲、”パーキング・メーターに気をつけろ！”ですね。
  １曲目から彼女の背にナイフを…ってヤツの後でホント怖い曲です。
  でも、その男の気持ちもわかってしまうんですよね。
  私も今もアルバム大好きです。
  
  ＞夏がだ～い好きさん
  お久しぶりです。
  79年のときはまだアリスをカセットで聴いてた小学生でした(^^♪
  愛の世代の前に…。いいですよね！
  まさか数週間で作り上げたアルバムとはホント思えません。
  「悲しみは雪のように」が変にアレンジされたのは残念でした…。
  
  そんな今は…。
  2/3発売の「みちくさ日和」が楽しみっす。
  省吾ファンのみなさん、ヨカお年を！

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• 5
  まさきshogo 2010/01/26 23:47:28

  皆様、こんばんは～
  
  浜田省吾さんの詩の魅力・・・
  
  男女の恋、夫と妻、自己啓発的詩、父と息子、アウトロー的青春・・・もっとあるかな？
  でも、一番心に響くのは反戦反核の詩です。
  
  久しくこの系統の詩が発表されてません。
  今一度、こんな時代だからこそ、地球環境問題や反戦反核のメッセージソングを聴きたいですね。

  0人

• 6
  まさきshogo 2010/08/02 20:46:20

  こんばんは～
  
  ひとつ上の書込みから約半年。。。
  
  願いが通じた感じです。
  
  
  ＞今一度、こんな時代だからこそ、地球環境問題や反戦反核のメッセージソングを聴きたいですね。
  
  The Best of Shogo Hamada vol.1&2
  
  に物足りなさを感じてた理由がわかりました。
  
  
  
  The Best of Shogo Hamada vol.3　The Last Weekend
  
  楽しみですね！
  
  

  0人

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