キャブレターオーバーホールの続き

まずはスライドピストンのダイヤフラムから交換します。
上蓋を外してスライドピストンを取り外します。

ここで登場するのがスズキの純正部品。
グース350とかに使用されてるそうです。
スズキ純正品番:13507-07D02
ダイヤフラムを取り外す際はスライドピストンにはまっている白いリングを半周くらい回して切り欠きを合わせてピストンリングを取り外す要領で外します。
あとはダイヤフラムを取り替えて、白いリングを逆の手順で戻します。

左側は交換済み、右側はこれからです。
外周部分にヒビ割れが出ていました。
上部の蓋のねじ止めをする際は、蓋を押さえながらスライドピストンを上げた状態で行います。
みんな知ってますよね笑

次はメインジェットのOリングとメクラ蓋のOリングを交換します。

前回メインジェットのOリングを交換していますが、サイズが合っていない為再交換です。

メインジェットのOリングはヤマハ純正部品とドゥカティ純正部品の両方を発注しました。
互換性を確かめる為ですが、全く同じサイズでした。

ドゥカティ純正品番:13440021A
ヤマハ純正品番:3LD-14147-00
ミクニ純正品番:616-12001

まさかのミクニ純正品番がドゥカティ側のラベルに印字されていました笑

メインジェットのOリングはヤマハの方を使用することにしました。

メクラ蓋の方はネットで情報があったNTBのOリングを使用しました。
NTB品番:UCO-001FV

メクラ蓋のOリングも硬化しており、取り外す際に割れました。
ここから余分なガソリンを吸ってガスが濃くなる現象が起きていたと思われます。

再オーバーホール後の排ガスはCOが0.6%まで落ちました。
交換前で5%とかでしたので、効果覿面でした。

今のところエンジンのかかりも問題ありませんが、スロットルを煽ったあとの回転の落ちが悪いです。
そちらの調査と改修は年明けですね。