ラジエーター修理やらなにやらで結構ぎりぎりまで迷いましたが、4連覇のかかった大事なレース。頑張って走って来ました。
今回もパートナーhide'sさん、イーグルスポーツBIGBAMBOOさんと仲間達に沢山フォローして貰い、最高の布陣で挑みました。
エントラントリストを見ると、以前岡山で一緒に走ったボルボV40のレースカー19号車とか、常連のis達とか、僚友のGROWS LUPO9号車とか手強い相手が沢山居ます。何時ものライバルIIJIMANNチーム11号車は今回何故か別クラス、MINIじゃ無い??と、今回は以前S耐を走って居たE46M3をリファインしてエントリーだそうで・・・恐ろしいマシンが居ます(^^;
セントラルサーキットが新路面になって初のSタイヤ&ノーウェイトレース。予選のタイムアタックが楽しみでした。鈴鹿と同レベルのアスファルトを使用してるとの事でダンパーの減衰に悩みましたが、ひとまず以前と同じくF10R10戻して行ってみます。
朝一のテストラン、いつもの通りhide'sさんに走って貰って感触チェック。問題無いとの事で、空気圧だけ合わせて先頭で予選コースイン。1周目からガンガン行きますが、直ぐ後ろに居る18号車BMW318isが凄い勢いで追いかけて来ます、速い!!
なかなか引き離せないままアタックラップ。あっさり1分31秒644が出て自己ベスト更新。18号車にラインを譲って悩む・・・後ろから見ててもやはり速い。普段ならここで辞めておく所だけど、少し間を取ってもう1回アタック。少しアンダー感じて何カ所か軽くミスした物の、1周まとめて1分31秒324が出て終了。ピットに戻るとみんなが拍手で迎えてくれました。やった!ポール!・・・と、リザルト出ると2位でした(^^;
計時システムのミスで11号車だけ表示されていなかったそうで、0.136秒差で2位となりました。3位はやはり速かった18号車が1分31秒833。いくらどれだけチューンしてもいいとは言え、isでこのタイム・・・凄すぎ。4位が19号車。オープンデフで走ってると思ってましたがLSDが入ったそうで、以前より大幅にポテンシャルアップしてます。僚友9号車は6番手。毎回色々トラブルに泣いていますが、車格からは想像出来ない走りで油断出来無い相手です。
毎回何度もSCが入るレースですので、今回も最初から7スティント作戦で行きます。特に予選上位のタイムが拮抗しているので、最初のスティントはスプリント並の競り合いになると予想。競り合い過ぎると燃費にもタイヤにも負担大きくなるので、敢えて早めにピットインして混戦から離れてペースを確保する作戦です。さらに、最後まで競り合いが続くと思われるので、タイムが出せる僕がフィニッシュドライバーを担当。必然的にスタートも担当する事に。
順調に進行して行きローリングスタート。11号車の隙を突いて1コーナーで前に出たかったのですが、そんな楽させてくれる相手ではありませんね。
加速競争で引き離されて、少し距離を置いたまま必死で追尾。コーナー区間では差を詰める事も出来るので、勝負は出来ます。合わせて後方からは19号車が上がって来てて、猛プッシュ、厳しくプレッシャー。11号車を追いかけながら、でも抜かれ無いように必死で防御。そのすぐ後ろには18号車、さらに少し後ろに9号車。33〜32秒台のハイスピードバトルが続きます。11号車に何度か仕掛けるも、ストレートで離されて抜くまでには至らず。周回遅れが絡み出して19号車と少し距離が出来、概ねポジションが落ち着きました。
当初予想より少しペースが速い・・・33秒台前半で周回してるので、燃料どんどん減って行きます。
20分ほどして少し早めにピットイン。hide'sさんと交代。コースコンディション伝えつつ順調に送り出し。34〜35秒台、時折33秒台で周回。誰かがピットインする都度順位が入れ替わるめまぐるしい展開で、1位に上がっても全く安心出来ません。
序盤〜中盤にかけて11号号車がトラブルによりリタイヤ、19号車が少し落ち、9号車が上がって来ました。18号車から12秒ほど開けて水色号、そこから15秒ほどして9号車というポジションが中盤から後半にかけて続きます。しかし、みるみる減って行く燃料。相変わらずレースラップが速く、節約したくてもなかなかペースを落とせません。タイヤへの負担も心配になって来ます。
僕の3スティント目、交代の際に燃料を補給してはいても、残量1/4強でコースインする形に・・・厳しい!
レブMAXを800回転ほど落とし、タイヤも労りながら、でも極力タイムは落とさず頑張って。。。18号車の背中が見えた所で燃料計の針がEnptyより下に!
僕の判断で予定より少しだけ早く緊急ピットイン。2周前からアピールしてたのを分かってくれて居て、ピットでは準備ばっちり!
しかし給油量が多いため、通常より1分強余分に停止時間・・・これが勝負を決める結果に。
ギリギリで周回遅れになってしまい、9号車にも先行を許してしまいました。交代後はhide'sさんも猛プッシュ!慣れない車で32秒台を連発!9号車の後ろに迫っていきます。
最後のスティント、僕の担当。交代時に再度多めの給油。1分ほど余分に止まる結果になりましたがやむを得ず。しかしこれで燃料は最後までもつ!タイヤはギリギリまだ行ける!
最後のハンドルを受け取ってコースイン!スプリントのつもり、予選のつもりで猛プッシュかけて31秒台で周回!
しかしタイヤに嫌な感触が。剥離が起きたような音と振動が伝わってきます。大きなタイヤカスかも知れ無いけど・・・剥離なら次のブレーキでバーストするかも???そうしたらそこでリタイヤです。
見なかった事にして行くか、ペース落として完走キープにするか・・・33秒台でしばし周回。音も振動も小さく成ってきた!タイヤカスだったのかな?このまま行けそうだ!!
再度ペースアップ!と、遠くに18号車が見えた!
抜いても順位は上がらないけど・・・意地でも抜く!絶対抜く!と気合い一発!猛プッシュ!31秒台で追いかけます。
じわじわ差を詰めてあと少し、手が届く・・・と、コントロールタワーで何かが振られてる・・・あ、チェッカーか・・・終わっちゃった・・・
こんな感じでレース終了。クラス別では優勝ですが、総合では3位に終わりました。
総合優勝は18号車。安定して速く、燃費も良く、マネージメントもばっちりな相手でしたね。凄かったです。
総合2位は僚友9号車。軽量を活かして軽快に走り、追突されるトラブルを超えて最後まで走り切り、とうとう負けてしまいました。壊れ無ければ速い!と言うか、強い!を証明してくれました。
今回のレースは、SC導入0、エントラントのペナルティ0と言う、ユーロ耐久史上希に見るクリーンレースでした。いつもなら100周程、少ないと90周超位で終わる所が109周もの周回。新路面は明らかにタイムに好影響ですが、言い換えればタイムが出てしまう分燃料も減ってしまいます。基本的に燃費の悪く、SCランによる燃料節約や給油時間の余裕をあてにしている水色号には特に厳しい展開でした。
しかしよくよく考えてみれば、SCが有る事を前提とした戦略を組まないと優勝出来無い・・・と言うのは、誰かのトラブルをあてにした戦略とも言える訳で・・・根本的な間違いなのかも知れません。大きく反省です。
この反省を踏まえてこの先どうするか・・・
燃調を見直す・・・薄くすれば消費量は減るしパワーも上がるかも・・・でもブローの可能性高くなるよね・・・大丈夫かな?
軽量化する・・・ノーマルよりそれなりに軽量化してあるので、これ以上となると大手術が必要になる・・・キツイなぁ。
搭載燃料増やす・・・安全タンク搭載する?或いは小型の増槽タンクを追加?そんな事可能なのかな?
悩ましい選択肢しか思い浮かびませんが、出来る事して来年再度優勝目指して再挑戦したいです。
hide'sさん、いつも一緒に走ってくれて有り難う御座います!
BIGBAMBOOさん、監督有り難う御座います!後ろから見ていて下さってるので、いつも安心して走れます!カレーうどんも旨かった〜!!
サポート、応援して下さった皆さん、本当に有り難う御座いました!凄く心強かったです!
関わった皆さん、競り合った皆さん、お疲れ様でした。また来年のレースでもよろしくお願いします!