車内フロア出現サビ ケレン&防錆作業
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
前回の座席修繕の続きです。
助手席座席の後ろ下フロア
大したサビではなさそうですが
コーティングシートコートの割れ目から
内部に錆が見える。
2
経年変化でクラックがはいって、浮いたシール
コートはマイナスドライバーで容易に剥ぎ取れる。錆びの拡がりエンド(未浸食)ラインを確認する。
なんだこの範囲だけではないか。
ワイヤーブラシリュウターで
瞬時に錆びを除去
この特殊な色は製造当時のボディドブ漬け
コーティング。錆び以外のところは
まだしっかり残っている。
3
剥ぎ取ったシートコート部分を塗装
(サビキラープロ ガンメタ)
表面段差がかなりある。剝がしたシートコートとの段差です。
たまたま手のひらサイズで大きく剥ぎ取れたこのピースを貼り付けてみよう。
厚さは3.5mmくらいか 結構ある
裏面は硬いアスファルトといった感じ。
4
ガンメタ塗り24時間後に表層にPOR-15パッチパテを敷き詰め、接着剤代わりにする。
左半分 大きなピースを貼り付けたところ。
最初はジグソーパズルの要領で全て復元を試みようと思いましたが、他はピース(破片)が
小さすぎ(神経衰弱) やめました。
段差の部分をフィレット加工としよう
段差ラインに沿って線付け盛り付け。
他は表層をPOR-15パッチパテの白色で覆う。
指触硬化直前(6時間後のちょっと前)
柔らかいおもちぐらいの触感の時に押す
使用しているのは小瓶のフタでペッタンペッタン
力加減が難しい。強すぎるとプニュッと破れる。
POR-15パッチパテはパテといいながら
柔らかすぎ、表面成形は難しい。
硬化途上プロセスでの触るタイミングがある。
(このタイミングが難しい)
うす塗りと厚塗り 硬化時間も全く違う。
しょっちゅう触感でどうなったか確認が必要。表層うす塗りでも、冬場の今は指触乾燥までも6時間はかかる。(せっかち症には応えます)
また硬化後は削る気もおきないほど
カチンコチンになる。(画像は48時間後)
5
一方、運転席側の同じところは錆のステージが
はるかに上でした。(((+_+))
何処まで剝がせば錆のないところまで
いくのか・・・
こんなになった原因は判っている
昔あるところに外泊整備に出した際、 窓全開のまま露天で豪雨にさらされ、運転席側が金魚鉢とされた悲惨な経験があった。
ここには浸水した当時の水位レベル跡が今でも残っていました。
オーナーには黙ってフロント側はマットは剥いで
ドレンプラグを抜いて痕跡除去の掃除した跡が
ありました。(車両返却数年後に気づいた)
リア側は処置なしでそのままだったらしい。
今でも思い出すと不快ですが
今は黙々とケレン作業(サビ取り)に精をだす
剥ぎ取ったシートプレートは結構な量でした。
細かすぎるのと、手がかかりすぎるので
ジグソーパズル貼り付け復元は
運転席側はしない。
6
幸い谷部、一区画だけのケレンで済みました。
まだザクザク腐食にはなっていなく、
思ったより鉄はしっかりしてました。
サビキラープロ(ガンメタ)を塗ったところ。錆の上から塗れると唄われている防錆塗料でもケルンできるところは処置するのが私流。
乾燥後にPOR-15パッチパテで表層を被ったところ。「なんで床1面に被ってしまわないの?同色で
キレイに見えるのに・・・」
途中作業を覗いた隣のご主人に言われましたが、ボディ外装ならともかく、ノーマル正常部位は敢えて覆いませんでした。
結局、乾燥硬化を各過程で待つ関係上
フロアで3日を要しました。
7
車内フロアドレンプラグ(水抜き栓)は全12個
本来の裏側からでなく、車内側からシリコングリス円周囲に塗って打ち込むのが私流。(かなり打ち込みはカタイです)
このドレンプラグ毎の構造にもよりますが、
この方がフロア下のプラグ穴周囲が錆びない。
(リフトアップの面倒くささも一因あり)
錆範囲探しで一部フロアマット
(接着部分)を剝がしてしまったので・・・
復元するため
今度は接着剤でなく両面テープ貼り付け。
(ココはそれでもいけます)
貼り付け後
尚両面テープは透明の薄地タイプが本当は良い
(今回は保有切れで黒厚タイプをやむなく使用)
8
フロアマット復元後
再度この段階でもう一度掃除機をかける
座席を復元準備 サイドシル部を養生する(保険)
基本は人間フォークリフトで一気に
このサイドシルに接触させないで空中を、座席を
横断させる
座席が載ったところ
9
ボルト穴とシート金具の穴は正確に重ねる
座席の自重でボディボルト穴を少し被るが
この状態でボルトをラチェット締めするとネジピッチを痛める。
座席を少し浮かせて、指で締めれるところまで
締めてから工具(ラチェット)を使う。
(画像は前部取付部)
後部取付部も同様に慎重に締める
2~3山入ったら、すぐラチェトでジャッジャッと締めたくなりますが、指で根元のワッシャー近くまで締めてから、最後にジャッジャッと締めます。
運転席、助手席両方をつけると腰にかなりきます。今回は警戒して足の屈伸に体重かけてやりましたので無事載せられました。
(これだけで感動したりして・・・)
今の車の座席はコスモのそれよりはるかに大きく重いので自分では絶対に外したりはしません。
(((+_+))
リクライニングステーのネジをます締めして
シート表皮の裂けめを補修の想定が
気がついたら予想日数はるかにオーバー
古い車は開けたり、剥いだり、覗いたりすると
新たな発見、発覚、気づきが常にありますね。
弄くりまわすことは永遠につきないですね(笑)
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