ローダウン時のサスペンションストローク確認と改善策

カヤバNew SR MCと、アイバッハ pro kitへ交換

ダウン量は、フロント約17㍉、リヤ約14㍉。
平坦路は問題ないですが、左右のタイヤで同時に段差等を乗り越えない時（乗り越える時に時間差がある路面状況の時）に、明らかにバウンドストロークが減った（バンプタッチしている）ことが分かります。

サスペンションストローク量を増やせないかと考え、まずは現状確認。スプリングを外しサスペンションアームに油圧ジャッキを当て、車体が持ち上がりそうになる所まで上げていきます。

15㍉のワイトレを取り付けていても、フェンダーに当たりそうな感じはなく、ホイールハウス内も10cmほど余裕がありそうです。

この時、ショックアブソーバーがどのくらいまでストロークしているか確認。指で指すところに跡が付いています。
ローダウンした時に良く聞く『ショックが底付きする』って、本当なのかな？
ローダウンすることで適正な位置でショックのピストンが作動しないので、性能は出し切れていないかもしれませんが、底付きする前に、スプリングが線間密着する方が先のような気がします。

ストローク量を確保するため、バンプストッパーをカットすることにしました。
材質はウレタンで、昔のクルマみたいにゴム製ではないので、バンプタッチしても「ガツン」とこないようになっているようです。

ひと山（22㍉）ほどカットしました。

カットしたバンプストッパーを組み込みました。

それぞれストローク量を確認してみました。
上から１Gの時の位置
そこから約18㍉ストロークして、ノーマルのバンプストッパーはタッチ
さらに約20㍉ストロークしてカットしたバンプストッパーにタッチ。

バンプストッパーの素材が柔らかいので、実際にはそこからさらに縮む方向へストロークします。

フロントは、さほどストローク不足を感じませんでしたが、様子見で10㍉カット。
ちなみに、ノーマルサスペンションでもバンプタッチまであまり隙間が無いです。
しかし、スポンジのような手触りなので実際にはかなり潰れるバンプストッパーだと思います。

ジムカーナ走行会や峠など、ストロークが増えたおかげで、路面追従性が良くなった気がします。（やや、伸びストロークが多いか？）
街乗りでの『ガツン』が改善されたことが一番のメリットと感じています。

※真似されて不具合が出ても、当方は責任もてません🙏