警視庁に“宣戦布告”４０歳ドリフトマニア勘違い人生

道交法違反で逮捕

　観客ら２００人を集め、公道で改造車を横滑りさせるドリフト走行を集団で繰り返したとして道交法違反（共同危険行為）の疑いで警視庁に逮捕された４０歳のドリフトマニアの男が、逮捕後も「おれが一声かければ、６００人ぐらいは集まる」などと豪語しているという。この手合いは愛車同様、数多くの放言を“フカし”まくっているようだ。

　「いくら捕まっても公道でまた走る」

　警視庁に“宣戦布告”した男は、ドリフト界の自称リーダー、岡島哲也容疑者（４０）。ドリフト専門誌にレギュラー出演し、５００人以上が参加するドリフトの任意団体「Ｆ・Ｌ・Ａ・Ｇ」（フラッグ）を結成。“ＦＯＯＬ岡島”“大御所”などともてはやされ、公道を高速走行する走り屋たちを描いた人気漫画「頭文字（イニシャル）Ｄ」のモデルは自分とも話していたという。岡島容疑者は自動車部品メーカーの広告宣伝キャラクターにも起用されていた。

　逮捕容疑となった５月３日未明の“発表会”には、ブログを通じてマニアの改造車など１３２台を集め、自身も時速約１５０キロで急カーブを曲がるなどしていたという。

　とんだ勘違い男だが、実はこの世界には、同じような手合いが多い。別のマニア集団の有名会員も、岡島容疑者の逮捕前まで、自身のブログで次のように放言していた。《本番はワインディング（峠道）。この実践の場がなければ、サーキットを走る意味は無い》《ワインディングには危険がいっぱいだ。対向車が恐い、路面が滑って恐い、先がどうなってるか解らず恐い。でも五感を研ぎ澄まして走ると不思議と見えてくる。その感覚を研ぎ澄ました状況が好きで、自分は走ってる》

【大放言「一声で６００人集まる」】

　大変なナルシストぶりだが、ドリフトを競技化し健全にタイムを競うモータースポーツ「ジムカーナ」関係者は、彼らの放言を一笑に付す。

　「彼らのドリフトは単なるパフォーマンスで、ジムカーナやラリーで行われるドリフトとは別物。見た目の派手さと爆音にひかれるギャラリーが集まることで調子に乗った自称“走り屋”が、深夜の公道に出現する。彼らのドリフトは車体に異常な負担をかけるうえ、路面も傷つける。彼らはモータースポーツ愛好家や自動車愛好家から逸脱した、きわめて迷惑な存在です」

　実際、ドリフトで縦列駐車できるほどのテクニックを持つ“本物”のドライバーは「あんなチンピラたちとは格が違う」と語る。岡島容疑者は本物のサーキットで行われる「Ｄ１」と呼ばれるドリフト競技大会に毎年出場していたが、いずれも予選落ちしていた。

　岡島容疑者のファンらはいまも、ブログで「技術を磨きたいだけで暴走族とは違う」「一般車に迷惑をかけない範囲でやっている」などと擁護しているが…。


・・・。
なんかリアルに「痛い人」ですな（－－；
４０にもなって、していい事悪いことの判断ができないお子ちゃまにしか見えないんですガガガ。