こんにちは♪
今から一か月ほど前、『乗り鉄しよう』と古い友達からお誘いがあった。
「もう行くこともなくなるほくほく線を普通列車で完走する」と言うのだ。
元は北陸方面の短絡線として、上越から方向変換、機関車の付け替えのない北陸方面への貨物線とした考えられた国鉄北越北線である。
平成9年三セクで開業後、北陸と上越新幹線と越後湯沢で首都圏とを結ぶ高速鉄道線。
トンネルばかりのこの線路、やはり私の印象は時間に追われた越後湯沢での乗り換えに尽きる。
せっかく越後湯沢温泉を抱える温泉街の中心地にある駅なのに、越後湯沢駅は冷たいコンクリートのコンコースをわれ先とホームへ移動したただの通過地点である。
それでも長い間首都圏への短絡線としてただひたすら通り抜けた越後湯沢駅やほくほく線にお礼を言ってくるのも悪くない。
早速「紅ツアーランド」でプランニングを開始した。
直江津からほくほく線への連絡を見ると9:17発で「ゆめぞら」を連結している列車がある。
ホームで湯沢行9:01発『はくたか3号』や金沢行9:07発の『はくたか2号』も撮れる。
直江津までは高岡7:04分発の『北越1号』に乗って♪
北越には昨年9月のブログ『あとわずか、北越号はくたか号妙高号』で乗った。
その時はこれで乗りおさめと思ったけれど、1970年から走っているローカル特急に最後のお別れが言える。
願わくば、485系国鉄色のTかK編成が来てくれればうれしいのだけど。
撮り鉄中もなかなか国鉄色は私の前に顔を出してはくれない。
乗り鉄の日は2/15、6:50に高岡駅改札前で待ち合わせる事にした。
みどりの窓口の前に、会議机が2~3本並んでいた。そうか、昨日2/14は北陸新幹線開業一か月前、ここにも多くの人が一番列車の切符を求めて並んだのだろう。
「今日も並んでるぞ」
そう、高岡に日に1本しか止まらない『かがやき』の切符はしばらくレア物なのだ。
市民一丸となって高岡停車の『かがやき』に乗車し、次のダイヤ改正には『かがやき』の半分以上を高岡に止めねば(^^)v
あの日と同じように、5番ホーム「北越」の乗車札の下に並ぶ。
入場を知らせる案内がホームに流れる。
国鉄色、来ないかなぁ~。
子供の頃のように身を乗り出して、入線する列車の方向を見た。
遠目でも目立つリニューアル車両のエメラルドグリーンが目に映らない。
まさか、
入線してきたのは、夢にまで見た485系K編成の国鉄色ではないか。
今回の乗り鉄の成功を決定づけるオープニング。
喜び勇んで先頭の6号車へ乗り込む。
☝ お断りされると入りたくなるのは世の常
ムーンライトえちごのレディスカー、栗色の長い髪の毛が光る赤いシートが出迎えてくれた(嘘爆)
座り心地を確かめる間もなく、さっそく車内検索へ出かける。
平日はそこそこ乗車があるものの今日は日曜、それでも自由席はガラガラなのに指定を取って乗車している人もいる。
☝ 1号車の半室グリーン席も数組のお客様。
☝ 「ムーンライトえちご」で新宿へ行っていたのでステップは埋められている。
☝ 使用禁止になっている車両もあったのは、特急としては残念。
☝ 廃止間際は必ず手作り感が満載になるのはいつの時代も。
☝ 壁面の広告は分かるが車両番号がないのは・・・?
☝ 昭和の空調は最悪で、こっそり外気を入れたのも懐かしい思い出。
☝ 糸魚川~梶屋敷間のデッドセクションで、しっかり照明が消えるのも、
昭和生れの印。
糸魚川でそこそこ乗客を乗せ、直江津駅のホームへ入る。
ホームには結構な人が待っている。
廃止間近とはいえその名の通り加賀から越国の北部(越中、越後)と結ぶローカル特急の存在価値は高い。
直江津ではうれしいコラボが、隣のホームにR編成が待っていてくれた。
485系K編成「北越1号」を見送り、続いて「はくたか3号」が登場。
雪で金沢行の「4号」が遅れたので、少し足止めされていたようだ。
☝ 雪で遅れて到着のしらさぎラインの「はくたか4号」
☝ 塗りつぶされた「WHITE WING」のマーク。
「4号」の車両は、今しか見れない「しらさぎ」へ変貌中の「はくたか」改め「しらたか」号か(笑)
☝ 小木に似ている ^m^
跨線橋を渡り5番ホームにほくほく線経由越後湯沢行きが、HK100形二両で待っていた。
☝ これで強靭なツララも弾き飛ばす
先頭はゆめぞらⅡイベント車輌だ。
お客様は先頭車に集まっていた。
☝ 出発時には結構満席になるイベント車両
ほくほく線に入り長いトンネルに入ると、天井でイベントが始まる。
車内が暗くなって眠くなるだけのイベントショーだ。
静かで明るい一般席の2両目へ移動する。
平成8年製造とはいえ流石に160km/hはくたかの露払いを務めただけのことはある。力強い加速と安定した乗り心地は流石。
☝ 高速進行!「はくたか」が矢の様に通過する。
六日町で降りて後続の「はくたか5号」や金沢行の6号を撮ろうと思っていたのだが、ホームに積み上げられた雪のおかげで通過列車など撮る場所さえない。
上越線に入ってから雪の量が違う。
十日町、六日町と乗客も増える。
キャリーバックを持った旅行客も多い。
吹雪の越後湯沢に到着、多くのお客さんが新幹線ホームへ向けて移動する。
この光景は「はくたか」だけではないようだ。
流れに合わせて新幹線のホームへあがってみよう。
(しっかり入場券を買って)
持て余し気味の二面4線に通過線が2線もある巨大な駅だ。
ホームの端へ行くと雪が吹き込んでいる。
雪の中を到着するE2系の「とき320」号
そのあと誰も乗せていないガーラ塩沢からの「Maxたにがわ」が到着
北陸方面のお客がいなくなるとこの新幹線、これから大丈夫なのかしら。
寒~いホームで冷えた体をぽんしゅ館の「利き酒越の室」で温めに。
さぁ、温まったところで大雪の清水ループへ進軍だ。
12:00発水上行が来る前に、極寒のホームから出発を待つスノーラビットを撮影。
少し遅れて長岡からの水上行が5両で入線。
後発の隅田川行きの高速貨物が、普通水上行に遅れが出ている事で追い越して行く。
☝ さすが、所変われば
窓の外は雪の壁、水上で折り返し便が運休になったらどうしよう。
土合駅では谷川岳からの登山客がフル装備で乗ってきた。
ポイントが凍結で動かないとかで、さらに遅れて水上駅に到着。
向かいのホームでは、高崎行が待っていてくれた。
高崎周辺だけに繁殖している107系だ。
乗り継のお客さんを乗せて高崎へ向けて山を下って行った。
駅前の饅頭屋さんでお土産を買いホームへ戻る。
今度はこいつがお見送りをしたいと、山を登ってきてくれた。
帰りは来た時が嘘の様な晴天に。
快調に山を駆け下りて越後湯沢へ到着だ。
「CoCoLo湯沢」で一休みする予定だったのだが、友人に緊急な用が入ってホームにいる14:39発「はくたか14号」で戻ることになった。
幸い、連絡の「とき」が到着していなかったので、日曜で2両に減らされた自由席だったが楽々座れた。
直江津からは車内販売も健在だ。
懐かしい昔の旅行が思い出される。
入善、魚津、富山と聞きなれた駅名、
いつの日もジョイント音をお供に、ゆっくりふるさとへ送り届けてくれた。
ありがとう、北陸本線。
さようなら、北陸本線。
いつまでも心の中に・・・・・。
では また =^_^=
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