目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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50系までのプリウスの特長であるバックウインドウ(小窓)下部のゴムモールがめくれてきました。特に機能上は支障ないのですが外観の見栄映えが多少悪いので交換します。
このような感じで中央部がめくれています。
バックドア ガーニッシュ樹脂パネル側が何らかの衝撃か経年劣化で隙間が増えているのでモールが巻き込まれているようです。
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車体のこの位置です。
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モールディングの断面はこのような形状です。
しかしながら、ガラスとボディの隙間をゴムモールで隠すという方法は最近のクルマでは見かけないと思います(プリウス30系も同様の方法で隙間を埋めています)。かなり古臭いです。1970年代まではHゴムでガラス全周を車体に留めていましたが・・。
バックドアガーニッシュが樹脂製ですので微妙な伸縮、ひずみを吸収するためのチリ合せ(緩衝エリア)なのかも知れません。
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バックドアガーニッシュを取り外しモールディングの端を引っ張るとモールディングだけが引き抜けたので良かったです。
これとガラスと車体のシール接着剤とが固着してないか心配していました。
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新品モールディング部品をこのようにガラスの隙間に差し込みながら貼り込みます。
バックウインドウ モールディング LWR NO.2
部品番号 75575-47051
569円+消費税
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ガラスには専用プライマーを塗布すべきですが手持ちもなく。ヒートガンで温めながらなんとかまとめました。
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モールディングの高さはこのようにシビアに指定されていますが+1mm程度は出るようにしました。
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新品モールディングの貼付け完了
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バックドアガーニッシュ組付け時にはモールディングを幅広い養生テープなどでまくり上げておきます。
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バックドアガーニッシュを組付けて養生テープを外していきます。
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完成です。
まあまあ、モールディングが均等に収まり見栄えが良くなりました。
毎回、このようなモールディングのゴム部品の組付けはチリ合わせの精度が出ず結構苦戦します。
ここまでやるのに4時間程度費やしました!!全くの自己満足です。
■所感
この箇所の新車生産ライン時の部品組付けや、板金塗装補修時の調整などはあっという間に実施するのでしょうから流石プロの技だと痛感しました。
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■追記
バックドアガーニッシュの裏側はこのように6か所のM6ボルト、13か所のクリップで留めています。このクリップは破損する可能性があり予備があると安心です。
クリップ 部品番号 75867-33040
これを外すには予め室内側のバックドアトリムボード下部を外す必要がありあります。
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バックドアとバックドアガーニッシュの端が干渉してドアパネル側の塗装が剥がれていました。
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ここの箇所です。
バックドアガーニッシュ側には樹脂製の緩衝材が貼ってあるのですがそれでもバックドアの開閉時や走行時の振動でこのように干渉してしまうようです。
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一応タッチアップしてから組付けました。
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