高津宮(大阪市中央区)
仁徳天皇を主祭神とする高津宮
2013年12月31日
高津宮(こうづぐう)は、仁徳天皇を主祭神とし、祖父の仲哀天皇、祖母の神功皇后、父の応神天皇を左座に、后の葦姫皇后と長子の履中天皇を右座に祀る神社です。
仁徳天皇は、難波高津宮に遷都し、人家の炊煙の乏しいのを見て、租税を免除し、「高き屋に のぼりて見れば 煙立つ 民のかまどは 賑わいにけり」の歌で知られています。
神社は、平安時代の初期の貞観8(866)年、清和天皇の勅命により高津宮の遺跡を探査し社地を定め社殿を築いたのが始まりです。天正11(1583)年、豊臣秀吉が大坂城を築城する際、比売古曽神社の境内(現在地)に遷座し、比売古曽神社を当社の地主神として摂社としました。
昭和20(1945)年3月の大阪大空襲によって神輿庫を残して社殿が全て焼失し、昭和36(1961)年10月に再建されました。
古典落語「高津の富」「高倉狐」「崇徳院」の舞台として知られています。境内の参集殿は「高津の富亭」と名づけられており、落語の寄席や文楽などが行われているます。
平成18(2006)年3月、境内に五代目桂文枝の石碑が建立されてました。五代目桂文枝は平成12(2000)年から平成17(2005)年まで高津の富亭に欠かさず出演し、平成17(2005)年1月10日のとんど祭りが最後の高座となりました。
平成19(2007)年から平成20(2008)年にかけて放送されたNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」でも「崇徳院」のロケ地になりました。
Photo SONY NEX-7
H25.12.21
住所: 大阪府大阪市中央区高津1-1-29
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