「普通四輪免許で二輪125ccまで」　ホンダなど、免許制度変更を要請へ

『ホンダやヤマハ発動機など大手二輪車メーカーは二輪車免許制度の変更を国に要請する。四輪車の中型免許を取得した際に排気量125ccクラスの「原付き二種」クラスの二輪車まで乗ることが可能になるよう、年内にも警察庁や国土交通省など所轄官庁への打診を始める。国内の二輪車販売は最盛期の８分の１以下の水準まで落ち込んでおり、制度変更をテコに需要を掘り起こす。』
～9/15付けnikkei.comより～

　普通四輪免許で排気量125cc以下の二輪車が運転できるようになることは我々４輪車ユーザーにとってメリットがあるような気がします。現行の道交法では原付は時速30km/hの速度制限や二段階右折などの規制があって不便が多かったのも事実で、このことが原付と四輪車の事故の原因になるケースも少なくなかったはずです。メーカーにとっては、普通免許で排気量125cc以下の二輪車を運転できるようになることで二輪車ユーザーの増加が見込まれ、さらには日本独自の規格である原付の開発・生産コストを低減する利点があるようです。
　しかしながら、法改正にはメリットだけではなくデメリットも存在する訳で、原付の規格が廃止された場合に既存の原付ユーザーに対して不利益が被らないように対策を打つべきですし、原付より大型の二輪車の扱いに慣れていないドライバー（ライダー？）の事故が増えることも想定されます。

　民主党さんが大手二輪車メーカーの要請に対してどのように応えるか見守りましょう。