自動防眩ルームミラーの取り付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
GENTEXの自動防眩ルームミラーの取付手順の記録です。
事前準備として内装を養生します。今回はルームミラー周辺と助手席側Aピラー周辺、助手席足元をいじるので、ダッシュボード全体とハンドル、センタークラスター、前席座面をバスタオルや養生シート(梱包資材のようなもの)で養生しました。
最低限必要な工具類は、
・トルクスドライバー
・電源取り出しカプラー
・結束バンド
・防振スポンジテープ
・ビニールテープ
・ハサミ
くらいかと思います。他にパーマセルテープを少し使いました。
また、室内灯のドア連動をオフにしておきました。
2
3
台座の比較。上が純正ミラー、下がGENTEXの自動防眩ルームミラーです。どちらもウェッジマウント形式で、固定にはトルクスネジが使われています。
4
自動防眩ミラーを取付けます。ネジは自動防眩ミラーに付属のものを使用。コードは上側に出しました。
5
配線前に車両側の接続位置を確認。アクセサリー電源とアースは助手席側の足元左側にあるジャンクションボックス奥のオプションカプラー(赤丸)から取ります。カプラーにはカバーがはまっているので外します。
6
オプションカプラーにはまっていたカバー(右)と電源取り出しカプラーを並べてみたところ。電源取り出しカプラーは常時電源(黄)、アクセサリー電源(赤)、アース(黒)が取れるタイプで、先端はダブルギボシ加工済みのものを購入。Amazonで1,540円でした。
7
電源取り出しカプラーをはめたところ。この時点でミラーからここへのおおよその配線ルートを確認しておきました。
8
ミラーのハーネスはミラー位置から助手席側Aピラーまではフロントガラスと天井ライニングとの隙間に埋め込みながら配置していきます。
写真の最難関(?)のAピラー固定クリップ取り外しは諸先輩方のおかげで悩まずに済みました。この場を借りてお礼申し上げます。
9
Aピラー再装着に備えて、必ずクリップを元の位置に戻しておきます。パチンとはまります。
10
ピラー内の純正ハーネスに沿ってミラーのハーネスを設置していきます。ミラーのハーネスは少し太めの表面に光沢のある線(一番上)です。
11
概ね純正クリップと同じ位置で純正ハーネスに結束バンドで固定。
12
2つ並んでいる白い純正カプラーの間に通しつつ、Aピラー根元で他のハーネスと共に固定しました。
13
純正ハーネスはAピラー根元からそのまま下へ降りて行っているのですが、配線通しで探っても下へ抜けませんでした。
無理はせず、ドアモールと内装との間を通すことにしました。
14
ドアモールを引っ張って外すと「ここを使え」と言わんばかりの溝が内装パネル側にあったので、そこに這わせました。経年でのベタつきが少ないパーマセルテープで固定。
15
助手席側足元のジャンクションボックスに到達。ミラーのハーネスにはヒューズがついているため、アクセスしやすいようにジャンクションボックス手前の空き空間にヒューズボックスを配置しました(赤丸)。
ここでハーネスを接続して動作確認。奥から出てきている赤/黄/黒の配線がオプションカプラーからの線です。
オプションカプラーからの線はダブルギボシ(メス)、ミラー側はギボシ(オス)なので差し込むだけです。ミラーの電源線はアクセサリー電源へ、アース線はアースへ差し込みます。
動作確認は本来なら商品開封直後に行いますが、前車で稼働実績があったため、このタイミングで行いました。セーフティセンスのセンサーカバーを外した状態で車両電源を入れてもエラーは出ません。
動作確認後は各ギボシ接続部のカバーをずらしてはめ込むとともにビニールテープを巻いて絶縁処理をしておきました。
16
オプションカプラーまでは純正ハーネスに沿わせて結束バンドで固定。
17
ミラー部に戻り、ハーネスの整理とコネクターに低級音防止のスポンジテープを巻き付けます。調整のためトルクスネジを外していますが、このあとに締め付けました。
18
セーフティセンスの前方カバーを戻したところ。ミラーのステーとハーネスのコネクターはこんな位置関係にしました。
19
セーフティセンスのカバーの小さい方も戻し、室内灯のドア連動をオンに戻して作業終了。
後片付け後に以下を確認して完了です。
・車両電源オンでエラーの無いこと
・走行中に異音や異臭の無いこと
・既存各機能が正常であること
・自動防眩ミラーが正常動作すること
・ドアロックが正常動作すること
・ドアロック後に点灯中の灯火の無いこと
・翌朝に補機バッテリーが上がっていないこと
いずれも問題ありませんでした。
20
今回は、配線についてはオプションカプラーとギボシでの接続により純正配線には一切触らず、切断やエレクトロタップによる損傷が無くて済みました。何かを割り込ませるようなこともしていません。
何らかの変換や加工も不要で、純正への復旧も楽かと思います。
内装パネル類の脱着が出来れば難易度は高くはなく、一番悩んだのはジャンクションボックスのところで配線をきれいにまとめることくらいでした。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( ルームミラー交換 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク