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パーツレビュー

2024年5月4日

KENWOOD KFC-RS171

Item: KFC-RS171
Rating: 4
Author: orphe

評価：: 4

Made in China

《仕様》
ウーファー:Φ139mm カーボンファイバー配合PP振動板
ツィーター:Φ25mm PEIバランスドーム
瞬間最大入力:160W
定格入力:35W
再生周波数帯域:25Hz〜30kHz
能率:92db/W @1m
インピーダンス:4Ω
外形寸法:156mm×156mm×64mm

【レビュー】
純正スピーカーの補修パーツとして2015年に購入後、保管していたドア用同軸2wayスピーカーです。

純正スピーカーは交換直前まで壊れずに機能していましたが、新車購入時から20年以上使用しているし、製品パッケージが経年劣化で変色と崩壊が始まり、これ以上保管していてもスピーカー交換するタイミングは訪れないと判断して取り付けました。

ドアパネルと内装ドアトリムに簡易デッドニングを施工して取り付けましたが、装着直後だと仕様の割には低音が出ない分、高音域が耳障りに感じてTREBLE側を絞り気味に調整しないとバランスが取れない状態でした。

エージングが進むに連れ、高音域が少しマイルドになってきましたが、低音域が弱い印象はそのままで、調整無しで満足のいく低音を出そうとするとかなりの大ボリュームにしなければなりません。

再生音源がCDや外部入力経由のオーディオプレーヤーならTREBLEを僅かに少し下げるだけでバランスが取れるのですが、FM放送の再生帯域との相性が悪く、適度なボリュームで聴くにはBASSを少し上げた上でTREBLEをCD再生時の2〜3倍下げないとリラックスして聴くことが出来ません。

目立つマイナス面ばかり書いていますが、純正スピーカーと比較すると中高音域の明瞭度が高く、ナビやETCの音声案内が高音質化したり、各楽器（パート）の定位がハッキリして、残響音のエフェクト成分（効果）が分かりやすくなるなどプラス面もあります。

当製品は充分コストパフォーマンスに優れていますが、スピーカー交換入門クラスの製品なので、音質にこだわる方にはワンランク上の製品やツィーター別体のセパレートスピーカーをお薦め致します。

装着イメージ

定価	7,500 円
購入価格	3,780 円
入手ルート	ネットショッピング（Amazon） ※上記定価はメーカー希望小売価格（税抜き）

このレビューで紹介された商品

KENWOOD KFC-RS171

4.12