すっかりご無沙汰してました。北陸の1、2月はテンション低くなってしまいますわ。S600Lは、あれから不幸な境遇を辿っていました。アクセルを強く踏み込むとエンジンチェックランプが点灯し、パワーダウンしてしまうのです。エンジン切るともとに戻るのですが。工場に持ち込みDAS診断してもらうと、3番、10番のシリンダーの失火が確認された。プラグ交換(24本で七万ぐらいしました)やインジェクターの入れ替えをしてもかわらない。ネットで調べれば、イグニッションコイルに行き着く。ところがこれが方バンク6気筒分がワンセットで23万円もする。3、10番と両バンクにわたるので、部費代46万円、工賃こみで50万オーバーとなる定番の故障部位だったんです。ディラーおまかせなら、エアマス、プラグ、等まで総入れ替えで大変なことになるらしい。スノータイヤの準備もしてなかったし、エンジンチェックランプのすぐ点く車には乗りたくないわけで、冬の間動かしませんでした。アクセル踏めないんなら何のためにこの車を買ったのかわからない。ということで、かなり落ち込んでいました。ある日ネットに興味深い記述を発見。同じ症状の人がいて、イグニッションコイル交換してもだめで、ディラーも困っていたところパワーバッグの交換で治ったとのこと。これは調べるとボルテージコンバータといい、両バンクの間に設置されているもの。両バンクに電圧を適切に振り分けるもの?などと素人なりに考えてしまうが、たしかに3、10番と両バンクに異常がわたっているので、これが疑わしいかも、と直感。調べると定価13万円だが、スピードジャパンから9万円で入手。交換して今日初めて高速で全開テスト。見事に治ってました。イグニッションコイル変えなくてよかったです。
取り外したボルテージコンバータ、VANさんやJapthagさんなら中を空けて簡単に治せるのかもしれませんね。しかし、S600乗りの多くの人がボルテージコンバータに行きつかずに損をしているんだなぁと実感しました。前期型はイグニッションコイル自体に問題があり、交換してもすぐに再発し、このクラスの評判を大きく落としたようですね。後期型ではこの点は改善され、イグニッションコイルのき故障は激減したという情報も役に立ちました。さて、高速のハイスピード走行はどうだったか?確かにABCの威力でコーナーはかなり早いスピードで入れますね。異常な速さでコーナークリア出来ます。パワー感は、中途半端な踏み方では味わえません。アクセルのつきはさほどダイレクトではないんです。確かに完全に踏み込めば500馬力を体感できる実感がありあり。怖いぐらいの感覚ありますね。500馬力というのはやはり途方もないです。ただ、低速走行の楽しさはあまりないですね。シートの皮質や、アルカンタラ天井、総革張り内装などの質感はたいしたものだが、低速走行の楽しさ、気持ち良さはDD6に及ばない。内装に革を貼りまくり、サスに最新テクを駆使し、ターボで加給するやり方では、やはりDD6の稀有な乗り味には及ばないですね。というより、やはりターボというのがネックのような気がします。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2013/03/29 00:08:16