
既存エアコンは撤去しましたので位置変しての新規設置となります
コスト的にも技術的にも美しさ的にもペアコイルは定尺ではなく自力のフレアリングを実施します
設置機種は霧ヶ峰 MSZ-ZW4024S-Wです
購入したときに日記に挙げていましたが一番安い時期に購入して保管していました
正直邪魔な…
ZXVを買うといっていましたが
Zシリーズの家電量販店モデルがZW
住宅設備向けモデルがZXVとなります
確認できる範囲での違いは住設向けのほうが限界配管長が5m長く
ここから予想できる点としては冷媒封入量が違うのか?という程度です
4024という形式から想像できる通り
2024年モデルの4.0kwです
前の5.6からパワーダウンしてるやんと思われるかもしれませんが
性能がめちゃ上がってるうえ
このモデル(Z)に関しては4.0が絶妙に消費電力量が低かったのでこれにしました
Zのこの上、5.6になるとカタログ上だけですが突然消費電力がぶちあがっていましたので
室内機の確認です
後ろ側はどの機種も似ていますが本体から出ている配管はデフォルトでこの収まりとなります
90度曲げるなと言われている配管をこの角度から見えない状態で反対側に180度曲げるのでめっちゃ抵抗ありました
ペアコイルならリカバリできますが内機の配管壊したらどうにもできませんので
バックプレートです
設置に必要な諸々です
ペアコイルは下見に行った時より2000円ほど値下がっており20メートルで15800円でした
信頼のイナバ揃えです
外機の設置台はこの図に見える標準品の8倍の価格がするやつを買いましたが
これがめちゃくちゃ正解でだいぶ使いやすかったです
たかだか1600円なら自力設置なら絶対こっちがいいと思いました
低周波振動も拾いにくいかもしれない
普通の設置では200円そこらのプラ設置台が多いです
室内機が通常の倍以上重いので
バックプレートは頑丈な木によりしっかりと固定されなければいけませんから
後ろの構造を知っている、内機は800の幅があり上下の余裕はないということで
見てくれ無視で12㎜パイン合板を設置してハードポイントを確保してから設置することにしました
それ用のねじはありますがスパンが910幅とその半分の455の位置にしか
裏の木がなく、欲しい位置に木が乏しいですから安全を考えるとこれです
バックプレートをその木に固定します
絶対に落下しないという確証がほしいことと
見てのとおりですが上下のスペースが乏しく新築時にこの位置への内機の設置を
断られたことがあるためこのようなことになりました
付帯大工工事を伴わない業者としては確かに難しく
12㎜の板を足すことで窓枠からの逃げが前方向に作って内機をぶら下げやすくしています
内機を設置
このグレードのものによくあるのですが左右幅は同じものの
前後幅がすごいので取付はなかなかむつかしいです
スペック上前後幅は400ミリですが450㎜ぐらいあるように見えます
普通のエアコンは200ミリ程度かと思いますのでフラップ部がめちゃくちゃ前に出ています
既存のエアコンは右側についていましたので
その穴に向かって配管を取り回します
内機の冷媒管を接続したのですが位置が上方すぎてトルクレンチでの確認が十分できませんでした
これは難しい
勾配を作って配管を納めるのに手いっぱいです
バックボードの設置でダクトの終端部をしっかりねじ止めできたのはよかったです
ドレン勾配は絶対にいるという認識ですので
上の写真でもわずかにわかるかと思いますが配管方向に若干内機を右に傾けて設置しています
背面取り回しではないのでできる限り化粧ダクトで隠しています
ペアコイルを引っ張りまわして適当な長さにして
設置した外機と接続するためにフレアリングを行います
下向きにしたまま切断、リーマを使うのがコツかと思います
事前練習は一回だけしました
いい感じのほうが例題でテストピースとして新品のTASCOのフレアリングツールに挟まっていました
狭いほうが練習一回目のものでこれはあきらかにつばの長さ不足です
説明書にはツラで作ると書いてありましたが
ツラよりちょっと出たぐらいでいい感じでした
本番分はこんな感じ
失敗しなかったので一応いいみたいです
教科書通り接触部にはナイログを塗布しトルクレンチで施工しました
外機は地面についていてスペースに余裕かあったのでトルクレンチのトルクはうまくかかりました
物理的な接続が終了した状態
ここの接続線が前回言ったVVFの2.0の3芯です
最終的な配管の仕上げは動作確認後おこないます
チャージバルブを接続します
まずチャージバルブと真空ポンプ間を真空にひきます
真空ポンプ側とOPENの状態でマイナス0.1なので真空です
このあとチャージバルブを押して低圧パイプと接続し設置配管の真空引きをします
数分で真空状態を確認できたのですが
施工説明書には15分真空引きしろと書いてあったので一応そうしました
マニホールドがクローズの状態、チャージバルブを押した状態でこの真空度です
真空ポンプ終了後3分様子見ればOKと説明書に書いてありましたので
そうします
こっちのが短くないかと思いましたが
外機の両方の元栓を全開して内機と外機の冷媒パイプを接続しフロンを満たします
内機の緊急運転ボタンを一回押し
強制冷房運転を開始します
冷気が出てきたらOKですが設置日なので運転し続けます
勝ちが確定したので
各部配管を最終仕上げして納めます
ドレン管の虫を防ぐ例の奴
めっちゃ汚かったですが分解してこれぐらい洗えるので神です
私はドレン管の終端部にこのようにして設置します
ちなみに今回設置にあたりドレン管を購入しましたが
価格とのバランスで50mを買いました
一生で使いきれる気がしない
2mとかしか売ってないのだからな…
既存の冷媒パイプの化粧管はイナバのタイプ77が使用されていました
これがホムセンで見てみたら高くてびっくりしました
タイプ70の2.5倍ぐらいするのはなぜ?
なのでこの記事に出てきた内機側は70を使っています
外機側は77をそのまま流用しています
前回書いていた貫通部の保護つばがこれ
イナバのUWC65という部品らしい
これ付けないとおさまりが宜しくなくね?と思うのですが案の定最後の一個
室外機の土台といい、パイプの化粧カバーと言いあったらいいよなパーツは
いいのだけど足が出るからか使われたり使われなかったり色々
この経験を経てその辺の家についている室外機の処理がいままでよりさらに気になるようになってしまった
大抵私よりへったくそのようですが
設置後ですが
位置がよくなったこともありますが寒いぐらい効くので満足です
低周波振動も前のやつより少ないような