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今回のシステム図です。
DSPのPXA-H800を導入する目的は、車内環境に適した音響改善と、デジ像をトランスポートとして利用してハイレゾ音源を再生する環境を整えることです。そのため、入力はRNS510とデジ像の2系統です。
また、純正DYNAUDIOシステムと設置ずみのサブウーファーをそのまま生かす構成にします。RNS510の出力はフロント2chのみを使用します。これはDSP側で前後スピーカーへの配分を管理するためです。なお、ナビ音声はRNS510のフロント側にしか入らないので、フロント側の信号を使うことになります。
自作した純正オーディオ連携ボックスとアンプ起動ユニットも図のように接続します。
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接続にあたり、RNS510からライン信号を取り出すことと、DYNAUDIOアンプへRCAコネクタでライン入力させるために、ハーネスを製作しました。
運良く今回は、以前DYNAUDIOをレトロフィットする際に製作したハーネスを拡張するだけでいけました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1482781/car/1087521/2936897/note.aspx
こちらの過去の整備手帳のように、DYNAUDIOアンプへの接続ハーネスはFAKRA(RNS510側)を汎用ISOコネクタへ変換する社外品を改造して製作しています。すなわち、ハーネス内部にはISOコネクタで接続されている箇所があるため、今回は汎用のISOハーネスを改造して、ISO - RCA変換ハーネスを製作しました。
このハーネスを既存のDYNAUDIO用ハーネスにプラグインすることで、DSPを中間に挟むことができるようになります。
写真中、左側がRNS510の出力をRCAソケットへ変換するもの、右側がRCAケーブルでDYNAUDIOアンプへライン入力させるハーネスになります。
なお、左側で1本RCAが二股になっているものが右フロント信号で、ナビ音声割り込みに使うラインとなります。
ISOハーネス単体がなかなか売っていないのですがこちらでようやく見つけました→
http://bit.ly/2Bo8fSk 3
ヘッドユニット(カーナビ)RNS510を下ろして、背面のハーネスに先ほどのコネクタを接続します。さらにRCAケーブルを接続してラインを取り出します。
ラインケーブルのアース側は透明チューブでくるみ絶縁しておきます(透明の熱収縮チューブを流用しました)。理由はショート防止です。RNS510の出力はコーディングでラインレベル出力になりますが、音声の伝送方法はアンプ出力同等のBTL方式のままです。BTLは音声信号のアース側にもプラスの直流電流が流れており、金属に触れるとショートするので絶縁が必要です。
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コントローラーは、エアコンスイッチの下部に固定しました。取り付け角度の調整とピアノブラックパネルへのキズ防止のため、小さなステーを目立たないように取り付けてそこへコントローラーを取り付けています。
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各機器のRCAラインケーブル、電源ケーブル、リモート端子などを配線図通りに接続して行きます。
以前リアスピーカー線から分配して取り付けたサブウーファーは(
http://minkara.carview.co.jp/userid/1482781/car/1087521/2951254/note.aspx)DSP直結となるよう配線を変更しました。これでDSPからサブウーファーの音を完全独立で調整できるようになります。
各機器は助手席足元へ設置しました。
DSP本体と自作のユニット、センタースピーカーのアンプがここに収まっています。
コード類の整理前の画像ですが、収まりは大体こんな感じです。機材はラゲッジではなく足元へ配置しました。理由は音声ケーブルを最短にしたいのと、5.1ch分のケーブルを引き回すのが大変であるためです。
また、座席下はすでに純正のオーディオシステムの機材が入っているという制約上、座席下にも設置できないため苦肉の策でここにしました。
足元の斜めに立ち上がっている部分にDSP分の数センチ底上げする形になるだけですので、同乗者にはほとんどわかりません。
DSPの電源コネクタを足で踏まないように、DSPは上下逆さまで取り付けて電源ケーブルは足が届かない上部へ引き回すようにしています。
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音声のRCAケーブルのコネクタを足で踏んでしまうと、コネクタに負担がかかるので保護板を乗せます。
板は発砲塩ビ板です。加工しやすく燃えにくいというメリットがあります。
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切り売りで購入可能なフロアマットのロールを適当に裁断して目隠しカバーにします。ちょっとまだケーブルがはみ出ていますが、後できれいに納め直しています。
黒いマットが欲しかったのですが、立ち寄ったホームセンターにはグレーしかなかったので少し色が違います。
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最後に純正マットを乗せてこのようになりました。
この後に音響調整です。
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