Ｒａｃｉｎｇ　ＧＥＡＲ ワンオフ（銅３層）  

ＲＡＣＩＮＧ　ＧＥＡＲ製ワンオフ。材質は自己放熱性の高い銅を使用。３層ですので水量もたっぷりで、夏でもよく冷えて熱ダレ知らずです。Ｍｙプレのパーツワンオフの歴史はこのパーツから始まりました。

ラジエータは一部スポーツ系の車を除き、アルミ１層のものが使われております。普段使いにおいてはこれで全く問題ないのですが、夏場のクーラー全開、外気３０度オーバーとなってくるとかなり苦しくなってきます。通常、エンジンが最も力を発揮できる水温というのは大体８０℃程度と言われていますが、夏場は常時８０℃台後半から９６℃近くにまでなってしまい、熱ダレしてエンジンが本来の力を発揮できなくなってしまいます。力が無くなったからといって無理に回して走らせていると限界を超えて、、、とこれがオーバーヒートになるわけです。

ラジエータの材質には主に３種類あり、アルミ・真ちゅう・銅が一般的です。重さに関して言えばアルミが一番軽く、銅が最も重たいですが自己放熱性能、つまりは渋滞にはまった時に強いのはどれ？となれば銅が最も強く、アルミは走っていないとなかなか冷えてくれません。これは金属自体の特性で銅は自らが熱を吸う特性を持っている為です。ではどれがベストなのかというと最も自分が使うステージにあわせることになるので一長一短、一概には言えません。スポーツ系の車のように高いスピードレンジで走ることが多い車には、軽さの意味も含めてアルミ。反対に一般道を走ることが多ければ重量増加には目をつぶっても銅がよいと言う事になると思います。私の場合は元々アルミが物理的に収まらないのでワンオフできなかったと言うこともありますが（銅よりアルミ製のラジエータの方が厚くなります）、オーナーカーと言うことで一般道走行がやはり一番多くなりますから、その点も踏まえて銅を選択しました。

付けてみてビックリのパーツその５。オーバーヒートって何？って言うぐらいよく冷えます。多少の渋滞なんて何のその。走り出せばすぐに水温８０℃まで冷え、あっという間に元通り。走りを重視するなら是非やっておきたいメニューです。

３層までいらない人は２層でも作ってもらえます。２層でもかなり効果がありますよ。

※ＴＯＰページに使っているエンジンルームの写真では、左にある黒い縦長のものがこのラジエータです。

関連情報URL：www.racinggear.co.jp/racinggear.co.jp/index.html