2019年11月12日
4 NOV 2019 探し物は見つかりませんでした
連休最終日。下山の日である。
下山の前にいくつか登らなければならない。
2週間前の大山下山時に挫いた左足首、その後の両膝の痛み。
連日、湿布を貼付し、とうとうかぶれてきた。
5週連続登山の〆でもある。
しかし、昨夜から曇天。昨日より天気は悪い。
どうしたことか。
昨日と同じルートを登る。そのルートで3週間前タオルをなくした。結局見つからなかった。
登り切って北千里に出る。北千里といっても阪急とは関係ない(娘は地下鉄(御堂筋線)といったが残念だ。いつも詰めが甘い)。
その先まで3週間前に来ている。すっかり風景が変わった。緑が赤茶である。
季節は進んだものだ。
しかし辺りはとうとう濃霧となった。久住別れに到達したことには五里夢中である。
娘をおいて、中岳の方に向かった。落し物のTRDチェイサーのトレーナーを探した。3週間前は緑の低木を掻き分けて進んだ記憶があるが、いまや枯れ木である。創作時間30分とうとう見つからなかった。靴下は鼻から探さなかった。
諦めた。
濃霧である。この先どうするか。さっさと下山するか、居残って晴れを待つか。
天気予報では12時以降15時までは晴れるという。未だ10時前。
一度、牧ノ戸まで下山してその先を考えることにした。
晴れたら再度登る。でなければ九酔峡の大吊り橋にいくか。
途中少し霧が晴れて、星生山の斜面にみやまきりしまが転々と見える。この紅葉を逃すことはできない。なんとか晴れないものか。時間をどう費やすか。
途中の登山路で休憩するのもちょっと。沓掛山まで下山した。あとは舗装された下山路・・・。こおこでうだうだしていると雲の切れ間から下界の高原が見えてきた。
これはいける。急遽コンロを出して急いで昼食とする。ザックをひとつ置いてアタックだ。目指すは扇ガ鼻。降りた道をもう一度行く。
時間との戦いだ。当初は牧ノ戸から長者原へは歩くことにしていたがバスを使うことにしよう。
扇が鼻で肥前城に向いてヤッホーと叫ぶ人がいる。これはすばらしいヤッホーポイントであった。
科学的には距離にして300m、樹木が生えない反射しやすい環境で
よくヤッホーとこだまするという。
なんとこの斜面、ヤッホーが幾度も響くのである。反射が複雑で、谷先の広がりのほうからも聞こえるのだから、面白い。
紅葉の遅いとはいえ低いところはなかなかに赤い。
満足。
標高にして1700m以上は先週、1500m~1200m辺りは見頃といた感じだった。
下山する。途中追い越したご夫婦から声をかけられる。もうすぐ下山ですね、これからまだ長者原まで行かないと、じゃあ乗っていくといいよ、本当に甘えますよ、いいのですか?いいとも。
いい出会いでした。ハイシーズンの久住山、出会いが楽しかった。
濃霧の中、不安げに進む登山者(当方下山者)、大丈夫? 五里霧中でした。
途中、待機している親子。晴れるかな?12時からは晴れると。紅葉がよかったですよ。じゃあ、登るか。
再登山時、またこれから登るの?下は霧だったけど上は晴れてたよ。ほらまた上は曇ってきた。僕の予想では晴れますよ。
下山して長者原で、また逢いましたね。
こんなに気分のよい登山はどれだけ振りだろうか。
日常世界に会話のないだけに。
6月の咲き誇るみやまきりしまの頃にまた来たい。
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Posted at
2019/11/12 22:22:35
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