お待たせ、後編だよ(*^_^*)
進行方向が変わって列車はゆっくり発車した。
いくつものポイントを渡り少しずつ速度を上げる。
青森から牽引する機関車は昭和50年生まれのED79 9号機、
小さな体でマックス100㎞/hまで引っ張っていく。
夜明け前の青森湾。
青函トンネルは光のプロムナード。
夜明けに合わせて進行方向が変わって最後尾になったラウンジカーへ移動した。
これこれ、お尻を向けるときは靴を脱ぎなさい。
すれ違いで待避する貨物の牽引は新鋭のEH800、
そういえば去年北斗星できたときはED79が重連でひいていた。
新幹線開通後はこいつが「カシオペア」を引いてほしい。
さぁ函館到着。
前に回ってみてみると頑張ったボロボロのED90、どこかで見たと思えば去年「北斗星」をひいてくれた9号機じゃないか、以前よりさらにやつれたなぁ。
老兵におばさんもたまらず記念撮影の図。
実はおばちゃん、イケメンの運転士目当てだったりして^m^
新幹線が走りだすともうここは走れない、あと僅かの勇姿だ。
私も走れるうちに走っておこう、ホームの先端まで朝のランニング。
そういえば1年前もホームの端まで走ったのを思い出す。
重連のDD51が見えてきた・・・でもヘッドマークがホームから車体がはみ出していて写せないじゃないか。
「北斗星」より電源車が長い分オーバーしたな。
ラウンジカーへ戻ると家内が一番前の席に座っている。
でかした!さっそくDD51の勇姿が迫る特等席へ座り込む。
よし、北の大地は任せた。
重連のDD51が轟音を上げて引っ張ってゆく。
ガラス越しに煙の臭いが入ってきた。
かぶりつきならではの大迫力。
定番の小沼からの駒ケ岳の景色も新鮮。
逞しくも軽快に列車は進む。
部屋に戻ると北海道新聞が配られていた。
小さなことだけどうれしいサービス。
そろそろ朝食を食べに行こう。
ダイニングカーからの展望も楽しみ。
8:00を少し回っていたけどまだ行列ができていた。「早かったのか」
順番待ちは階下通路、通路は山側なのでこれじゃせっかくの噴火湾が見えないじゃないか。
おまたせ、北斗星で大失敗した和定食には目もくれず、憧れの洋定食をオーダー。
パンはやわらかくおいしかったし、ハムは少し硬かったけど、函館からは駅弁の車内販売もあるようだし、これから乗車の方和定食だけはやめておこうネ。
作り笑いが見事なウエイトレスさんが「お写真お撮りしましょうか」
ゆったりとした朝のひと時、
いい時間を送れるダイニングカーの朝食はお薦め。
ご覧のように案内された座席は窓際でないハズレ席^_^;
そうそう、長万部を過ぎてしばらくすると、トンネルとトンネルの間に小さなホームらしきものが現れる。
日本一の秘境駅と言われる『小幌』駅。
この駅へは船でしか行けないのだぞ。
楽しく快適なカシオペアの旅もあとわずか、滑らかで強力な新型機関車の牽引に加えて、設計の新しい客車、そして全室のA個室化は乗り心地だけでなく通路やラウンジなどパブリックなスペースの静かで落ち着いた空間を生むのに役立っている。
この辺が先に廃止になったトワイライトExと大きな違いだけど、どちらがいいという訳でないがこういったゆったりとした旅は忘れてはいけない。
世間は贅を極めた豪華客船の様な鉄道旅にシフトしようとしているが、豪華一辺倒だけでなく移動手段の中にゆったりとした時間を感じる旅も人の感性に合っていると思うのだが。
札幌についてホームから一晩お世話になった部屋を覗いてみる。
ありがとう、カシオペア。
実はもう一話、帰りのお話は乞うご期待
では また =^_^=
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