
本日雨の昼下がり、家でごろごろ読書をしておりますると、会社の同僚から携帯に写メが。
それは、どこかの展示即売会の写真。
ああ、そうだ。今日は津でスナップオンのツールショーやってるんだった。
先月招待状もらったのに、すっかり忘れてました。
二日目の今日は夜までやってたはずなので、身支度をして行って見ることにしました。
1時間後、会場に着いたのはいいんですが、僕に連絡した会社の同僚はとっくに帰宅しておりました。(´・ω・`)
しょうがなく、招待状くれた県内では有名なスナップオン加盟店のKさんを見つけて挨拶してから、一人で会場をブラブラ物見してると、僕の琴線にキーンと触れるものが。
スナップオン(厳密にはプルーポイント)の油圧プレスの新製品。
油圧プレスは前々から欲しいと思っていた一品なんですが、買うには非常に選択が悩ましい一品でした。
というのも、油圧プレスといったら
格安粗悪品を買うと後悔するツール ワースト3
自分のモットーは「工具に貴賎なし。ノーブランドものでも使えりゃOK」なんですが、油圧もんは本当に格安品は駄目なんですよ。
これがまだフロアジャッキとか、その程度の圧力のもんならいいんです。
でも、プレスもんはダメ。10tとか15tとか、そんなレベルの油圧製品に粗悪品買うと、たいがい壊れます。 ソースは前に買ったパイプベンダー。
油圧プレスの安物は、メーター付ならネットで3万円くらいでしょうか。かなりの重量物なので送料も考慮しないといけませんが、まぁ3万としたら一級メーカー品の1/3です。
・・・そう、1/3で3万なんですよ・・・ つまり、一級品の油圧プレスって10万からが相場なんです。
これがあると出来る事の幅が凄く増えるんですが、かといっておいそれと買うにはあまりにも高価格帯のツールだったんです。
それでまぁ、ネットの通販価格をスマホで調べながら、この展示品の前でずっと居座っていると、会場にいたスタッフの方が話しかけてきて、この油圧プレスの商品説明をしてくれました。
この時点では買うつもりは無かったんですが、せっかくなので色々と質問をしたりしていった中で、何故自分がプレスを欲しいのかという話をする中で、

こーゆうの趣味で作ってて、油圧プレスが欲しい時があるという話しを、画像を見せながらしてみると、スタッフさんは驚いて
ス「ほぉ~ すごいですね! これ4輪バギーですか?」
・・・ですよねー(´・ω・`)
うん、この車高じゃバギーって言われてもしょうがないよね・・・履いてるタイヤはSタイヤなんだけどね・・・
まぁ、なかば予想通りの反応が返ってきたので、いえいえこれは軽自動車でして、これを改造して後ろにインプレッサのエンジン乗っけようとしてるんですよと言いましたら、
ス「軽自動車? これはどこの車なんです??」
と妙に食いつきがいいので、スバルのヴィヴィオって昔の車なんですよーと言いましたら
ス「えー、ヴィヴィオなんですかぁ!? だったらヴィヴィオのエンジン載せましょうよー」
とヴィヴィオに対してずいぶんご執心でございまして、ハハーンこりゃこの人も昔ヴィヴィオに乗ってた口だな? (・∀・)ニヤニヤ なんて考えてましたら
ス「いや、実をいいますとね、私は昔・・・
ほら予想通りの回答が来
ス「スバルにいまして、ヴィヴィオのエンジン設計したの私なんですよー」
な・・・ん・だ・と!?(; ・`д・´)
予想の斜め上すぎる答えが返ってきたのでした。
そこからは、もうツールの話そっちのけで、ずっとヴィヴィオのエンジンの話で大盛り上がり。
話をしていくなかで、ああ本当にこの人EN07の設計者の一人なんだなぁ・・・と理解できました。
まぁなんでそんな人が米国製工具メーカーにいるのかは最後まで謎でしたが。
ずいぶん貴重な話を聞かせてもらったので、なんかもうほとんど油圧プレスを買っちゃうつもりでいまして、最後に「これもうちょっと安くなりません?」とダメもとの値切り交渉をしてみた結果・・・
僕の担当になる加盟店のKさんを呼んでもらって、なにやら話し込んで・・・
会場特価の9万9千のプレスに、オプションの各種アダプターセットをつけて、なんか予想以上の価格が飛び出してきました。
もちろん、即決でございましたよ・・・
当然ながら、そんな大金の持ち合わせは無かったので、支払いは後払い。
というか、僕のガレージにKさんが直接届けてくれるので、その時払いとなりました。
購入手続きが終わってから、Kさんが「君、すごい得したよ。あの人、西日本で一番偉い人だよ。僕の権限じゃこんな決済絶対におりないよ」と。
(; ・`д・´)・・・
うーん、昔はEN07の設計に携わって、今じゃスナップオンの偉い人。
(後日確認したところ、偉い人はその時隣にいた別のスタッフで、元スバルの人はダイアグ関係の人らしーです。なるほど納得。 7/10追記)
ますます謎は深まるばかりでした。
会場には、沢山のスタッフさんがいた中、たまたま偶然にも僕に話しかけてきてくれた方が、ヴィヴィオに縁が深い人だったというのも、なんともいえない感慨があったりなかったり。
ちなみに、今回EN07にかかわるお話を、本当にいろいろ聞きました。基本的には、向こうが話す設計秘話とかな思い出話を聞く流れだったんですが、こちらから質問した内容もいくつかありました。ネット上で論争になった例の都市伝説とかもね。
それについてはオフレコというお約束だったので、ここには書きません。また、僕自身がもはや今のヴィヴィオコミュとは距離を置いた身であり、オフに参加する事ももう無いので、誰か他の人に話すということも無いでしょう。
まぁ、そもそも、今回の話にしたって、僕がそうだと言い張っているだけで、証明するモノは何もないし、相手のお名前すら伺ってないので、本当にスバルの技師だったのかすら、第三者に立証できるものではないのです。
ですから、ここに何かを書いたところで、結局は2chのレスとなんら違いはないわけです。
ただ言える事は一つ。
EN07は本当にいいエンジンだった。
それだけは確かなお話でした。
・・・EJ載せちゃってすいません。(笑)
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2013/06/26 20:47:32