※これは前回のブログと同じ日、レースを主にした内容になっています。
栃木出張から戻った週末、疲れていてもミラーの塗装を終わらせないと走れないので早速塗装をしつつ考える。
(前回の週末に調整してもらったアライメントや諸々・・・富士を走る前に筑波で試してみたかったなぁ)
アライメントもジョイファストさんのところで前回より小変更を施し、自分に足りないところを車にサポートしてもらう仕様に・・・格好良く言えば今の自分に合わせてセッティングしたと言えるのでしょうが、どちらかと言えば前者にイメージは近い(汗)
それに諸々の内容も走り慣れない富士より筑波の方が違いが分かるかな〜と思っていましたが、ミラーの件ですよ。
目の前にある素地になったミラーを見つつ悪態をついてもしょうがないよね、塗装を始めました。
車が動かないと(ミラーカバーが無いだけだから走れるけど、これ結構そのままで走ると恥ずかしいのよ・・・)色々と妄想というか考えが浮かんでは消えを繰り返します、独り身のあるある(?)です。
何でレースをやろうと思ったのか?レースに対する考えは?とか、今後の目標とか・・・。
何故か引っ張られるように見に行ったパーティレース、それから参加するのを目標に去年は出来る限りやれるだけやってきました。
今こうやって参加できる状況になって目標が叶った今、さて?自分はどこへ向かうのかな?ってふと考える。
それとレースに参加して得たもの、レースに対する色々な考え方。
十人十色とはよく言ったもので、一人一人レースの見方や考え方が違います。
ひたすらにストイックに向きあう人、自分の腕を磨く考人、競い合いを楽しむ人・・・もっと色々な思いがあり、格好良く言うとその人その人のドラマがありました。
話は変わりますが、自分は図工は得意でした。
説明書通りに組み立て作ったり、絵も模写したり・・・元のものを改善するなど得意中の得意でした。
ただし、どうしても苦手な内容がありました、それは「自分で考えたオリジナルを作成する」でした。
小学生の時に「今までに無い架空の動物を書け」と言われ途方に暮れたのを今でも覚えています。
そんな自分の意思があるような無い様な子供の頃になりたかった夢がレーサーでした。
・・・カズレーサーじゃないよ、漫才得意じゃないからね自分。
しかし当時から学力が無い自分は単純に「車関係の仕事に就きたい」と言ったため、あれよあれよと整備の道に進み、気が付けば整備士になりましたが結局辞めて今に至ります。
きっと子供の頃の夢が残っていて、それが切っ掛けになってパーティレースに出ようと思いついたんでしょう。
うん、きっとそうだ。
切っ掛けは思い出したけれど「じゃあ今後は?」となると悩んでしまう。
自分で考えたオリジナルを作るのが苦手で考え無しで臆病ものの自分が先の話を考えるのは非常に苦手。
今度は?次は?どこまでイケる?やれる?そもそもどこまでって?と頭の中をグルグルと考えを巡らせながらミラーを実家の庭でシューっと噴くこの状況って非常にシュールだなぁ。
・・・ところで、お萩さん、窓ごしにスプレーを見で追うんじゃない。
むしろ自分を見てくれ!
レース前日。
車は出来たよ!前回の最終戦と同様に「車は」良い状態だよ!
現地に到着すると既に何台か揃っていました。
今回は参加台数は少ないけれど綺麗なデザインの車が目を惹いたなぁ〜。
・・・そしてさり気なくタイヤの銘柄を調べる。
16台中アドレナリン装着車はぱっと見、自分ともう一台のみ。
うーん、少ない!これはクラブマン存続の危機では!?ってそんな事無いか。
予想ですが71Rの溝が残っているからと言う方と、シリーズに掛けている方が結構いると言う事でしょうか。
ピット内は穏やかで参加者の方たちに声をかけて頂きました。
他のレースは分かりませんし、エキシビジョンという雰囲気だからなのでしょうか、和気あいあいとした空気でした。
予選(30min)
思ったより予選の時間が多いので自分のベストなタイヤの空気圧を探すべく2周走ってピットイン。
如何せん富士はまともに走った事がないので完全に手探りです。
ピットに入ると黒蜂さんに空気圧を調整してもらい再スタート、黒蜂さんありがとうございます!
コースに戻る頃には集団はいなくなり一人旅状態。
(こりゃ少し追っかけてコース攻略を見れば良かったかも・・・)と思うも後の祭り。
予選はずーっと一人で変更したアライメントなど車の挙動確認しつつ、頑張って走るけれど結果ビリ。
まぁそうなるよね!ふふふ前回からビリが自分の指定席になってないかい?
クラスではビリ、しかもNBに挟まれる状態・・・えぇ自分はNBよりタイムが・・・。
パーティレース参加者にはドリンクが配られるんですよ〜(空元気)
一服しながらタイヤの空気圧をどうしようか悩みます。
もうココでやれるのは空気圧を調整する以外ないので、本当にソレで良いのか?結構真面目に考えます。
あと残すは妄想!家にいる時に見たデータロガーの早い人のデータと自分のデータを見比べて単純にスピード差を見て詰められる箇所を考えます。
・・・まぁ詰められる場所ばっかりなんですけどね、どうやったらそんなに早く走れるんだろう?
本戦(7周)
あぁ、やってきてしまった。
パレードランが終わりフォーメーションで走りながらチラホラ見える観客を見つつ、そう思う。
コテンパンにやられる遅い自分を観客に見られてしまう恐怖か、それとも遺憾ともし難い周囲との実力の差にビビっているのか・・・定かではありませんが何とも言えない感情がそこにはありました。
グリットについて、ミラーを見る・・・もちろん誰もいない。
前はNBとNDがたくさん。
しろねこ(あぁ分かってはいたけど、最後尾は悲しいなぁ〜。いや自分みたいなシロートが中段にいるのも、ある意味恐怖だけど・・・)
しろねこ(幸いなのはスタートシグナルが見やすいことかな?)
※筑波では最後尾になると最終コーナーにさしかかるので、シグナルが見えにくい
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・ぷちん
わるねこ(そうだよ、失うものねぇじゃねーか)
気が変わりました、スタートで失敗しても抜かれる心配はありません。
心置きなくスタートできます、あぁ〜気持ちが楽になった。
今後、レースをどうするか?そんなの分からん、今は隙あれば前の車を抜いてやる。
シグナルは赤消灯でスタート。
実はこれしっかり覚える様にしていました。
深層心理でこういう考えになると思っていたのかも知れません。
赤が消えた瞬間にスタート、学生時代にやっていた羽村のゼロ・・・・げふんげふんを思い出させます。
ハッキリ言うと上手いスタートではありませんでしたが、なんとか前に寄せられてる!?
抜けるか?と左側に寄りますが第一コーナーは右、左にこだわってアウトから抜くのは困難。
これはちょっと足りない、しかし前は団子状態。
まだチャンスはあるはず!と考えてちょっと視野を広めに、後ろは来ないから前に見える状況を判断。
インではNB同士でせめぎ合いをしてコーナーに入って行くのが見える。
自分は結果NBに抜かれた・・・しかしそのお陰でインは空きそう、よし!便乗しよう。
どさくさに紛れてパス、そのあと記憶が定かではないが何故かNBもパスし前を走る事に成功する。
周回を重ねていくうちに離れる前との距離、ここでふと冷静になる。
(あれ?そう言われれば前回は前に車がいて参考に走ったけれど、今は前に参考になる車がいない)
自分のベストと思う走りをしても、やはり予選のラップ差が物を言うのか段々と詰められる距離。
5周目にもなるとホームストレートでスリップにつかれ、第一コーナーでインを指されるも何とか抑える状況に・・・。
なぜか何処かのコーナーで離れるが結局は最終で追いつかれ防戦一方。
6周目では完全にロックオン状態。
(失うものは何も無い!)という始めの勢いから(あと一周もてば!)という守りに気持ちがなってしまいファイナルラップで第一コーナーでインを指され抜かれる。
(追いついてやる!)と意気込み、コカコーラコーナーで頑張るも意気込み過ぎてスピン。
前の周回辺りから四輪流れていたので、もしかしたらと冷静な状態なら思ったかも知れませんが、気持ちがハイになってしまっていたため(乗れてる!)と勘違いしてやり過ぎました。
侵入のオーバーかな?ブレーキ踏んでリリースしながらハンドルきって、インに車が向きつつ流れてそのまま。
逆ハンきってもがいてみましたが「ガツン」ってフルカウンターになった瞬間に(あ、終わった)と一瞬で悟りました。
レースは諦めてブレーキ一杯に踏んで、あとは後続車に祈るだけ。
(すみません!ごめんなさい!避けて!!)
自分がスピンしたときはブレーキを止るまで踏んで下さい、途中でブレーキを放すとどこか飛んで行って後続車に当たります。
とは、ジョイファストさんの広場練習で習ったことでした。
スピンする視界の左から迫る後続車がスローに見えたのは秘密だ。
気が付けばスピンした以外の衝撃もなく、周囲は静かなもので・・・止ったエンジンをかけ直し再スタートするも予算と同じく逆独走状態。
復帰して気が付いたのはタイヤのタレでした。
滑ってしょうがない、こりゃコカコーラコーナーもスピンするわ。
しかし後半でタイヤがやられる程、負荷をかける走りをした割にタイムに反映されてないなぁ〜。
・・・腕だね、やっぱり。
ファイナルラップなので結果は予想通り最後尾で終了。
去年と同じ結果になりました。
最後にスピンした際に避けて下さった方々、すみませんでした!
終始動くパイロンになってしまい申し訳ありません(滝汗)
気が早いですが次回は4月の筑波合同テスト。
それまでに練習といきたいところですが、流石に疲れた〜。
今はゆっくりして身体を休めたいと思います(と言っても次の日から仕事ですが・・・)
そして今回のオチ。
アパートに戻って車載カメラをチェックしたら、本戦のみカメラの電源が落ちて撮れていなかった・・・。
本戦が一番見たかったのに!なんで撮れてないんだよ!!うわーん(泣)