カズーヤ春のタンク祭り ジャンクプレートがもらえます
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
さて、例のTE71センダゲージこと、ジャンクプレートを加工していきます。
具体的には、表面のコネクターを躱しながら、パイプを2本(メイン、リターン)生やすのが目的です。
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プレート中央にコネクターがあるので、穴を開けられる箇所も、自ずと決まっています。
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穴径は8mm+αくらいでしょうか。
ある程度キツ目が理想的ですが、実際には、曲げたりすれば真円でなくなるので、それを受け入れられるくらいのマージンが必要です。
中央周辺、色が変わっている範囲内に収めるのが絶対条件です・・・ちょっとギリギリアウトかも?
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純正フューエルチューブのプレートと照らし合わせ(ネジ穴の位置を合わせて、タンクへの装着状態をイメージ)、パイプの出方、角度、方向を頭に叩き込みます。
出所が違っても、最終的に角度さえ間違えなければ、だいたいOKです。
微調整は、後でもできます(誤魔化し上手)。
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注文していた部品が届きました!
フューエルポンプ、新品を用意しましたよ。
当然、純正がアウトタンク(インラインという言い方の方が正解かも?)なのをインタンクにするので、ポンプは流用となります。
今回用意したのは、ホンダのEFやEGシビック辺りのポンプ(とのこと)です。
右下画像の左側がGX100ポンプですが、ほぼ・・・というより、完全に同径同寸です。
コネクターと端子に、若干の違いがあるくらいです。
燃料ポンプの選択としては、だいたい出力で換算すれば大外しは無いと考えますが、MX61のM−TEU(前期)が145ps(たぶんグロスなので、実際には130psくらい?)なので、ホンダのB16Aくらいで十分+αだと踏みました。
1GーFEの補修品とも迷いましたが、ストレーナーはもちろんのこと、クラッシュワッシャーやインタンク用フューエルホースまでセットになっていたので、やや割高でしたが、これにしました。
何より・・・
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ストレーナーの形状が、理想的であったのが決め手でした。
タンク形状の都合上、フューエルポンプの垂直設置は、配管まで含めると、タンク内壁に当たる可能性があると考え、何とか躱しやすい物をと探していました。
バイクには、ポンプを寝かせて、ストレーナーもそのポンプと平行になる形状の物があり、高さは完全にクリアーできるのですが、今度はバッフル(画像右下、赤線)内部に埋まり過ぎて、配管の取り回しが難しくなるのと・・・
何せバイク用なので、さすがに出力が足りないと断念しました。
この斜めセットは、オイシイトコ取りに違いない!?
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斜めポンプは、配管的にも製作しやすそうです。
とりあえず、セリカちゃん摘出パイプで適当な物をベースに、仮付けしてタンク内に押し込んでみます。
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そう、GX100フューエルポンプのストレーナーは、このタンク穴を通過することもできません。
内部に柔らかい樹脂の骨組みだけのストレーナーが、絶対条件となります。
柔らかいのを活かして、少し折りたたみながら挿入、無事内部へ!
しかし、タンク内のクリアランスや、お試しパイプの取り回しも相まって、ポンプの位置(高さ、角度)を操作しにくいこと、しにくいこと!
どう頑張っても、ストレーナーがバッフル内部に向いてくれません・・・
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卑怯手、ロングリーチプライヤーでストレーナーの先端を引き上げ、バッフル内部に誘導、どうにか収まりました。
毎回こんなことするの?
それにしても、ポンプの斜め設置、目論見通り!
クリアランスに余裕があるくらいです!
もしかして、フツーに垂直設置のポンプでも行けたんじゃ・・・
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とりあえずフタ(プレート)が嵌まるか?
さすがにそのままとはいかないので、適切な位置でパイプを曲げると、プレートも固定できました。
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その状態で内部を確認・・・
もう1つの穴も、同径の小さな穴なので、確認しにくいこと・・・
まあ、概ね躱せていました、コレをベースに製作していきます。
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パイプの固定位置を印し、その上で、この位置から90°に曲げます。
曲げる際は、パイプの向き、高さをよく見ながらパイプが潰れないように、しかし、なるべく一気(急)に曲げ
あっ!!
・・・やられた・・・曲げやすくしようと、下手に炙ったのが裏目にでました。
ここで漏らす訳にはいかない・・・
ひとまず、このパイプを諦めます。
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比較的曲がりの少ないパイプを、今度こそ慎重に加工・・・
前のパイプより、いい状態だと思います。
始めからそのクオリティーを要求します・・・
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数ページ前に見たような光景・・・
もう残機は無いぞ・・・!
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ご機嫌を伺いながら曲げていきます。
ある程度曲がった所で、先にプレートに固着させようと画策、固着方法は・・・
お久しぶり、タンクの溶接と言えば、ハンダに実績あり!
ハンダもフラックスも、まだまだ多量に余っています。Mottainai,mottainai♪
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フラックスを塗布ツーッ流れ落ちる。
ハンダを溶かツーッ流れ落ちる。
・・・
あ、寝かせればいいんだ。
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コネクターの樹脂も溶かしながらのハンダ盛り、フラックスの代わりに樹脂が入り込みそうで、やり難いです・・・
どうにか溶着できました。
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いったん外して、裏側からも溶着しました。
より強固に、と言うより、漏れ止めの方が大きいでしょうか(結果、強固になっていると思いますが)。
そして、メインとリターンパイプを、なるべく中央に寄せるべく曲げ箇所の印しを打ちます。
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と言って、すぐに曲げるのではなく、パイプの向き、角度も念頭に。
リターンパイプの最終的な先端は、どこにあるべきだろうか・・・?
本来なら、バッフル内部に先端が来るべきですが、何せあの狭い穴を、通さないことには始まりません。
そして、その狭い穴は、ポンプとパイプがいっしょに通ることはできません・・・
燃料ポンプにリターンしてきた燃料を当てるようなイメージで行きます。
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さて、メインとリターンを寄せて、仮固定した状態で・・・
プレートに溶着させるべく、フラックスの代わりに垂らします。
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ハンダが固まったら、メインとリターンの寄せ合った箇所も溶着します。
これで少しは剛性も出るはず!
の前に、あくまで留意すべきは外側配管ですけどね。
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一通り、溶着させてみました。
内(タンク)側のパイプは、もっと早い段階で寄せ合いたかったのですが、ショボいベンダーしか無いので、思うようには、なかなか・・・
まあ、それなりにはなるかな?
ゴミ箱に横たわる姿がセクシー?
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燃料ポンプも仮付けしてみました・・・と、ここで、やはりリターンパイプの曲がりがイマイチ・・・どころか、イマニ、イマサンですね。
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純正フューエルチューブと比べてみると・・・
純正、メインとリターンが寄り添い合ってるんですよね。
ネタバラシしますと・・・やはりココがキモになります。
プレートに開けた穴の位置、中央にコネクターがあるから仕方ない・・・のは確かなのですが、やはりパイプ2本は近づけた位置に穴を開ける方が手堅かったと思います。
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この段階で感じたのは・・・
とにかく剛性感が無い!
しょせんパイプ2本を寄せ付けているだけですからね、それも8ミリ径のパイプですから、場所が場所なので、よほど変な衝撃を食らうことはないでしょうが、パイプ先端に付くポンプの自重で、パイプに応力が掛かり、変形、最悪は破断なんてことも・・・?
そこで、少しでも剛性感を持たせるべく、フレーム的な物を持たせようと考えました。
もともとそのつもりで入手したGX100フューエルポンプブラケット、これを切った貼ったして、何とかならんかな?
そうそう、ポンプ底のマウントも、コレを使えれば、より一層剛性感が出・・・
何でこんな小さな穴にした!!
細身のポンプを通して、あとせいぜい板1枚くらいですわ。
これ、どうにか・・・なるの?
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