E353系とE351系、乗り比べの旅（惜別のE351系乗車編）

（前回はこちら）

駅レンタカーで借りたホンダN-WGNで高速道路も乗ってみました。加速車線でアクセルを踏み込むと、エンジン音が一気に盛大に!　しかし、スピードがそれについていかない…。
とはいえ、ほとんどの場面で走りに不足はありませんでした。室内は広いし、このテの車が売れるのがわかります。
ボクは買わないと思うけど。

松本駅からの帰路はこれ（タイトル写真）に乗ります。
「スーパーあずさ32号」。上り列車ではこの日最後のE351系使用列車です。

この列車に初めて乗ったのはもう20年くらいも前のこと。
仕事で、愛知県一宮市、石川県金沢市と回った帰路、糸魚川から大糸線経由で（!）南小谷に至り、当時は大糸線に乗り入れていたE351系「スーパーあずさ」で東京へと向かったのでした。

そんなE351系もこの3月17日のダイヤ改正で定期運用から離脱。

惜別の最終乗車となりました。

最後は豪勢に!

グリーン車を奮発。元手はJRから写真コンテストの賞品でもらった旅行券だけどね。

しかし、先に最新のE353系に乗ってしまったせいか、古さを感じてしまいます。室内も、水回りなんかも特に。
安全性と乗客サービス向上が使命の鉄道会社とすれば、放置できない状態になっていたのでしょう。古い車両を見て喜ぶのは鉄道ファンくらいのものだからね。

席について、売店で買ったワインを開けます。

このワイン、うまい!

駅弁も、と思ってたんだけど、見事に全部売り切れ。しかたなく車内販売を待つことに。

松本駅を定刻に発車。

グリーン車のメリットは足載せがあること。
とはいえ、座席間隔は午前中に乗った新型E353系と変わらない?
いちばん気になったのは細かな振動。テーブルに載せたワインが常に、カタカタカタ…、と揺れ続けるのです。これはE353系では感じなかったこと。
E353系には横揺れ防止装置が全車両に装備されてるらしいから、その効果だったのかも。

1時間以上走り、甲府も過ぎた頃、ようやく車販登場。
「弁当を…。」
というと、こっちも売り切れ!　ヨメさんと2人、
「腹減った…。」
室内のサウナのような暑さにも参りました。


でも、E351系、好きでした。
車販からこんなもの買っちゃったし。


（このシリーズ終わり）