• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ROTARY OF FAMEの愛車 [マツダ コスモ]

整備手帳

作業日:2024年3月27日

オイルフィラーキャップ 新品交換改め従来使用品修復

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
オイルフィラーキャップ
いつからかはもう分からないですが
ボンネット開けた時は時々何気に押す
大体片側が4~5mmほどナナメに浮き上がって
いるので・・・
2
経年で緩くなっているのでしょうか・・・・









そうだ昔実家の部品庫にストック品がある事を
思い出しました。
この際だから新品と交換しよう
コレは初代キャロル360用かな、たぶん
一緒サイズのはずと思って当時買った・・
5個もいらなかったかな(笑)



取付けようとしたら付けられない
見かけは同サイズ、全く一緒でも
取り付け部の径が違う(太い)。
画像Aがコスモスポーツ後期型用純正品





高さも一緒ですが、
取り付け部径のみ違うのですね。
当時のレシプロのオイルキャップ
(ヘッドカバーについてるやつ)と
互換ありと思っていました。
3
REのオイルフィラーパイプ口元内側仕様は3種類ほどあるのでついでに適応を調べてみました。
これは今車両についている
内側1段突起ありタイプ。
パイプ細すぎでダメ。





次に1970年代の内側突起なしタイプ
これもダメ。







最後にコスモスポーツより後世代のREに
使用されている
内側突起が2段ありタイプ
これもダメ。
パイプ内径自体はREは全て一緒でした。

4
単に太すぎるだけならカッターナイフで
細く加工すればいいと思い・・・
ケバブの切り出しの様に削ってみました。
真円に拘っていたら削り過ぎ。スカスカで失敗。
あと単なる流し栓の形状だとダメみたい
(振動で外れやすい)




トライ2作目 今度はロールペーパーやすりで
慎重丁寧に削る。ゴムを削るのが難しい。
回転速度は発熱を最小にするためスロー。
時間がいっぱいかかりました。






くびれと突起を作ってみたらいい感じ
のハマリ具合になりました。






 
・太すぎる未加工品
・大雑把削り過ぎケバブ失敗品
・くびれ付き加工成功品  3種です
5
嵌める時の手応えがよくなりました。
(パチッと押えが効いている感じ)
めでたし めでたしのところですが 
今回別の新たな発見がありました。






加工元(太すぎ品)の内側を何気に目を近づけて見ると、内側の溝にC環状のスナップリングらしき物が入っている。
ただのゴム成形品だと思っていましたが、
コレが入ってるの初めて知りました。




それなら
今まで使っていたキャップの内側にも入っているのかなと見てみると
溝にそれらしき物は入っていない!。
ひょっとしてゴム部が一部欠損している?
型成形には見えない。これはラジオペンチの類でスナップリングを取り除いた際にできた欠損の跡ではないか。
いつ?何処で?誰が?何のために? 
痕跡からはもはや判らない・・・
6
もしやと思いケバブ加工失敗品から
スナップリングを取り出し、いままで使ってキャップに移植を試みる。材質はばね用鋼だ。弾力を利用して内側から円形に外向きに突っ張っている。






もともと先の太すぎ品用なのでそのままだと長さがコスモ用には余ってしまう。
末端を3mmほどカットして内径を補正。






突っ張る張力は強い 組み込みは鼻息が大きくなる。上手に入れないと溝縁をさらに欠損を拡大させてしまう。
このあとシリコングリスも併用して組み込み成功。






うまく組込めました。
一部縁の欠損は過去「剥ぎ取り者」の跡
なんか筒部の外周を触った時
しっかりした感じに・・・
7
なんだ ただのスナップリング欠損だった。
 しっかりとはまる様になりました。
しかしまぁ・・・・






時間かけて加工した初代キャロル用新品と治したコレのどちらを使うか・・・
というのも、この部品ほど
「新品交換映えがしない」部品はないかも・・・
むしろ56年使用した古物のほうが何故かツヤがあり質感がいい。
長い歳月の間 指で触れたり、ウエスで表面拭われたりしてこうなったのだろう。
多少硬度は上がっているものの脱着感触は新品と差異はない。


歳月に敬意を示し
従来使用の古物のほうを装着しました。
ピッタシ加工品は予備ストックにするということで落ち着きました。
8
追申
RE用オイルフィラーパイプ 仕様確認のついでに
マツダRE車全車種適応と明記されていた
マツダスピードのローター形オイルキャップが
ほんとうにRE全車種につけられるか
確認できました。





コスモスポーツの一部の世代部品にはつけられないものがある。
(画像の内側突起無しタイプ)



たかだかオイルフィラーキャップに時間を費やされましたが
・初代キャロル用の代用には加工が必要
(完全互換ではない)
・環状スナップリングが内側にはめられている
・キャップが浮足ぎみになるのは経年劣化でなく スナップリングの「謎の剥ぎ取り」に起因

この3つが今回の学習でした。
最後のスナップリングの「謎の剥ぎ取り」は
永遠に謎のまま・・・?

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

車体裏側&ブレーキ重点整備

難易度:

車内フロア出現サビ ケレン&防錆作業

難易度: ★★

ヘッドランプ交換

難易度:

座席修繕 VOL.2

難易度:

座席修繕 VOL.1

難易度: ★★

ブレーキペダルパッド交換

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「日射しが強くなって、ほのぼの休憩が辛くなったら、ビル谷間のココで休憩 昔はベンチで一服しながら立ち昇り消える煙と自分の車を交互に眺める哲学的なひとときでありましたが、禁煙4年目の現在はショウウインドウ内の季節ごとに変わる服飾をぼんやり眺める。」
何シテル?   04/26 06:37
ROTARY OF FAMEです。よろしくお願いします。1968モデル(後期型 初期生産モデル)を愛用しています。ロータリーエンジンのフィールを満喫、感謝してい...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

愛車一覧

マツダ コスモ マツダ コスモ
コスモスポーツ(L10B) 後期型 初期生産モデル 1968年11月製造
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation