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2011年08月26日

佐世保の艦船

さて、先日訪れた佐世保・長崎の様子をアップしたわけですが・・・・
え?建物とかテデーベヤとか興味ないしあんまり見たいとも思わないって?

お待たせしました。
やっぱりこっちがメインですよね。
佐世保・長崎の艦船。
いってみましょう。


佐世保駅からしばらくいくと海上自衛隊佐世保基地倉島岸壁があります。
ここでは毎週土日に開放して見学が出来ます。
ちなみに地図ではわかりづらいのでタクシーなどを利用したほうが良いかもしれません。
この日(8月14日)は「きりさめ」が見学対象艦になっていました。

それではみていきましょう。
(写真をクリックすると若干大きくなります)


まず飛び込んできたのが3隻の護衛艦です。
手前から護衛艦「いそゆき」DD-127(満載排水量4000トン)、「はるゆき」DD-128(満載排水量4000トン)、「じんつう」DE-230(満載排水量2900トン)です。
これらは第13護衛隊に所属しています。



護衛艦「きりさめ」から眺めたところ。
3隻の違いが判ります。
「いそゆき」と「はるゆき」は両艦とも「はつゆき」型護衛艦の同型艦、「じんつう」は「あぶくま」型護衛艦の同型艦となっています。
「じんつう」は「いそゆき」「はるゆき」よりも一回り以上小さく、砲後部にアスロック発射機がないのがわかります。
(艦中央の煙突と煙突の間に設置されています)



艦後部から見たところ。
「じんつう」の長さが他の2艦よりも短いことがわかります。
「はつゆき」型の全長は130メートル、「あぶくま」型は109メートルと20メートル以上の差があります。
また「いそゆき」「はるゆき」には後部がヘリコプター甲板と格納庫になっていますが、「じんつう」には格納庫がなく、甲板も狭くなっていることが判ります。
「いそゆき」「はるゆき」後部のコンテナ状のものはシースパロー艦隊空ミサイル発射機ですが、「じんつう」にはこれもありません。
「あぶくま」型には対潜ヘリコプターの運用能力がなく、対空戦闘能力も限られていますが、近海の警備防衛での運用を前提に作られたコンパクトな護衛艦のためです。



「いそゆき」「はるゆき」を斜め前方から。
手前の艦砲は76ミリ62口径単装速射砲。
後部はアスロック8連装発射機Mk112です。
アスロックは対潜魚雷にロケットをセットしたもので、ロケットにより遠方に投射して目標となる敵潜水艦近くでパラシュートで降下・切り離して自動追尾で目標に突入していきます。
艦橋の上にある円盤状のものは76ミリ速射砲管制用の射撃式装置2型22となっています。



「いそゆき」「はるゆき」の上部構造物。
「はつゆき」型はトップヘビーを避けるために構造物をアルミ合金で作って軽量化を計っていましたが、昭和57年に勃発したフォークランド紛争で英海軍の駆逐艦シェフィールドが対艦ミサイルの命中で大きな損害を受けたことに対する教訓となっています。
アルミ合金は高温に晒されると強度が大幅に落ちるため、「はつゆき」型の7番艦からは鋼鉄製を用いていますが、満載排水量で200トン重量が大きくなっています。
マスト後方の巨大な煙突が目をひきますが、「はつゆき」型はガスタービンエンジン(いわゆるジェットエンジン)4基の2軸で45000馬力の出力を発揮します。



「いそゆき」の右舷です。
4本の巨大なチューブはハープーン艦対艦ミサイル発射筒です。
敵艦船に打撃を与えるために装備されているもので海上自衛隊のほとんどの護衛艦にハープーンまたは90式艦対艦ミサイル発射筒を装備しています。
射程は約100キロ以上といわれています。
その下にも筒がみえますが、こちらは潜水艦に対処するために使われる3連装短魚雷発射管です。



「いそゆき」の作業艇(いわゆる内火(うちび)艇)。
艦からの交通や各種作業などにつかわれるもので右舷と左舷に1隻づつの合計2隻搭載されています。



「いそゆき」艦尾に設置されたシースパロー短距離艦隊空ミサイル発射機です。
F-4やF-15に搭載されているスパロー空対空ミサイルを艦載型にしたもので、「はつゆき」型、「あさぎり」型などに搭載されています。



3隻の護衛艦の後ろにいた掃海艇「やくしま」MSC-602(満載排水量650トン)と「あおしま」MSC-689(満載排水量590トン)です。
掃海艇とは海中または海上の機雷を処分したり敷設する艦艇で、戦時中は機雷によって海上交通に大きく阻害され、致命的な打撃を受けて敗戦においこまれた教訓から対潜水艦と掃海は最も力を入れている分野です。
戦時中に連合軍によって大量に敷設された残存機雷で終戦後しばらくは船舶に甚大な被害をうけましたが、掃海部隊の決死の作業で機雷を処分して海上交通を確保できました。
貿易に食糧、資源、経済を依存する日本国が成立しないといっていいほど掃海作業は極めて重要な任務ですし、戦後日本国の経済発展を支えました。
戦後60年以上たった今でも戦時中当時の残存機雷が発見・処分されています。



「やくしま」「あおしま」の後部。
「やくしま」は掃海隊群第2掃海隊、「あおしま」は佐世保地方隊沖縄基地第46掃海隊に所属しています。
後部に搭載されている白いものは掃海具の浮標(フロート)、黄色いものはS10機雷掃討具となっています。


「やくしま」「あおしま」の艦中央です。
「やくしま」は煙突が1基、「あおしま」は2基なのがわかります。
掃海艇は機雷の排除という任務のため、磁気対策として船体が鋼鉄製ではなく、木製となっているのが特徴です。
次型の「えのしま」型掃海艇からは木製からFRP製船体を採用しました。



こちらは今回見学艦になった、護衛艦「きりさめ」DD-104(満載排水量6200トン)です。
「あさぎり」型護衛艦の後継として計画された「むらさめ」型護衛艦の4番艦で、第3護衛隊群第7護衛隊に所属しています。



大きさは全く違いますが、艦橋を前から見ると「いそゆき」と似ているのが面白いですね。
「ムーミン」に出てくる白いニョロニョロみたいなものは高性能20ミリ機関砲です。
この機関砲はファランクスMk15とよばれ、白い部分にレーダと射撃管制装置がはいっています。
完全自動の近接防衛兵器で、砲やミサイルで迎撃しそこねた敵の航空機や対艦ミサイルから自艦を守るための最後のシステムとなっています。
最大射程4500メートルで毎分3000~4000発もの高速で20ミリ砲弾を発射して目標を撃破します。




こちらは76ミリ62口径単装速射砲です。
砲径が76ミリの速射砲で、無人・自動装填でシステム重量がわずか7.5トンと非常に軽量小型に作られています。
最大発射速度は毎分80~100発と高い発射速度をもっており、対水上目標、対空目標、対ミサイルなどに使われています。



76ミリ速射砲を後ろから。
このシールトはFRP製となっています。
1発の砲弾の重さは6.4kgありますが、最大射程16.3キロを確保しています。



「きりさめ」の速射砲の後ろに設置されている垂直発射装置(VLS)Mk41です。
「こんごう」型以降の海上自衛隊護衛艦(「たかなみ」型、「ひゅうが」型など)は艦対空ミサイルとアスロック対潜ミサイルはこの垂直発射装置に装填されています。
従来のミサイルは弾庫に納められていて発射時に発射機に装填されていましたが、次弾発射までに時間がかかるため、弾庫と発射機をまとめてユニット化したものがVLSです。
ミサイル発射時にはこの扉が開いて発射されます。
「むらさめ」型はここに垂直発射型アスロックが装填されています。
シースパロー短距離艦対空ミサイルは煙突の後ろにあるMk48VLSに装填されています。



「きりさめ」の浮環ですが、意外と薄くて硬いんですよ。




「きりさめ」の艦中央に設置された90式艦対艦ミサイル発射筒です。
写真のように互い違いに1基づつ計2基が搭載されています。
写真では3連装になっていますが、4連装の2基で合計8発を搭載できます。
発射されたミサイルは敵の迎撃を受けるために海面からわずかの高さを飛行し、目標に突入します。




「きりさめ」の膨張式救命筏です。
非常時に海に投下し、内部のガスで膨張してFRPのカバーがはずれるようになっているそうです。




モップと箒とチリトリと・・・・
訓練で使うんでしょうね。




「きりさめ」のスライディングパッドアイです。
洋上補給のときにつかわれるものです。




「きりさめ」の3連装単魚雷発射管です。
空気圧で単魚雷を発射する装置で口径は324ミリとなってます。




「きりさめ」の艦尾にあるヘリコプター格納庫です。
対潜戦闘は対潜ヘリコプターを中心に行われていますが、海上自衛隊ではSH-60JやSH-60K対潜ヘリコプターを装備しています。
「むらさめ」型や「たかなみ」型は標準では1機を搭載しますが、比較的容量があるので最大2機の搭載が可能です。
「きりさめ」は今年5月まで海賊対応でソマリア沖で作戦を行っていましたが、警戒任務ではヘリコプタは大きな威力を発揮します。




「きりさめ」のヘリコプター管制室。
護衛艦にはヘリコプターを搭載して作戦を行いますが、常に護衛艦は直進し、さらに波で艦が上下に揺れている状態でタイミングをあわせてヘリコプターが離着陸するには非常に困難です。
このような管制は不可欠になってきます。



立神地区に見えた自衛艦群。
手前から護衛艦「ゆうだち」DD-103(満載排水量6200トン)、ミサイル護衛艦「こんごう」DDG-173(満載排水量9500トン)、護衛艦「あけぼの」DD-108(満載排水量6200トン)、「ありあけ」DD-109(満載排水量6200トン)、ミサイル護衛艦「しまかぜ」DDG-172(満載排水量5900トン)、補給艦「おうみ」AOE-426(満載排水量25000トン)です。




こちらは支援船です。
曳船70号YT-70、曳船69号YT-69です。
ともに曳船58号型(基準排水量260トン)で、いわゆるタグボートです。
その後方は曳船75号型と油船でしょうか?



こちらも曳船です。
曳船57号YT-57(基準排水量190トン)、曳船58号YT-58(基準排水量260トン)、曳船84号YT-84(?)(基準排水量260トン)、曳船78号YT-78(基準排水量260トン)です。
手前の白い船は交通船でしょうか。



こちらは米軍バースに停泊する米海軍の強襲揚陸艦エセックスLHD-2(満載排水量40650トン)です。
「ワスプ」級強襲揚陸艦の2番艦で、AV-8ハリアーⅡ攻撃機を6~8機、ヘリコプターを42機搭載可能です。
後部にドアがみえますが、ここからは3隻のLCAC(エアクッション艇)を展開することができます。



佐世保川から見たエセックス。
長さ249.6メートル、幅36メートルという大型の空母に匹敵する巨大な飛行甲板をもっています。
もちろん沖縄に展開する第31海兵隊遠征隊を搭載します。
ブログ一覧 | 艦船めぐり | 日記
Posted at 2011/08/26 23:08:04

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この記事へのコメント

2011年8月26日 23:41
今も機雷が発見されるとは・・・。
後どれぐらい残ってるんでしょうね?

訓練用の人形は首吊りに見えてビックリしました(;´▽`A``
コメントへの返答
2011年8月27日 0:12
確かついこの前も瀬戸内海で処分したようなニュースをみた気がします。
終戦前までB-29は大量に機雷を投下して、潜水艦と機雷の通商破壊と海上封鎖が日本を事実上敗戦に追い込んだわけですから非常に深刻だと思います。

訓練用人形は別の艦ではこち亀の両さんみたいな顔に額に「肉」とかかれたのがありましたw
2011年8月27日 5:32
編集お疲れ様でした。

やはり係留中では砲身カバーしていますね。

多分、どのい艦船も補助動力装置は作動していたと思います。
コメントへの返答
2011年8月27日 23:58
停泊中の護衛艦って結構心地よい振動と燃料の臭いがしますよね。
結構好きです♪

今回は佐世保基地の岸壁から見られた艦船をアップしましたが、近いうちに第2弾をアップ予定です。
2011年8月27日 18:10
脳内変換がすさまじくて困ってます・・・
『陣痛』とか『急逝き』とかwww

そういえば「ふじ」以外の『艦』には乗ったことないです・・・
コメントへの返答
2011年8月28日 0:06
大変危険です。
すぐに近代改修を・・・w
(私も一瞬頭に浮かびましたがw)

自衛艦は結構ちょこちょこ公開されてますので、現役護衛艦だと「あぶくま」型以外は見学できました(^^)
2011年8月27日 23:21
やっぱり実際見てみるとかなりの迫力なんでしょうね☆

一度間近で拝見してみたいものです。
コメントへの返答
2011年8月28日 0:12
やはり迫力ありますね。
護衛艦そのものが巨大で100数十メートルの大きさがありますので、だんだんマヒしてきますね(^^;
あまり見る機会もないので、こういうときに見学できたりするといてもたってもいられません♪

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