各種オペアンプ音質チェック その１

■AUK S4580P DIP8 デュアルオペアンプ■
±2V～±18V

Auzentech HDA X-Mystique 7.1 Goldに標準搭載のオペアンプ。
ググってもあまり情報が出てこないが韓国サイトが多くヒットしてたので韓国メーカー製かと思われます。

音質は良くも悪くもなく普通ということでこれを評価基準にします。
関連情報URL : http://www.alldatasheet.com/datasheet-pdf/pdf/77511/AUK/S4580P.html

■新日本無線 NJM4580DD DIP8 デュアルオペアンプ ■
±2V～±18V

TOKYO STYLE S010-V DCS-SEV24に標準搭載のオペアンプ。
オーディオ用として特に音質向上を図っています。
市販のオーディオ機器でもよく使われています。
オーディオ用ですが、工業計測用としても最適です。
低雑音・低ひずみ、高出力電流、汎用オペアンプとしてもオススメ 。
※末尾型番のDDはローノイズ選別品となります。

非常に元気な音でボリュームが一段階アップした感じ。
しかしながら高音（JAZZ女性ヴォーカル）で若干歪みが発生してしまう。
回避方法としてはボリュームコントロールで一段階落とすと問題解決します。
気になる点として搭載直後の段階では音楽再生中に何故かボリュームが上がったり下がったりして
おかしかったがしばらく通電（エージング）することで治りました！
安い割にはS4580Pよりも好きな音でした。

秋月電子にて購入。
関連情報URL : http://semicon.njr.co.jp/njr/hp/productDetail.do?_isTopPage=false&_productId=122&_moveKbn=PRODUCT_DETAIL_MOVE_SPEC

■新日本無線 NJM2114DD DIP8 デュアルオペアンプ■
±3V～±22V

TOKYO STYLEのオプション品になっているオペアンプ。
NJM5532を改良し、高スルーレート・高帯域を実現。
筆者の感触としては全体的にフラットに素直な音を再現するアンプであると感じます。
分解能は5532よりも高くボーカルの息遣いまで鮮明に表現します。
クラシック・ボーカル向き。5532同様ヘッドフォンアンプにも使えます。

NJM4580DDから交換した直後の感想は・・・
「なんか普通～ｗ」
フラットで低～高まで鳴らすことができていますが、
イマイチ元気な音ではないため印象がちょっと悪いです。
とはいえ長時間のリスニングには適しているんですかね？！
個人的にはNJM4580DDが好きです。
関連情報URL : http://semicon.njr.co.jp/njr/hp/productDetail.do?_isTopPage=false&_productId=33&_moveKbn=PRODUCT_DETAIL_MOVE_SPEC

■ナショナル セミコンダクター LME49720NA DIP8 デュアルオペアンプ■
±2.5V～±17V

LME49720とLM4562はまったく同一の製品です。
9Vではあんまりな感じですが、±9Vでは結構きちんと動作します。
秋月で250円のため（LME49720は270円）、コストパフォーマンスは良く、それ以前から人気のオペアンプです。
バッファとして使う限り解像度感は、LM6172より一枚上。
いわゆる音楽的な鳴り方がします。OPA的な鳴り方と言うべきか、なめらかな感じというきか、その分解像度感がやや劣って感じることがあります（実際に解像度が劣っているわけではないのですが、味の分だけそう感じてしまいます）

評判のNS製ですが秋月で270円というコスパは最高です！！
もちろん音質も上級、伊達にオーディオ専用ということはあります。

http://www.alldatasheet.com/datasheet-pdf/pdf/174240/NSC/LME49720NA.html