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2025年03月01日

初代タイガーマスク!

初代タイガーマスク! ネットでこんな刺激的なアイテムを見つけてしまいました!

「初代タイガーマスクコレクション2」

実は私、大のプロレスファンで、初代タイガーマスクの登場を切っ掛けにプロレスにハマり、学生時代は友人とどっぷりプロレストークを永遠としていたのを思い出します。。。

そんな初代タイガーマスクのアイテムが発売となれば、これは入手せずにはいられません!


近所では見つけらなかったので、某所で4種セットコンプをポチり、昨日届きました♪
開封してビックリ、想像以上に良く出来ています。
造形、塗装、ともに綺麗で今回は「2」でしたがその前に発売されていたらしい「1」の存在を知らず、買い逃したのが痛いです。。。

さて、初代タイガーマスクは「コレクション」の名の通り、2年4か月と短い活動期間の中でマスクを改良、デザインを少しずつ変えて闘っていました。
今回は4種ですが、実際には10種近くあったので、ここでタイガーのマスクの歴史と共に簡単にレビューします。
(と言っても。。。長いです(^^;))


タイガーマスク誕生の切っ掛けは、新日本に入ったある一本の電話から始まります。
相手はタイガーマスクの原作者、梶原一騎。
タイガーマスクの続編をアニメ化することになり、そのタイアップとしてリングに
本物のタイガーマスクを立たせてみないか、と言うオファーをしてきたのです。

「ワールドプロレスリング」は金曜の夜8時に放送。
しかし「3年B組金八先生」、「太陽にほえろ!」と強力な裏番組に苦戦を強いられていました。


そこへニューヒーロータイガーマスクの登場。。。「これは絶対受ける!」と確信した新日本プロレスの「過激な仕掛人」こと営業本部長の新間寿氏は猪木にOKをもらい、タイガーマスクデビューの企画を本格的にスタート。

そこで問題になったのが、「誰をタイガーマスクにさせるか」。。。
梶原一騎からは2点の条件が出されていました。

・コーナーポストに立てる事
・アニメに勝るとも劣らない異次元の動きが出来る事

新間氏と猪木は悩みながらも決断をします。
猪木は新間氏に白い紙を渡し、そこに候補の名前を書いてくれと言い、猪木も
自ら候補の名前を書き、せーのでお互いの答えを見せると。。。


二人とも

「佐山サトル」

の名を書いていたのですね~。


佐山サトル。。。あの頃は海外のニュースなんてまったくと言っていいほど情報が無かったので、
一体どんな選手だったんだろうと思っていましたが、youtubeで動画がありました。
それを見た私はビックリ!!


既にタイガーマスクの動きは完成されていたのですね~!(驚)
特徴的なタイガーステップ、得意技ローリングソバット、サマーソルトキック、風車式バックブリーカーと、後にタイガーで見せた技を次々と繰り出し、天才的なセンス、超絶な身体能力を見せつけます。

当時の佐山サトルは入門から2年目にして海外遠征と、エリートコース扱いでメキシコでルチャ・リブレを学び→カール・ゴッチを経由してイギリスへ。
サミー・リーと名乗り格闘技の技術を身につけたかった本人の希望でキックボクシングを練習しつつ試合をこなし、遂には現地でチャンピオンに、人気も絶大だったそうです。
そこへ新間氏が「日本に帰ってきてくれ」と連絡するのですが、サミー・リーとして充実した生活を送っていた佐山サトルは断り続けるも、最後は「猪木社長の頼みなんだ、顔を潰さないでくれ」の言葉に負けて一度だけ、と言う約束で帰国したのでした。

なんとか説得することに成功し、デビューが近づく中、新間寿氏は大きなミスを犯します。
佐山の説得に夢中になり、なんと肝心のマスクを発注し忘れていたという。。。

焦りに焦った新間氏は「何としてでもデビューに間に合うようマスクとマントを用意してくれ」と業者に超特急で作らせるも、



出来上がったマスクはペラペラの布に手書きで模様を描いたなんともお粗末なモノで、目や鼻、口の位置も合っておらず、かなりきつそうな感じに見えます。
マスクを手に取った佐山は「泣きそうになった」と思ったとか。。。
ちなみに製作はアニメのスポンサーだった「ポピー」とのこと。




それを立体化したのが今回のラインナップにある「デビュー戦モデル」
当時は散々な言われようでしたが、今見るとこれはこれで味があって良いかなと。
何よりこんなレアなマスクを立体化してくれたことが嬉しいです。




マスクの出来とは裏腹にタイガーマスクが繰り出すアクロバティックで美しい動き、
ラフファイトも可能でマスターした蹴り技を連発、高速スピードの試合展開で
最後はジャーマンスープレックスでフォールを取り、完璧なデビュー戦を飾ったのでした。
タイガーブーム、そしてプロレスブームが爆発した瞬間ですね。




デビュー戦で被ったペラペラのマスクで数試合行った後、しっかりとしたマスクに
アップデートされます。
(製作にあたりミル・マスカラスからマスクの型紙を借りた、との話も。。。)


「牙付き」と呼ばれるこのモデルでは、「顔が大きく見える」という欠点こそあれど、数あるマスクの中でも私の一番好きなモデルでした。




更に口を大きく開け呼吸をしやすくしたものに改良。
こちらは「伝説モデル」と呼ばれ、一般の方でも一番なじみ深いマスクだと思います。
タイガーのマスクはここで完成されたといってもイイでしょうね~。


均整の取れたマスク、後に靭帯を損傷し、膝にサポーターをいれるようになりましたが、この頃はケガをしていない時で立ち姿が美しく、ホント、カッコ良かったなぁ~。






更に改良が入り、鼻と口の境目が無くなった「ヤギリモデル」へと進化。
「ヤギリ」とは「八切」と書き、鼻からの開口部っが「八の字」に見える、
「矢切」と書き、鼻横に矢印のラインがある、などの理由があります。




今回は「ヤギリモデル」のバリエーションで「逆ヤギリモデル」を立体化
鼻横の矢印が上下逆になっています。


この頃に「虎ハンター」こと小林邦昭が登場。たびたびマスクに手を掛けられる事から
空中殺法からラフファイトへと試合運びが変わっていきます。



そして心機一転か、

マスクとコスチュームを一新。
コスチュームはマントとタイツからブルゾン&パンタロンに変更。




マスクはおでこの〇からⅢのマークに、目の下に3本のフィンが入ったデザインの
「パルキーモデル」に変わります。
なぜ「パルキー」と言う名前かと言うと、


伊藤ハムの「パルキー」という商品のCMで被っていたのがこのモデルだったかららしいです(^^)


パンタロンに変えたタイガーはラフファイトが目立つようになります。





特に後の「修斗」繋がる蹴り技を多用、今まで蹴りと言えば正面からの「ストンピング」が定番でしたが、横から蹴るスタイルを見せたのはタイガーが初と言われています。



この直後、あの有名なエピソードが。。。


対寺西戦終了後、またも小林邦昭が乱入、いつも以上にマスクを引き裂き、タイガーの
素顔が殆ど見えてしまうという事態に!


リング内がもみ合いになる中、


次に映った映像は赤と銀のハーフカラーのマスクをかぶったタイガーでした。
見た事のないマスクにどよめく館内。
誰が?新日が用意した?

実は。。。






たまたま自作のマスクを持っていたファンがリングに投げ入れ、そのマスクに
タイガーは助けられた、と言うドラマチックな展開があったのですね。
これは仕込みでもなく、後に当事者がなんでも鑑定団で当時のマスクを披露した
と言う話が残っています。




タイガーの救世主、印象的なマスクを立体化してくれたのですからこれは嬉しいラインナップ♪




2年目を過ぎたあたりからタイガー自身、「俺はこのままでいいのか」「格闘技選手の1号にしてくれると言ってくれた猪木さんの言葉は嘘だったのか」と疑問を持ち始めるようになり、見ている私もなんか違う。。。タイガーとしてのファイトに情熱が薄れているようにも見えました。



そんな矢先、原作者の梶原一騎が講談社社員に暴行し、逮捕されるという事件が起きます。
逮捕者が生み出したキャラクター「タイガーマスク」の名前を使いづらいと思った新日本プロレスは


新間寿氏と並んでタイガーマスクがリングに上がり、改名プランを正式発表。


マスクとコスチュームを一新して再デビュー、と言うプランで、新マスクのイメージイラストまで公開されました。
(正直「ダサい」と思ったファンは多いハズ(^^;))


改名発表のリング上、マスクの下の目が妙に冷めていて「どうでもいいや」と言う表情だったのが気になって仕方がなかった私。。。

そして。。。


新しい姿を見せぬまま、突然の引退を表明!
ネットの無い時代、私は父親が買ってきたスポーツ新聞でこのニュースを知り、
「エ?なんで???」な気持ちで一杯でした。
理由は諸説あるようですが、ここでは触れずにおきます。。。



引退したタイガーは欽ちゃんの番組であっさりと素顔を披露(驚)
リアルで見ていた私はこれまたびっくりでした。


衝撃のデビューから衝撃の引退。
2年4か月と言う短い活動期間でしたが、二度と現れることのない天才、初代タイガーマスクをリアルタイムで見られた事は本当に良かったと思っています。
(実際、生タイガーは試合とイベントで2回ほど見ました♪)


初代タイガーは四次元殺法は無論、佇まい、そして澄んだ目も魅力的でしたね~。




ゲットしたマスクはダイソーのケースに収納♪
まだ立体化されてないマスクがいくつかあるので、3弾を期待したいですね。
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Posted at 2025/03/01 22:18:00

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この記事へのコメント

2025年3月2日 9:01
ぐはぁ!こんな素晴らしい物が出回っていたとは!!!!!
il||li _| ̄|○ il||li
自分は伝説モデルが一番印象深いです(笑)
WWFジュニアヘビー級王座とか、四次元殺法とか、TVに釘づけでした。
巡業で来た時なんか、もぉ大興奮しながら見てたのを覚えてます!
このブログを見て、「語れ!新日本プロレス[永久保存版]」を取り出して眺めていたのは内緒です(爆)

あ、あと余談ですが、引退後、大阪城ホールで開催された
「猪木突然卍固め」イベントでも、猪木の徴集に答えてタイガーマスクで登場してくれました。もちろん相手は小林邦昭!
その時も、あの独特のステップは健在でしたが、途中で自らマスクを剥ぎ取ってしまい、そこからは修斗スタイルになってしまいましたが・・・・。
YOSSHIさんと同様に、自分もタイガーマスクに憧れた一人です!(笑)
コメントへの返答
2025年3月2日 12:53
そーなんですよー。
しかもwebの画像より実物の方がキラキラとしたゴールドで出来が良いです♪オススメです!(^^)/

伝説モデルの頃はカネックやソリタリオ、フィッシュマンなど、多くのマスクマンと闘っていたのを思い出しますね。
タイガーマスクらしい動きを見せた全盛期でしたね~。

その後の小林邦昭、寺西戦は荒れる試合ばかりで嫌な予感はしつつ、突然の引退には本当にショックでした。

ゲゲっ!
引退後にもタイガーとして試合をしていたとは初耳です!
佐山聡氏はかなりの猪木信者とは知っていましたが「猪木の為なら〇ねる」は本当だったのですね(^^;)

引退後の佐山聡氏は容姿、ファイトスタイル(^^;)、弟子に対する態度などネガティブな話題が多かったのが残念でした。
タイガーマスクよもう一度!と願ってはいますが、パーキンソン病を患ってしまい、歩くのもやっとな姿となってしまったのは本当に悔やまれてなりません~(T_T)
2025年3月2日 18:57
こりゃまたマニアックなガチャがあるもんですね~。
しかし当時のタイガーの活躍を知る者としては、興奮を隠しきれません。
私は当時中学生。最も多感で最も血の気の多い時期でした(笑)そんな時にあんな華麗な空中殺法を見せられては、萌えないはずがありません。
ダイナマイト・キッド、小林邦昭、寺西勇などとの名勝負は毎回テレビの前で大声を出しながら見ていました。
懐かしい…。
そんなマスクが小さいといえども手に入るとは、いい時代になったものですね。
コメントへの返答
2025年3月2日 20:59
個人的には全身フルアクションフィギュアが欲しい所ですが、このマスクはコレクション性があるのが良いですね~。

私も当時の金曜夜8時は毎週楽しみにしていました♪
しかも生放送!時折時間枠で収まらない日もありましたが(^^;)、とにかくワクワクしながら弟と見ていたのを思い出します。

キッドとの相性は良かったですね~。
そのキッドも小林邦昭さんも他界、つい最近も西村選手が他界と不幸続きが悔やまれます。
佐山さんも満身創痍の状態ですが、いつまでも元気でいて欲しいです。。。
2025年3月9日 21:11
うわ!佐山さんのタイガーマスク!
やはりこんな変遷があったのですね…

彼の華麗なる空中殺法は、
プールでよくマネをしたモノでした。
ローリングソバットに、プランチャー?
コーナーポストに駆け上がりバク転?
新技披露のとき、ボーアンドアローと
名付けられた技もタイガーマスク
でしたっけ?記憶曖昧ですいません…

タイガーマスク二世のアニメに沿って
登場した彼はプロレスファンの目を
キラキラ輝かせたのは間違いなしですね。
コメントへの返答
2025年3月9日 22:09
当時タイガーマスクのマスクデザインが徐々に変わっていくのも楽しみにしていました♪

小6の頃、通販雑誌でタイガーマスクのマスクが掲載されているのを発見!(ビニール製で模様はシールと言ういかにも安そうなモノ)親に内緒で注文して後で怒られたのは懐かしい思い出です(^^;)

コーナーポストに駆け上がりバク転?→ラウンディング・ボディプレスですね。
他にもスペース・フライング・タイガードロップなどとび技多数♪

タイガーは引退後、2代目、3代目、4代目、5代目?と居ますが、初代が天才過ぎて越えられない壁が厚すぎるのが。。。(^^;)

プロフィール

「@黒ちゃん@A91 さん これはシール貼りが苦行ながら楽しそう!6台完成したら美味しいお酒が飲めそうですね~(^^)」
何シテル?   08/11 12:26
愛車アルトターボRSをシンプルメイクのドレスアップチューンで 楽しむYOSSHIと申します♪ 週末モデラーとして趣味の模型製作もエンジョイ♪ クル...

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